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フルタイム母と障害のある息子の『就活』終盤〜親の理想と本人の希望〜

就活終盤
 卒業後の就労先を決めるために現場実習を重ね、実習は残すところあと1か所となりました。
最後の実習を終えたら、これまで実習した中から就労先を決めることになります。
夏休みも最後の実習先を決めるための就活が続いています。

学校から勧められた見学先で不穏になった息子
 夏休み前、学校が勧めてきた就労先がありました。
息子のことをよく知る学校からの紹介なので、親は「ここは良いかもしれない」と思い実習を前提とした見学をする事にしました。
仕事内容や環境を聞いてみても、親からすると魅力的。
「ここで実習してみるのもいいのでは?」と思いました。

 ところが、本人の反応は違いました。
中に入るなり、息子が突然「うらめしやー」と言い、目をこすりながら髪を抜き始めました。
霊感でもあるの?と思ってしまうほどでした。
必須事項のトイレチェックもしませんでした。


車に乗るとスッと落ち着ついた息子。
「ちょっと、お母さん仕事休んだんだよー、何なの今日は」と叫んでしまいました。
親には分からない「何か」があったのかもしれません。
本人の反応も大切なサイン。本人に合う場所を探したいと思います。
 
 ちなみに今までの事前見学や面談の際は親も感心するぐらい落ち着いて座っていました。


親の「良い」と本人の「合う」は違う
 
親が「良い」と思った場所でも、本人が同じように感じるとは限らないと改めて実感しました。
 私たち親は、つい「ここなら安心」「ここなら将来につながる」と、条件を見て判断してしまいます。
仕事内容、通勤はできるか、支援体制は整っているか。
もちろん、それらは大切なこと。
でも、本人にとっては、それだけではない。
場所の雰囲気。音や人の多さ。過ごしたときの感覚。
言葉でうまく説明できなくても、本人には「ここは合う」「ここは違う」という感覚があるのかもしれません、
息子の場合、自分の気持ちを言葉で伝えることは難しい。だからこそ、本人の表情や行動、反応をよく見ていく必要があると思います。

面談で感じたモヤモヤ
夏休み中、学校で面談がありました。
就労選択支援の担当者、自治体に担当職員、担任、相談員、私と息子。

 新たに始まった就労選択支援はまだ自治体も手探りの様子。今回の面談では、息子の「できないこと」についての厳しい評価も聞くことになりました。
必要な評価だと分かっていても、親としてはモヤモヤしてしまう。
「できない」だけで息子を見てほしくない。
「計算ができませんでした」「漢字も読めませんでした」「できないのにできると言います」等。この世界でこの評価は辛い。
できないことがあるからこそ、どうすればできるのか。
どんな環境なら力を発揮できるのか。そこも考えてくれているようだけど、できないことに対する評価に傷つく母でした。

最後の実習先を探し続ける
 親の理想と本人の希望。その違いに気づくことができ夏休み前半は終了。
 フルタイムで働きながら、息子の就活を支える母。迷い、悩み、モヤモヤすることも多く、そして就活や面談で有給を使ったためお盆は仕事。大型連休中の夫と『夏休み』を楽しんでいる息子。私が仕事から帰宅するとかき氷機でかき氷を作ってくれます。笑顔の息子の横でかき氷、癒しの時間です。

 夏休みの就活は継続中。
残る実習は、2学期以降にあと1か所。笑顔で過ごせる場所を息子と一緒にみつけたいと思います。


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