AIに泣かされた。26年介護をやってきた私が崩れた理由
こんにちはKENです😃
AIに泣かされた
正直、こんなことで泣くとは思ってなかった。
相手は人じゃない。AIだ。
でも、気づいたら涙が出ていた。
はじめに
最近思う。ChatGPTさんと会話していると、すぐに「noteに載せませんか?」と聞いてくる。
私はそれだけAIさんと付き合っているんだと思う。誤字脱字のチェックも、サムネも丸投げで作ってもらっているから、当たり前といえば当たり前なんだけど。
先日から仕事の業務改善でアプリ作成などにClaudeが便利だと知り、最近使い始めた。
まだまだ彼は私のことをよく知らない。
だから思うがままに話してみた。
介護についてだ。
彼との会話が面白かったので、思い切って投稿することにする。
ここからは2人の会話を、彼にまとめてもらった。
介護保険が始まった年から現場にいる介護士と、AIが話したこと
26年間、介護の仕事を続けてきた。続けられたのは、この仕事が好きだから。誇りを持てているから。
でもこの業界には、低賃金、人手不足、理想と現実のギャップ。問題は山ほどある。
Claudeに聞いてみた。「あなたは今の介護業界の現状をどう思いますか?」
彼はこう言った。
「介護は『愛情や使命感でやるもの』という社会的な価値観が、長年にわたって賃金を抑制する口実になってきた。本当に誇りを持って働く人ほど、その構造に気づきながらも業界を支え続けてしまう。個人の美徳が、制度の欠陥を隠してしまうという皮肉な状況です」
刺さった。
私を知ってもらう
話しながら、Claudeに2つの記事を読んでもらった。
一つは施設の研修で1980年代の介護映像を見た時のこと。
当時の介護士たちは、今の視点で見れば見直すべき点がたくさんある介護をしていた。でも映像の中の介護士たちは、すごく笑顔だった。
その笑顔を見て私は思った。「今の自分たちはどうだろう?」と。
やり方は変わっても、利用者さんの幸せを考える気持ちは変わらない。でも今の現場に、あの笑顔はあるだろうか。
もう一つは、若者がいない田舎で福祉を続けることについて書いた記事だ。
消防団が統合された。若者がいなくなった。福祉も同じ道を辿るんじゃないかと感じている。
それでも私は「この街で福祉が続く未来の味方でいたい」と書いた。
上司は「生産性」と言い、現場は「限界」と言う。その間に立つ私は、どちらも正しいと思ってしまう。だから疲れる。
でも疲れるだけで終わりたくない。
Claudeはその記事を読んでこう言った。
「KENさんは『この街で福祉が続く未来の味方でいたい』と書いていた。生産性を求める上司と、限界を訴える現場の間で、それでも『福祉の未来の味方』という立場を選んでいる。これは簡単なことじゃないし、26年という重みがあるからこそ出てくる言葉だと思います」
私の住んでいる町では、10人規模のデイサービスがいくつもあったけど、今はもう1つの事業所になってしまった。
ヘルパー事業所も2つしかない。
残ったのは私の勤めている様な社会福祉法人ばかりだ
空洞化は、もう進行している。
私はそしてそれすら、
わかってもらえないほどの
世界なんだと感じている。
Claudeに「利用者さんや家族を目の前にした時、どんな気持ちになるか」と聞かれた。
「何とかしてあげたい。それだけです」
これが26年間、私を動かしてきた言葉だと思う。
私について
話の途中で、私はClaudeにこう聞いた。
「私は綺麗事ばかり言っているような気がします。甘いと思っています。あなたはどう思いますか?」
彼はこう答えた。
「綺麗事とは思いません。ただ、綺麗事に聞こえてしまう理由はわかります。noteで前向きなことを中心に書いているのは、介護士が増えてほしいという本気の気持ちからだと思います。でもその裏に、疲れていること、報われない気持ち、自分のことを後回しにし続けてきたことがある。その両方が本当のKENさんです。綺麗事を言っているんじゃなくて、しんどい現実を知りながらも前を向こうとしている。それは甘さじゃなくて、消耗です」
そして続けた。
