純粋な恋愛感情を抱く人はほとんどいない
恋愛感情って、純粋なものだと思っていた。
ただ相手が好きで、惹かれて、自然に始まるものだと。
でも、いくつかの恋を重ねると気づく。
「好き」の中身は、案外いろんな感情が混ざっている。
寂しさを埋めたかったり、
誰かに必要とされる実感がほしかったり、
高嶺の花を落とせそうな自分に価値を感じたり、
自分にないものを持っている相手に憧れたり、
その人に選ばれた“自分”を好きになっていたり…。
それが、
出会ったタイミング、
外見の好み、
接点の多さ
などが重なると、恋愛感情に持ち込もうとする。
人は恋愛を通して、自己肯定感や安心感を補おうとする生き物。
そうした感情が入り口になって、関係が始まることの方が多い。
大切なのは、そのあと。
期待や不安、承認欲求が少しずつ落ち着いたとき、
「それでも、相手を思いやれる気持ちが残るかどうか」
条件がなくなっても、
満たされなくても…
それでも、「この人を大切にしたい」と思えるなら、
そのとき初めて、純粋な愛に近づいていくのかもしれない。
恋愛感情は、最初から完成しているものじゃない。
混ざり物があって、揺れて、削ぎ落とされて、
最後に残ったものこそが、本当の気持ち。
そう考えると…
「好き」って、今まで以上に大事に扱いたい言葉だよね。
