【新人公演】雪組「ボー・ブランメル〜美しすぎた男〜」感想①(律希奏、華純沙那、苑利香輝)
ライブ配信にて、雪組の東京新人公演「ボー・ブランメル〜美しすぎた男〜」を観劇しました。
雪組の次世代スターはこの人たちです!!!とわかりやすく押し出してくれる配役で、かつ、これからの雪組は安泰だなと感じる舞台でした。
この作品の本公演はまだ観劇できておらず、本公演との比較はできませんが、率直な感想を書きたいと思います。
1. 脚本と音楽の所感
今回の作・演出は生田大和。
作曲をフランク・ワイルドホーンが担当ということで、大好きな「ひかりふる路」のコンビだと作品発表当時から大きな期待を寄せていました。
新人公演の担当は力石明先生なので、新人公演しか見ていない分際でとやかく言うのは的外れかもしれませんが、
個人的には「ひかりふる路」ほど好みの作品ではなかったですね。
簡単にいうと、どのキャラにも萌えない…かな。
私は頭の中で二次創作をしたくなるような作品が大好きで、それぞれの人がもっと人間らしく複雑な感情を抱えていてくれると、妄想のしがいがあるってもんです。
この作品は全体的にシリアス調で、葛藤や孤独を主軸としているにもかかわらず、時代背景や周りの人間の思惑はどこかフワフワしている。
ボーブランメルは実在した人物なのに、フィクションっぽい生き方をしているからそう感じるんでしょうか、、、?
世間知らずの皇太子、普通にまともな議会、いろんな思惑が渦巻くはずの社交会も「楽しい!プリンス大好き!」みたいな人ばかりに見えたので、何回も見て考察したくなる小難しさがもうちょっと欲しかったですね。
過去も抽象的に描かれているので、物語上大事なはずの父親の心理もイマイチ分かりませんでした。
ただ、新人公演では伝わってこなかっただけで、本役さんはめっちゃ沼が深いタイプのキャラがいるかもしれません…
音楽は節々にワイルドホーンを感じるメロディとピアノではありましたが、ひかりふる路やボニクラほど、印象には残りませんでしたね。
何度も聞いて覚え始めたら、また感想は変わりそうです。
2. メインキャスト感想
律希奏(ボー・ブランメル役)
109期、まだ研3での新人公演主役という大抜擢。
映像で見ている分には、緊張で縮こまった様子も見受けられませんでしたし、舞台後のあいさつまで本当に立派で感動しました。
綺麗な顔立ちとスタイルからアイドル的なキラキラを感じて、今の雪組には珍しいタイプのスターさんですね。
抜擢の早さから、あがちん(縣)、かなちゃん(華世)、えんりこ(苑利)に続く御曹司の香りがしますが、上記ギラギラ3人組と比べてサラサラしてました。笑
極美慎の面影を感じる、現代的で愛嬌のあるイケメンって感じ。
今回は、周りを固めるメンバーが新人公演とは思えないような盤石の布陣だったので、歌も演技も普通レベルに見えてしまいましたが、
研3で完成したビジュアルを持っていて、かつ堂々としているので、それだけで100点です。
歌声の迫力がもう少しあれば、狂気的なシーンがもっと魅力的になりそうだなとは感じましたね。
あと、この役自体が朝美絢のギラギラした美貌があって成り立つ役なので、お顔の系統(律希くんはシュッとしたお顔)が役と少し合ってないように思いました。が、かといって、じゃあ誰ができるんだと言われたら誰にもできないので一旦置いておきます。
まとめると、圧倒的ビジュアルを持ち、歌も演技もそつなくこなせる。(まだダンスの良し悪しはわかりません。)これは、そりゃ御曹司に値するなと肌で感じました。
ちなみに、私のご贔屓は華世京さんなので二人の関わりが気になるところではありますが、「小顔なのにちゃんと肩幅があって、手足が長い」という奇跡のスタイルを持った2人なので、並んだ時にとてもお似合いで嬉しくなりました。
華純沙那(ハリエット・ロビンソン役)
実力を感じるヒロインでした。
