ビットコインが40%下落した“本当の理由”と今後の展開(Mark Moss)
Mark Moss は、ビットコインが約40%下落した理由について、 「多くの人が語っている説明は間違っている」 と強調する。 彼の主張は、短期の値動きではなく、世界規模の資金フローの大転換 に焦点を当てている。
1. 下落の本質:ビットコイン固有の問題ではない
Moss は、今回の40%下落は 「ビットコインが壊れたからでも、操作されたからでもない」 と断言する。
むしろ、株式・金・銀・海外市場が史上最高値を更新する中で、 ビットコインだけが下落した理由は、 “巨大なマクロ資金の移動” にあると説明する。
2. 世界最大級の資金移動が起きている
Moss が最も強調したのは、 「現代史上最大の資金の波が、たった一つの力によって動かされている」 という点だ。
この“力”とは、
金利政策
債券市場の変化
流動性の吸収と供給
機関投資家のリスク選好の変化
といった マクロ金融の構造的変化。
特に、金利上昇局面では
債券利回りが上昇し、資金が安全資産へ移動
ETFや機関投資家がリスク資産を縮小
流動性が引き上げられ、投機的資産が売られやすくなる
これらがビットコインの下落圧力となった。
3. なぜビットコインだけが大きく下がったのか
Moss は、ビットコインが 「最も流動性が高く、最も売りやすいリスク資産」 であることを指摘する。
そのため、
機関投資家がポートフォリオ調整を行う際
流動性確保が必要なとき
マージンコールやレバレッジ解消が起きたとき
真っ先に売られるのがビットコイン になる。
これは、2026年2月の急落時に 先物の大量清算(約160億ドル) が発生したという他の分析とも整合する。 (Mossの動画でも同様の“レバレッジ解消”の構造が語られている。)
4. 「ビットコインは終わった」の誤解
Moss は、 「ビットコインは死んでいない」 と明確に否定する。
むしろ、
世界的な金融引き締め
債券市場の変動
流動性の吸収
といった 外部要因による一時的な売り圧力 に過ぎない。
ビットコインのネットワーク、採掘難易度、保有者構造など ファンダメンタルはむしろ強化され続けている と述べる。
5. 今後どうなるのか:次の大きな波
Moss は、次の展開として 「流動性が再び市場に戻る局面」 を重要視する。
金利がピークアウト
債券市場が安定
中央銀行が再び流動性を供給
機関投資家がリスク資産へ回帰
これらが揃うと、 ビットコインは最も強く反発する資産になる と語る。
理由は、
発行量が固定
需要が増えると価格が跳ねやすい
ETFを通じた資金流入が継続
長期保有者(HODLer)が増加
といった構造的な強さがあるため。
まとめ
Mark Moss の結論は明快だ。
ビットコインの40%下落は“内部崩壊”ではない
世界的な資金移動という 巨大なマクロ要因 が原因
流動性が戻れば、ビットコインは最も強く回復する
長期的なストーリーは何も壊れていない
つまり、今回の下落は 「ビットコインの問題ではなく、世界金融の問題」 というのが Moss の核心的メッセージである。
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