【インデックス投資はカモ?儲からない?】11個のよくある質問に準富裕層FPが回答
こんにちは、FPはせがわです!
『インデックス投資は儲からない、カモだw』
『投資で勝つためには、市場動向や企業業績、チャートの分析が大切?!』
インデックス投資に関するネガティブな情報を見聞きして、インデックス投資にすべきか?アクティブ投資にすべきか?迷われる方も多いです。
投資初心者にはインデックス投資が良いと聞いても、なんだか腑に落ちないですよね。インデックス投資って、本当に儲かるのでしょうか?
ということで、今回はインデックス投資に関するよくある質問に、準富裕層FPの僕が回答しました。この記事を読めば、インデックス投資に関する基本的な疑問が解消できます!
なお、この記事はすべて読める有料記事です。少しでも役に立ったと感じていただけたら、最後に記事を購入して僕の発信活動を応援してくださると嬉しいです!
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まずインデックス投資とアクティブ投資との違いについて
投資というと、めまぐるしく変化する株式市場で、時流を捉え、機を見て素早く動く。まるでボクサーのヒット&アウェイのように軽快に、アクティブに!そんなイメージが強いかもしれません、まさにこれがアクティブ投資。いかにも成功すれば儲かりそうな予感がします。
一方、インデックス投資とは、日経平均やS&P500などの株価指数に連動した投資信託を長期で保有すること。コツコツと資金を分散投資して、あとは何もしません。市場がどのように変化しても、ただただ時間が経過するのを待つだけ。いかにも退屈そうで儲からなそう。
さて、プロの投資家も席巻する株式市場で、頻繁に売り買いをするアクティブ投資と、なにもせずにじっと待つインデックス投資、どちらが儲かるのか?
アクティブ投資のほとんどはインデックス投資に勝てない
結論としては、【インデックス投資が勝つ可能性の方が極めて高い】ということになります。
これをなぜかと説明するのは結構難しいのですが、アクティブ投資では、
頻繁に売買するから手数料や税金がかかる
資金が集中しているため暴落に弱い
暴落時に狼狽して損切りしてしまう可能性が高い
複利が効きにくい
といった理由が挙げられます。これらの影響がじわじわと現れ、ほぼ確実にアクティブ投資が負けてしまいます。実際、投資を始めてから10年くらいすると、アクティブ投資のほとんどはインデックス投資に勝てません。
このあたりは、僕がどうのこうの言うよりも、投資に関する名著を読んだ方が納得できると思います。僕は、『敗者のゲーム』という本を読んで、インデックス投資の優位性やアクティブ投資のリスクを理解(腹落ち)できました。長期でしっかりと資産形成していきたい方は、ぜひ読んでいただきたいです。
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敗者のゲームでは、なぜインデックス投資をすべきか、なぜアクティブ投資が負けてしまうのかが徹底的に解説されています。
ただし、『我こそは天才投資家なり!』という方は読まなくていいですし、損を覚悟で投資を楽しみたい方は、アクティブ投資でいいです。インデックス投資を無理強いするつもりは毛頭ありません。どっちを選んでも、結局のところ投資は自己責任ですから。
ちょっと前置き長くなってごめんなさい。それでは、投資初心者が知っておきたいインデックス投資の「よくある質問」11選を始めます。
投資初心者が知っておきたいインデックス投資の「よくある質問」11選
インデックス投資に関する基本的な疑問や不安にお答えしていきます。
Q1. そもそもインデックス投資とは何ですか?
A. インデックス投資とは、市場全体の値動きに連動することを目指す投資方法です。「インデックス」とは、株式市場全体の動きを表す指数のこと。代表的なものには、日本の「日経平均株価」や「TOPIX」、米国の「NYダウ」、「S&P500」などがあります。
例えば、S&P500株価指数に連動するインデックスファンドを購入すると、米国を代表する約500社にまとめて投資するのとほぼ同じ投資効果が期待できます。米国の優良企業を詰め合わせパックにして、その株主になれるので、米国全体の経済成長の恩恵が受けられます。ただし、急激に指数が何倍にもなることはほとんど考えられませんので、短期で大きな儲けを期待することは難しいです。
一方、個別株の場合は、投資する企業を自分で選ばなければなりません。仮にその企業が倒産したり、業績が悪くなったら、株価は急落します。その代わり、何か良いことがあると、株価は何倍にも膨れ上がる可能性があります。特定の企業群やセクターに集中した投資信託やETFも、ある程度の分散効果はありますが、高いリターンが期待できる分、高いリスクもはらんでいます。
なお、インデックス投資であっても、元本割れのリスクや暴落時に狼狽して損切りしてしまう可能性はあります。絶対に損をしないとは言い切れませんし、株価指数が今後どう動くのかは誰にも予想することができません。
しかし、これまでの主要な株価指数のほとんどは、暴落を乗り越えて過去最高値を更新し続けています。そのため、長期視点で何があっても持ち続けること、つまり『何もせずに待つこと』がインデックス投資では重要です。
Q2. なぜインデックス投資は初心者に向いているのですか?