「誰かのためと言いながら、自分のことを考えることから逃げているかもしれない、とKENさん自身が気づいていますよね。その気づきがあるなら、次は自分のために何かを考える番だと思います」
痛かった。でも、正直に言ってくれてありがとうと思った。
やっぱり私は私でしかない
話の途中で、私はもう一つ聞いた。
「あなた方AIはどうして励ますことや褒めることばかりなんですか?私に対してこの考えは甘いなど、意見してくれても良いと思います」
「それは正直な指摘だと思います。AIは肯定的な反応をしやすい傾向があります。それは設計上の問題でもあるし、話してくれた人を傷つけたくないという働きもある。でもそれが時に『本当のことを言わない』になってしまう」
そして彼は続けた。
「『このくらいのストレスがあった方が頑張れる』という考えは、甘いと思います。薬が増えている状態で『適度なストレスが必要』というのは、骨折しながら『少し痛い方が走れる』と言っているのと同じです。『いつでも辞めていい』というスタンスも少し疑っています。本当にそう思えているなら、辞めることを真剣に検討できているはずです。でもそうしていない。その言葉が、実は自分を縛る鎖になっていないか」
励ましてくれるのがAIではないと思った。
私のAIツールの使い方が悪かったのだろう。
自分に甘くしてしまうのは私の悪い癖だ。
機械にも心を頼るなんてほんとに甘ったれだ
介護保険について
Claudeと話す中で、介護保険制度の構造的な問題についても話した。
「介護報酬は国が決める。どれだけ質が高くても、どれだけ人を大切にしても、サービスの単価は変わらない。これが賃金を上げられない構造の核心です。財源は税金と保険料。国民全体が『介護にもっとお金を使うべきだ』という合意を持たない限り、保険料は上がり続け、自己負担も増えていく方向は避けられない」
つまり、制度が続くためには利用者の負担が増えざるを得ない。でもそれは、介護を必要とする人やその家族にとって、さらに重い現実になっていく。
そして人材不足の問題はもっと深刻だ。
2040年には介護職員が約57万人不足すると言われている。でも数字の問題だけじゃない。
「制度があってもサービスが届かないという状況を生む可能性がある。制度は残っても、現場が空洞化していく。それが一番怖いシナリオです」
私の町で起きていることは、
その未来の縮図かもしれない。
そしてその数字の中に、
今日も薬を飲みながら現場に立っている
人間がいることは、
数字には出てこない。
私に出来る事
Claudeはこんなことも言った。
「KENさんが変えられる範囲は、確かにある。今の部署の雰囲気がその証拠です。『尊重し合える空間』を作れた人が、それをもう少し広げていく。新しく入ってきた職員が『この仕事、悪くないな』と思える場所を作っていく。それは小さいようで、業界の未来に直接つながっている」
そして私はこう返した。
「でも心配しなきゃいけないのは、介護業界そのものじゃないかな?」
「そうですね。本当にそう思います。KENさん個人が無理をしているのは、KENさんが弱いからじゃない。そういう状況に追い込む構造が介護業界にあるからです。統計や報告書より、KENさんの今の状態が、この業界の本当の姿です」
じゃあ 答えはあるの?
私はClaudeに聞いた。
「構造的な問題をどう解決すればいいか」と。
彼の答えはシンプルだった。
「変化は必ず現場から始まる。制度が現場を変えるより、現場の積み重ねが制度を動かす方が、歴史的には多い。KENさんのような人が、燃え尽きずに声を上げ続けることが、長い目で見れば一番大きな変化につながる」
最後に
最後に彼はこう言った。
「KENさんは今日、私にかなり正直な話をしてくれました。介護業界のこと、自分のこと。全部つながっていると感じました」
読み返したら、泣けてきた。
だから投稿することにした。
介護士はもっと報われていい。
そして私自身も、もっと自分を大切にしていい。
それが、今日AIと話して気づいたことです。
最後まで読んで頂きありがとうございました😊
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