AOE2 妄想新文明:チベット~Tibetans~ The Asian Sovereigns
妄想DLC「The Asian Sovereigns」に登場する架空の文明の紹介です。今回はチベット、ヒマラヤ山脈の北に広がる高原に位置する文明を紹介します。
概要
文明属性:聖職者
主な国:吐蕃、南詔、西夏、青唐、大理
文明アイコンモデル:吐蕃の国旗
民族の象徴:ポタラ宮殿
チベット高原を中心に存在した文明です。チベット仏教を確立、発展させながら、中華王朝やモンゴルなどといった強国相手に生存のための巧みな外交を展開していきました。古代には五胡の一民族の氐や羌として存在感を強めていました。吐蕃や西夏といった大国が栄え、中世後期や近世になるとモンゴルや清に支配されながらも、チベット仏教などを背景に自治権が認められました。近代以降はガンデンポタンを中心にチベットの自治、独立などを目指しながら活動しています。
この文明は羊の育成とユニットの回復が特徴的です。羊は粉ひき所に格納して新たな羊を生産することができます。タタールやグルジャラとはまた違った羊パラダイスが楽しめることでしょう。また農民軍隊問わず陸上の全てのユニットが少しずつ回復します。いかに長く軍隊を持たせるかが鍵となるでしょう。
文明ボーナス

チームボーナス:畑のHP2倍
粉ひき所に羊を格納可能。羊2匹格納すれば2分ごとに羊1匹生産される。(上限は1つの粉ひき所に対して6匹まで)
陸軍(歩兵、弓兵、騎兵)が領主以降自動回復する。(0.2HP/s)
聖職者の視界内にいる陸軍と農民が自動回復する。(0.5HP/s)
弓兵の移動速度+10%
血統、繁殖が無料
城主テク:外交技術(F300, G300を12分ごとに敵国に譲渡)
1分ごとにF50, G50を受け取る。
帝王テク:ガンデンポタン(F800, G700)
聖職者の視界2倍
自動回復の効果2倍(0.5HP/s→1HP/s)
自動回復の重ね掛けが2つまで有効。(最大2HP/s)
ユニークユニット:ラマ(EL化した名前はリンポチェ)
建物を修繕できる聖職者。
テクノロジー系統図


解説
・チームボーナス:畑のHP2倍
HP480のところがHP960になります。城主の家ぐらいの耐久力です。敵の弓などに暇つぶし程度で畑が荒らされる、なんてことを気持ち程度に防ぐことができます。「畑残ってる、らっきー」って感じのチームボーナスです。
・粉ひき所に羊を格納可能。羊2匹格納すれば1分ごとに羊1匹生産される。
グルジャラ同様に粉ひきに羊を格納できます。ただしその効果はグルジャラと違い、2匹格納すれば1分ごとに1匹ずつ新たな羊が生産されます。ただし同じ粉ひき所に入れて効果があるのは6匹までで、4,5匹格納すれば2匹ずつ、6匹格納すれば3匹ずつ生産されますが、7匹8匹と入れても3匹ずつしか生産されません。別の粉ひき所に入れれば効果が得られます。
ひとつの粉ひき所に4匹格納すれば、2分後には6匹になります。6匹格納すれば、2分後には9匹になります。9匹格納すれば、2分後には12匹になります。
ひとつの粉ひき所に格納して効果が得られるのは6匹までなので、羊全部詰め込んでインフレ状態にするのは容易ではないでしょう。頑張って粉ひき所を増設する必要があります。アラビアであれば軍兵の襲来なども避けられません。しかしアリーナや深い森などでは大変なことになるでしょう。タタールがTC建造で生み出す羊を格納するというコンビ技も考えられます。畑を張らずに羊だけで食料を賄うこともできるかもしれません。
最初に羊2匹消費するとして、残り6匹格納するとします。すると領主押しの7分頃には9匹の羊が生産されています。2分間に農民6人で4匹消費するとすれば、粉ひき所2つ使って8匹格納しておけば無限生成ができるでしょう。これで農民生産が羊で賄えます。城主進化まで賄うには肉農民14人は欲しいので、領主終盤には20匹(粉ひき所4つ)ぐらい格納する必要があるでしょう。畑30枚の代わりになるには羊40匹(粉ひき所7つ)、畑50枚には羊64匹(11個)、畑70枚には羊96匹(16個)格納する必要があります。頑張ればいけますかね…?