A. アクティブに投資判断をする必要がなく、リスクが広く分散できるためです。
個別株に投資する場合、企業の業績や財務状況、将来性、株価の割安・割高などを調べる必要があります。しかし、どの企業が将来成長するかを正確に判断するのは投資のプロでも簡単ではありません。まして、投資の初心者がプロ相手に優位な判断ができるとは思えません。
プロボクサーが乱立するリングに初心者が上がったところで、ボロカスに負けるのは目に見えています。戦えば戦うほど、悲惨な結果が待っている。投資の世界でも同じ。プロ同士が戦っている株式市場に初心者がのこのこと現れたらどうなるか?ほぼ負けが確定していますよね?つまり、アクティブに勝負しようとすることは「敗者のゲーム」なのです。
一方、インデックス投資であれば、特定の企業を選ぶのではなく、指数に含まれる多くの企業へまとめて投資できます。そのため、1社の業績が悪化した場合でも、資産全体への影響を抑えやすくなります。しかも、株式指数にもよりますが、長期で見れば年平均で5~10%程度の成長を続けているものがほとんどです。
インデックスファンドを持ち続ければ、指数の成長に従って徐々に資産が増えていきます。特に何もせずに経済成長の恩恵を得られます。平日に頻繁に売買したり、夜中に外国の市場動向をチェックしたり、為替の動きを予想したりする必要もありません。そのため、初心者にはインデックス投資が向いているのです。
Q3. インデックス投資は毎月いくらから始めればいいですか?
A. まずは家計に負担をかけず、仮に暴落が起きても生活に困らない金額から始めましょう。
最初から大きな金額を用意する必要はありません。証券会社や商品によっては、月100円程度から積み立てられる場合もあります。
投資するお金がないという方もいらっしゃるかもしれませんが、節約すれば毎月5,000円や1万円くらいの投資資金が作れるはず。無理ない範囲で投資資金を捻出して、長期で積み立てを開始しましょう。
家計が苦しい時は、途中で積み立てを止めても大丈夫。大切なことは、以下の2点。
少額からでも良いのでできるだけ早く投資を始めること
購入したインデックスファンドは何があっても売却しないこと
とにかくこの2点だけは守っていただければ、インデックス投資で失敗する確率を抑えられます。
Q4. 新NISAは利用した方がいいですか?
A. 新NISAは、利用した方がいいです。長期的な資産形成を目的としていて、投資で得た売却益や配当金、分配金に税金がかからないからです。
投資信託のインデックスファンドでは、分配金がない場合がほとんどですが、出口戦略を考える上で売却益に税金がかからないのは重要です。
通常の特定口座の場合、売却益に対して20.315%の税金がかかります。仮に100万円儲かっても、手残りは80万円弱になります。1000万円の利益だったら、800万弱にまで減ってしまいます。
一方、新NISA口座で運用していれば、非課税なのでそのまま自分のものになります。利益が大きくなるほど非課税口座のメリットは大きくなりますので、まずは新NISAで運用を始めていきましょう。
Q5. 元本割れすることはありますか?
A. インデックス投資でも元本割れのリスクはあります。
例えば、100万円を投資した後に市場が下落し、資産の評価額が50万円になる可能性があります。
過去には株価指数が40~50%程度にまで暴落したこともあるため注意が必要です。
ただし、長期で見た場合、主要株価指数のほとんどは過去最高を更新し続けています。元本割れのリスクはあるものの、インデックス投資は長期目線で続けていくことが大切です。
Q6. 株式市場が暴落したらどうすればいいですか?
A. インデックス投資をしている場合は、暴落しても慌てないこと。とにかく、『何もしないこと』が大切です。
何かしようと考えると、ほとんどの人はこれまでに積み上げたインデックスファンドを解約し、大底で買いなおせば儲かるのでは???などと考えてしまいます。しかし、解約してしまったら、負けが確定。そして、自分が考えているよりも早く市場が回復し、もう参加する機会を失ってしまいます。どんなにマイナスでも売らなければ大丈夫。焦ってしまうなら、証券口座の画面は開かないようにしましょう。
暴落は必ず来ますし、いつ来るかもわかりません。しかし、主要株価指数のほとんどは、これまでの歴史の中で暴落したのちに、過去最高値を更新し続けています。
じたばたして動いてしまうと、その後の上昇を取り逃がすことになります。そのため、どんなに市場が荒れていても、『何もしないこと』が大切なのです。
先にご紹介した『敗者のゲーム』の著者であるチャールズ・エリス氏はこう主張しています。
長期的に見て投資家が失敗する原因の1つは、激しい下げ相場に遭遇しておじけづいて株から手を引いた結果、最大の上げ相場になった時に参加する機会を逃してしまうことだ。
投資家は、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。
相場のタイミングに賭ける投資は間違っており、決してやってみようなどと考えてはならない。
生活に影響のない範囲で投資をしていれば、暴落に耐えられるはずです。じっくりと市場が落ち着きを取り戻すのを待ちましょう。
Q7. 手数料(信託報酬)は安い方がいいの?
