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100日のアートブック 68日目 「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」図録

2012年、東京都現代美術館で開催された「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」展の図録です。
もう13年も前なのですね!

CG技術が発達し、ミニチュアを使っての撮影が激減している。
ミニチュアが、その制作技術やこれまで"特撮"を支えてきたあらゆる技術が永遠に失われてしまう!
今、保存しなくては!!
そんな危機感から企画されたというマニア垂涎の展示。
ジブリ時代に「風の谷のナウシカ」で巨神兵のシーンを担当していた庵野秀明企画の特撮版「巨神兵東京に現る」(監督 樋口真嗣)も上映されました。

個人的には、とにかく圧倒的に手先が不器用なのでミニチュアや模型を作りたい欲は希薄なのですが、なぜか特撮の仕組みには興味がありました。
現実にはありえない風景をどう創り出すのか…?
子ども心にも「この映像は偽物」だと判ってはいるのですが、ストーリーに入り込む中で造り物が本物になる瞬間があるのです。
展示では人間がミニチュア世界に入れるスペースもあり、そんな特撮心を十分に満足させてくれました。

CGは(そしてAIは)思い描くイメージを自由自在に絵にできる、これは素晴らしい技術です。
一方でミニチュアを使った手作業の特撮は多くの人の協働で、予算やスケジュールの縛りがあり、ハプニングなども込みで思いがけない効果が生れることもある。
何より、物凄く大変で、物凄く楽しそう!

これまでの、モノづくり。
これからの、モノづくり。
もしかしたらモノがなくてもできるモノづくり。
映画について、アニメについて、創作について…
考えさせられることばかりです。

最後になりますが、このミニチュアや模型満載の図録にはカントクくん(安野モヨコによりキャラクター化された庵野秀明監督)も登場しますよ (^_-)-☆。
モヨコファンにもご覧頂きたいです。

映画ができるまでを記録したこちらも貴重な一冊。
原作は言わずと知れた宮崎駿。
イメージスケッチ、絵コンテ、雛形造形、特撮の秘密を余すところなく伝える写真満載の制作風景などなど。
※黒のスタイリッシュな表紙に私のスマホが映り込んでますね…、すみません。
家のあちこちで撮影したのですが、黒は難しかった! 後日撮り直しますm(__)m


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