といっても、その実力は十分知っているものだったので、さすがまるちゃんって感じですね。
ここ最近、姉さん気質な役が似合っていたので、律希くんとのコンビでは姉さん女房になっちゃうかと思いきや、、、いい意味で学年差を感じない、可愛い演技でした。
そうだ、この人素朴ヒロインが一番似合うんだった、、、(双曲線上のカルテより)
素朴ヒロインが似合う可愛らしいお顔な分、夢白あやのノーブルなお顔立ちとは正反対なので、そこだけ少し違和感はありましたが、まるちゃんの演技は完璧でしたね。
歌も上手いし、セリフの声も好きです。
ベルばら新人公演でのモンゼット夫人や同期のバウ「ステップバイミー」での上級生的ポジションを経たことで、安定感に加え貫禄さえあるように感じました。
あと、どの舞台を見てもですが、まるちゃんの表情の作り方が見てて楽しいんですよね。
後ろで小芝居をしている時でも視線を惹きつける感情豊かな表情をしてくれるので、いつもオペラグラス泥棒になってくれます。
どうやら本公演でも、まるちゃんの魅力を活かせる大きな役を掴んでいるようですし、嬉しいばかりです。
正直、前回のバウ「ステップ・バイ・ミー」でヒロインじゃないことに少々不安になりましたが、あれは脚本の都合上もあって、それぞれの適役でした。
今後、トップ娘役になるかどうかはさておき、ここでもう一度新人公演ヒロインを演じたことは、やはり次の雪組で娘役2番手の位置に来るんだろうなと感じています。
現状雪組のヒロイン経験者たちは、みんな実力があって、違う魅力があって、、、推しを1人に選べないし、みんなトップになってほしいしで困ってます。笑
苑利香輝(プリンス・オブ・ウェールズ役)
えんりこくんも本当にスターの風格があります。
感情の表現が大きくて、舞台姿に迫力を感じました。
前回初めて新人公演主役をしたものの、2番手役は初めてですし、まだ研4のはずなのに路線スター感がひしひしと伝わります。
下級生らしい迫力と勢いがある反面、濃すぎないか、、、?と思う部分もあって、見てる人の好き嫌いが分かれるところだと思いますが、これからどんどん洗練されてカッコよくなるはずなので、なんの心配もないですね。
今の雪組若手で言うと、はばまい(音彩)、のりぴー(紀城)、かなちゃん(華世)、まるちゃん(華純)、はなちゃん(白綺)、、、
ここら辺のメンバーが新人公演で想像してるクオリティーを余裕で飛び越えてくるので、早熟が正義っぽくなってますが、えんりこの下級生感が私は最高だなと思ってます。
まあ、どうせ落ち着いたイケメンになるならもうちょっと無邪気な時期を楽しんでもいいですよね。笑
(かなちゃんファンとして、最近のあまりの急成長イケメンっぷりに下級生の刹那を感じています)
今回のえんりこはプリンス。
本公演は見ていませんが、なぜかえんりこの演技に瀬央さんの面影は感じませんでしたね。(今回は私の知らない瀬央さんなのかも????)
かわいいおバカプリンスで、狂気的な部分も持ち合わせている。
おバカな雰囲気も上手でしたし、狂気的な表情も似合っていました。
歌は相変わらず上手で、ハリのある大きな声がすごくよかったです。
えんりこはダイナミックでギラギラしたダンスが一番好きなので、今はショーでバックダンサー的に爆踊りしてくれることを期待しています。
ちなみにえんりこの問題ではないですが、今の雪組は瀬央さん、あがちん、かなちゃん、えんりこの4人の似合う役が被っている印象があります。
(その4人以外、すわっち、はいちゃん、さんちゃん、よっしー、のりぴーとかは全然違うタイプなのでそこまで問題はないですが、、、)
特にすぐ上のかなちゃんは劇団全体でみてもわかりやすく目立ってるので、えんりこは難しい立ち位置になりそうですし、あがちんがトップになる頃には組み替えがあるかなと思います。星組とか似合いそう。
長々書きましたが、まだまだ続きます、、、