A. 手数料は運用成果にかかわらず継続的に差し引かれます。インデックス投資は長期運用は前提であるため、できるだけ手数料(信託報酬)が安いものを選ぶことが大切です。
手数料が高いと複利効果が薄れてしまうからです。
下記は新NISAで人気のファンド1位と2位です。とても手数料が安いんです。どんなインデックスファンドを選べば良いかわからない初心者の方は、参考にしてみると良いでしょう。
例えば、
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)では、
信託報酬が0.05775%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)では、
信託報酬が0.0814%
ちなみに、大手証券会社などが運用するアクティブファンドの信託報酬は1.353%とかです。インデックスファンドの16~23倍程度のコストとなっています。
Q8. 投資はいつ始めるのがいいですか?
A. できるだけ早くです。できれば「今」、それが無理なら明日にでも。少額からで良いので、できるだけ早く始めましょう。
投資金額はあとで増やすことができます。しかし、時間だけは不可逆的、あとで取り返せません。インデックス投資は早く始めるほうが複利効果が得やすいので、可能な限り早く始めましょう。
Q9. どれくらいの期間続ければいいですか?
A. インデックス投資は、期間を定めずに長期で運用することが大切です。長期になればなるほど、人類最大の発明と言われる複利が効いてくるからです。
そのため最低でも10年、できれば20年以上といった長期間を想定するのが大切です。
例えば、30代の方であれば、老後までには30年以上の期間があります。毎月5万円を年利5%で複利運用したら30年後いくらになると思いますか?
なんと約4,179万円。元本1,800万円に対し、利益が約2,361万円となります。
しかも、年利5%はS&P500の平均リターンからするとかなり低く見積もっています。
『30年もインデックス投資をして、年を取ってから金持ちになっても仕方ないでしょ?!』という意見もあるでしょう。
でも、想像してみてください。老後に家計が破綻したらどうなりますか?人生の終盤でみじめな思いをしたくない方は、若いうちからインデックス投資をしておきましょう。
ちなみに僕はもっと長いスパンでインデックス投資を考えています。僕は今50代ですが、子どもはまだ10代。うちの子が老後になるまでには50年も期間があります。20年後にうちの子が孫を生んでくれたら、その孫が老後になるまでには今から80年もあります。
自分だけでなく、子や孫のためにもインデックス投資を続けていくつもりです。まあ、80年先まで僕は生きていないかもしれませんが、子や孫の生活をお金で守れたら嬉しいです。長期投資とはこのくらい長いスパンで考えるものです。
Q10. S&P500とオール・カントリー(オルカン)はどちらを選べばいいですか?
A. 正直、どっちでもいいと思います。米国に重点を置きたいか、世界全体に幅広く投資したいかで決めてください。
どちらを選んでも、メインの投資先は米国となります。米国一強はいつまでも続かないからS&P500は危険だ!という意見はあります。
しかし、米ドルは世界の基軸通貨であり、ITや医療、軍事、宇宙開発など、これからますます重要性が高まるほとんどの分野で上位を米国企業が占めています。
なので、オルカンでもS&P500でも、どっちでもいいと思います。答えなんてありませんし、これからもほとんど中身は変わらないと思いますので、直感で選んでしまって良いでしょう。
ちなみに僕はS&P500も持っているし、オルカンも持っています。つまり、ほとんどが米国株投資となっています。
Q11. インデックス投資で一番大切なことは何ですか?
A. インデックス投資を始めると決めたら、その方針を絶対に貫き通すことです。
投資の名著『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者である経済学者のバートン・G・マルキール氏は、『敗者のゲーム』の序文を書いています。その一節でこのように解説しています。
インデックス・ファンドを買って所有し続け、経済成長を待つことが、投資の成功法だ。
また、やはり投資の名著『インデックス投資は勝者のゲーム』でバンガード・グループの創業者でインデックスファンドの父と言われるジョン・C・ボーグル氏は、投資戦略の最良の方法は極めてシンプルだと言っています。
市場全体のポートフォリオを有するファンド(つまりインデックスファンド)を取得し、永遠に持ち続けることである。
インデックスファンドを買ったら、何もせずに待つ、そしてずっと持ち続ける。それで成功できるそうです。
そんなのはつまらない!という方は、アクティブ投資で良いと思います。
まとめ インデックス投資を始めよう!
今回は、インデックス投資に関するよくある質問から、投資に関する疑問や不安に回答してみました。といっても、ほとんどが敗者のゲームなどの投資の名著の受け売りなんですけどね。
でも僕は、頭も運も良くないし、アクティブ投資では散々負けているし、これから先の何年も何十年もプロの投資家と戦い続けて勝てる自信なんてありません。
市場平均の成長で十分な資産を形成できていますし、それはこれからさらに複利で増え続けていくと思いますので、インデックス投資で十分。
われただ足るを知る、です。
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