【敗者のゲーム・序文】名言まとめ①長期資産形成(インデックス投資)で失敗や後悔、負けを避けるための最良の戦略とは?
こんにちは、FP長谷川です。
投資には数々の名著がありますが、僕がおすすめしたいのは、チャールズ・エリス氏の『敗者のゲーム』です。
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和訳されたタイトルが本来の意味をわかりづらくしている感があるのですが、WINNING THE LOSER’S GAME、つまり敗者のゲームに勝つための戦略に特化した投資本となります。
敗者のゲームとは、プロが席巻する株式市場でアマチュアが勝とうとしても情報量や知識、スピード、経験、資金力などにおいて圧倒的に不利であるため、どう頑張っても負けるに決まっているという分の悪い勝負のことです。
アマチュア(投資の初心者)がのこのこ株式市場に現れて、限られた資金で株を売買したところで、プロの食い物にされてお金を奪われるのが関の山。ほぼ負けが確定している敗者のゲームなのです。
プロボクサーたちが戦っているリングに素人が上がったところで、ボコボコにされて秒で終了しますよね。それと同じです。
ただし、だから初心者は投資をするな、というわけではありません。そんな右も左もわからない羊ちゃんのような素人でも勝ち筋があるのです。それが、インデックス投資です。
インデックス投資とは、特定の株価指数(日経平均やS&P500)に連動した投資信託に長期で分散投資をしていく手法です。市場をまるごと購入するのに近いため、経済成長(市場平均)に則した資産の増加が期待できます。
投資というと積極的な売買を繰り返すアクティブ投資のイメージが強いですが、アマチュアである投資初心者がアクティブ投資で勝ち続けることは難しいです。1回や2回は勝つことがあるかもしれませんが、それを継続することや何度も再現することはほとんど不可能です。
一方、インデックス投資なら暴落する可能性はあるものの、長期で見れば市場平均に連動した形で資産が増やせる可能性があります。例えば、米国の優良企業500社の詰め合わせパックとも言えるS&P500なら、年9%程度のリターンが期待できます。また、そのまま何もせず持ち続けることができれば、リターンは複利で積み上がりますので、資産が指数関数的に増大する可能性も秘めています。
あれこれ考えたり、がちゃがちゃ動かさなくても、どんな素人でも結果が出せる。それがインデックス投資なのです。
そんなインデックス投資の優位性やアクティブ投資のリスクを徹底的に解説した本が、『敗者のゲーム』。長期で資産形成したい方は、ぜひ読んでいただきたい!でも、すごく分厚い本だし、内容も濃いので、どこが重要で、何を重視すればいいのかわかりにくいというのも事実。
そこで今回は、準富裕層FPの僕が、敗者のゲームの序文から名言を5個ピックアップしました。長期資産形成(インデックス投資)で失敗や後悔、負けを避けるための珠玉の名言ばかりです。投資初心者でも実行可能な最良の戦略と言っても過言でありません。
この記事を読めば、最短でインデックス投資の本質に迫ることができます!
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敗者のゲーム【序文】
まずは投資の名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者である経済学者のバートン・G・マルキール氏が寄せた『敗者のゲーム』の序文についてご紹介していきます。
①(テニスでは)アマチュア同士で試合をすると、プロのようにドロップショットや力強いサーブで点を取って勝つのではなく、ミスが少ない方が勝つ。淡々とボールを返し、相手のミスを待つのが最良の戦略だ。
僕はテニスの経験があるのですが、その腕前はまさに素人です。そんな僕が試合に出た時、相手に点を取られて負けていると思っていました。でも、よく考えたら、ダブルフォルトやオーバーライン、ネットに引っ掛けることによって、失点を重ねてばかりいたことを思い出しました。
つまり、相手に負けたのではなく、じたばた動き回った挙句に自滅していたのです。
そもそも相手に勝てるようなサーブやスマッシュを打てる力量なんてありません。そのため、華麗なサーブを決めようとしたり、相手を出し抜くスーパーショットを打とうとするのではなく、丁寧にボールを返し、自分がミスをしないようにすることが生き残るための最良の戦略だったのです。
投資もまさに同じ。素人がじたばた動き回ったところで勝ち目はありません。では、どうすればいいのでしょうか???
