私の米国株自動分析システムの設計を全部見せる【スマホで周回!#9】
こんにちは、スマホ投資パパです。
スマホだけでできる米国株の自動分析システム、第9回です。
前回は、なぜ私がミネルヴィニ流を採用しているのか、そしてその考え方をベースにしたシステム全体の流れを紹介しました。
最初に、なぜこの記事を書くのか、本音を書きます。
このシステムを作る過程は、
ゲームで言えば「死にゲー」でした。
説明書もない。攻略サイトもない。投資家の本やセミナーに触れても、「実際にどう組み立て、毎日どう回しているのか」という全体像まで見えることは、ほとんどありませんでした。
しかも投資の死にゲーは、痛恨の一撃を受けても宿屋で全回復とはいきません。
結局は、自分のお金を市場に置いて、少しずつ覚えていく。その繰り返しでした。
もっと早く全体像を持てていたら、もっと効率よく前に進めたはずだと、今でも思います。
「こういう流れで作ればいい」
「最初はここまでで十分」
——その目安があるだけで、迷う時間はかなり減るからです。
だから、ゼロからすべてを一人で抱え込む必要はない、と伝えたい。すでに試行錯誤を重ねた土台を使い、自分のスタイルに合わせて調整していく方が、はるかに前に進みやすい。
この記事は、その「土台になる全体像」を渡すための回です。
今回は、その全体フローの中身に入ります。
前回の記事では、システム全体を8ステップの図として紹介しました。
ただ、全体図だけを見ても、実際に作ろうとすると疑問が残ると思います。
それぞれのステップで何を見ているのか。どの処理が毎朝Slackに届くのか。どこまで自動化して、どこから人間が判断しているのか。
今回の記事では、前回の全体図をベースに、8ステップそれぞれの役割と、実運用で見ているポイントをもう一段深く紹介します。
これはコード解説記事ではありません。むしろこの記事で伝えたいのは、コードを書く前に決めるべき「設計」です。
私自身、ここが見えないまま進めたことで、かなり遠回りしました。
書籍を読み、AIと壁打ちし、GitHub Actionsで動かし、Slack通知を見ながら修正する。
その繰り返しで、ようやく「毎日スマホだけで確認できる形」まで持ってきました。
もちろん、完璧なシステムではありません。
むしろ今も周回プレイ中です。
ただ、実際に運用している仕組みとしては、すでにかなりの処理があります。
ユニバース作成、保有銘柄更新、全体相場判定、業種スコア集計、銘柄スコア集計、ブレイクアウト検知、サマリー生成、保有銘柄アラート。
これらをGitHub Actionsで動かし、結果をSlackに集約しています。

本記事では、コードそのものの解説や、各関数・パラメータの詳細までは扱いません。今回の目的は、実装前に迷いやすい「全体設計」を整理することです。
この全体像を先に持っておくことで、個別の実装記事を読む時にも、各モジュールの役割がかなり理解しやすくなるはずです。
各処理の細かいロジックは今後の記事で掘り下げます。ただし、その前に全体設計を押さえておかないと、個別機能だけを作っても実運用ではつながりません。
今回の記事は、後続の記事を理解するための土台になる回です。
読み終えたとき、あなたの手元にはこういう地図が残るはずです。
・数千の米国株から、毎朝見るべき銘柄群だけを自動で絞り込む流れ
・「今日は攻めるのか、守るのか」を感覚ではなく指標の状態で切り替える考え方
・どの業種に資金が集まり、どこから抜けているかを毎朝つかむ方法
・動き出した銘柄を、高値追いではなくリスク最小の一点で捉える設計
・そして——どこまでを機械に任せ、どこから先は絶対に自分の手で握るのか、その線引き
ここから先では、8ステップそれぞれについて、なぜその処理が必要なのか、毎日見るべき出力は何か、自動化しすぎると危ない部分はどこか、という観点で順番に見ていきます。
——では、その地図の一枚目から見ていきます。
1. ユニバース作成
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