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区職員の名札着用開始【8月1日 今日は何の日】(大田区) #407

※本記事は
 Otapedia 公式note(https://note.com/fine_rat5784)のみで
 公開しています。
 無断転載・改変・商用利用を禁じます。
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※史料に基づき記述していますが、
 必要に応じて
 考察が入る場合があります。


役所職員の名札着用の歴史

1990年代から2000年代にかけて
行政改革や
責任感の向上を目的として
フルネームでの
名札着用義務化が進みました。


大田区の名札着用

1995年 (平成7年) 8月1日より
名札の着用を開始しました。


大田区職員服務規程

1998年 (平成10年) 4月1日
に施行された
大田区の服務規程には、

職員は法令や上司の命令に従い、誠実・公正に職務を遂行すること。
公務員倫理を守り、公私を明確に区別すること。
セクシュアルハラスメント、パワーハラスメントなどを禁止すること。
職員証・名札を適切に管理し、職務執行時には携帯・着用すること。
出勤・欠勤・出張・退職などの手続きを定めること。
勤務中の情報管理や事故報告など、職務上の服務規律を定めること。

これを読むと
平成10年当時には、
「パワーハラスメント」
という表現はあるものの
「カスタマーハラスメント」
という文言は見当たりません。


名札について

なお、
服務規程の第4条では、
職員は、職務の執行に当たっては、
 名札を着用しなければならない。」
と定められています。


社会環境の変化と新たな課題

2010年代前半、
インターネットやSNSの普及により、
顧客による
悪質な迷惑行為が社会問題として
注目されるようになりました。
こうした行為は
「カスタマーハラスメント(カスハラ)」
と呼ばれるようになりました。

平成10年当時の
規程を振り返ると、
現在のように
“職員を守る”という観点から
この問題が
制度上で広く意識される時代では
なかったことがうかがえます。


名札着用の意義の見直し

紙製名札への変更
顔写真の廃止
フルネームから「名字のみ」への変更
個人情報を表に出さない運用
カスタマーハラスメント対応方針の策定
職員保護を目的とした名札デザイン
などさまざまな見直しが
進められました。


おわりに

サービス向上のために始まった
名札の着用でしたが、
時代の変化とともに
そのあり方も
変容していきました。

Otapediaは、
大田区役所が
名札着用を開始した
8月1日を
「大田区記憶の日」
として記録します。

Otapediaは、
大田区の記憶を
未来へ遺すという
理念のもとに活動しています。

私たちは、
その“名を失いかけたものたち”に、
もう一度まなざしを向け、
記憶の岸辺に呼び戻す営みです。

人々の活動や風景、
残された痕跡は姿を消しても、
地域に刻まれた軌跡を
未来へと伝えていきます。

記事内で使用している
独自の顕彰は、
Otapedia独自の呼称」であり
大田区公式の認定ではありません」。


出典
 1.『大田区史五十年史』年表・資料・索引
 2.『服務規程』大田区役所 平成10年4月1日 訓令

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