②投資も同じであり、市場に勝とうとしないことが一番よい方法だ。すべての株式に投資するインデックス・ファンド(投資成果が特定の市場平均指数に連動するように運用されているファンド)を買って所有し続け、経済成長を待つことが、投資の成功法だ。
素人が投資で成功するためには、市場に勝とうとしてじたばた動くのではなく、インデックスファンドを所有し続け、あとは待つだけということです。
えー???それだけでいいのー?!って思いますよね。そうです、それだけでいいのです。
シンプル・イズ・ベスト。インデックスファンドを買ったら一切何もしない。ただじっくりと待つ。これが株式市場で素人が生き残るための最良の戦略なのです。
なぜそんなことが言えるのでしょうか?なぜなら、ほとんどのプロの投資家も長期的にはインデックスファンドには勝てないほど、インデックスファンドの成績は優秀だからです。
③毎年3分の1のアクティブ・マネジャーしかインデックスに勝てない。さらに、1年間勝ったアクティブ・マネジャーでも、翌年も勝てている人は、ほとんどいない。15年間のプロのマネジャーの成績を見ると、90%はインデックス投資に及ばない。さらに、勝っているマネジャーの成績も時間とともに確実に低下する。このため、儲けようとしてアクティブに売買すると、「敗者のゲーム」となる。
意外なことに、長期で見た場合、ほとんどのプロの投資家もインデックスファンドに勝てていないというデータが立証されています。
現在では90%以上の取引がプロの機関投資家によって行われています。つまり、株式市場ではプロ同士が戦っているのです。
プロ同士が戦うとどうなるか?必ずプロの誰かが負けるのです。
そんな厳しい戦いの中で、ずっと同じ人が勝ち続けることがどんなに困難なことか、ちょっと想像してみるだけもイメージしやすいのではないでしょうか?
④個人投資家の成績が芳しくないことを示す研究もある。頻繁に売買した人たちの成績は、インデックス投資に大幅に負けていることがわかった。とりわけ、最も頻繁に売買した人のリターンが最悪だった。
これは、カリフォルニア大学のバーバーとオデインという金融論の専門家が、格安手数料大手の証券会社チャールズ・シュワブの取引を6年間にわたり分析した結果です。
また、この二人と台湾の学者が15年間にわたり台湾のデイトレーダーを調査したところ、わずか1%しかETFに勝っておらず、80%は損を被っていました。さらにブラジルのデイトレーダーでは、わずか3%の人しか利益を出していませんでした。
なぜデイトレーダーの多くが負けてしまうのかというと、短期的な株価の動きに翻弄されて売買を繰り返すうちに、手数料や税金がどんどんひかれてしまうからです。また、デイトレードでは長期的な経済成長の恩恵も受けられません。
短期トレードで勝つには偶発的な要因、つまり運の影響が大きいです。株価がどう動くのかは、そもそも誰にもわからないこと。何度も幸運に恵まれることなんて、そうそうあるものではありません。
だから、短期トレードで勝ち続けるはほぼ不可能。やればやるほど泥沼にハマっていくのです。。。
もちろん、デイトレードで資産を築く人もいます。ずっと勝ち続けている人もきっといます。でも、それは一部の天才的な人たち、もしくは強運な人たちです。
あまりにも平凡で強運でもない自分に、そんな離れ業ができるとは到底思えません。
あなたはどうですか?天才ですか?強運の持ち主ですか?
⑤この素晴らしい『敗者のゲーム』で、エリス(著者)は手数料が安く、広く分散されたインデックス投資を勧める。そして、リバランスと積極的な税金対策をし、タイミングを計った売買をせず、慎重に考えて決めた投資方針に従うようにと言う。
プロでも勝てない株式市場で生き残るには、低コストのインデックスファンドを購入し、あとは何もしないという方針を貫くだけです。
インデックスファンドは自動的にリバランスもされますので、他に大きな資産(現金や債券、不動産など)を持っていなければ、自分でリバランスする必要もありません。新NISAの非課税枠やiDeCoの税額控除を使えば税金対策も万全と言えます。
あとは、暴落が来てもじっと耐え、リスク許容の範囲内で積み立てを継続するだけ。15年、20年、25年と時間が経過するほど、複利効果によって資産が指数関数的に増加することが期待できます。それまで、何があっても『慎重に決めた投資方針』に従うこと、つまり長期のインデックス投資を継続することが大切です。
まとめ 『敗者のゲーム・序文』名言まとめ①
序文の名言はここまで。いかがでしたでしょか?少しはわかりやすく解説できていたら嬉しいです。
でも、序文以降が敗者のゲームの本番。まだまだ珠玉の名言は続きますが、それはまたのちほど別の記事で解説していきます!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました🤗
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