少なくとも領主序盤は食料のやりくりがしやすくなるでしょう。それで城主進化を早めても良し、軍兵や斥候で攻めても良し。うまく活用しましょう。
・陸軍(歩兵、弓兵、騎兵)が領主以降自動回復する。(0.2HP/s)
聖職者の視界内にいる陸軍と農民が自動回復する。(0.5HP/s)
防御属性「歩兵」「弓」「馬」「らくだ」をもつユニットが自動回復します。1秒ごとに0.2HPなので1分で12HPです。帝王はともかく、領主ならイノパクした斥候や荒らしで傷ついた領主軍が全回復するぐらいには大活躍するでしょう。
城主以降になれば、聖職者が近くにいることでその回復量が増えます。1秒ごとに0.5HP、1分ごとに30HPなので、ドラヴィダの城主テク並の効果になります。聖職者付近だと農民も回復します。聖職者の視界は11です。特に騎士やらくだ使うときに効果が大きいでしょう。
なお後述の帝王テクでこの効果がさらに大きくなります。
・弓兵の移動速度+10%
歩兵には武者修行、騎兵には繁殖があり移動速度を+10%上げることができますが、弓には移動速度を上げる手段がありません。足の速い弓はマヤの羽弓が代表的ですが、城生産なのが少しネックです。
チベットなら最初から+10%されます。歩兵も弓も騎兵も+10%です。弓同士の駆け引きでは一歩上に立てることでしょう。奇襲もしやすくなります。スピードで差をつけましょう。
・血統、繁殖が無料
スラヴやタタール同様のテク無料ボーナスです。領主弓も強いのに領主斥候も強い。これらのボーナスを生かして、領主城主で押し込みに行きたいところです。
城主テク:外交技術
(F300, G300を12分ごとに敵国に譲渡)
1分ごとにF50, G50を受け取る。
特徴的なのはコストです。研究完了するとF300, G300が12分ごとに敵の手に渡ります。チーム戦だと山分けになるので、2v2だと150ずつ、3v3で100ずつ、4v4で75ずつ送られます。
一方で自分は50ずつもらいます。12分で600ずつもらえる計算です。こちらは味方との山分けはなく、全部自分がもらいます。
1v1の場合、自分は箱2.5個、敵は1個保持しているような形となります。交易がない分金は貴重なので、タイミングを見計らって研究しておくとよいでしょう。金がなければ聖職者も遠投も出ません。
チーム戦では敵1国当たりの資源量は少ないですが、味方はもらえないので逆サイドが不利になる可能性があります。研究するか否かは難しいところです。
帝王テク:ガンデンポタン
(F800, G700)
聖職者の視界2倍
自動回復の効果2倍(0.5HP/s→1HP/s)
自動回復の重ね掛けが2つまで有効。(最大2HP/s)
回復ボーナス強化テクです。視界が広がることで回復範囲が広がり、回復効率がラマ並(後述)になり、自動回復の重ね掛けが聖職者2人分まで有効になります。すなわち「直径44(50)マス以内にいるユニットが、聖職者での治療並の速度で回復する」ということになります。対象ユニットがどれだけ耐久力があるかにもよりますが、うまくいけばかなりうざったい程生き残ってくれることでしょう。
テクノロジーツリー
・破城槌がUPしない
・近衛剣士、近衛騎士はない
・重石弓はあるが、重弓騎兵はない
・安物兵は充実している
・火薬は砲撃手とキャノンガリオン船のみ
・近接兵の鎧は2段階どまり
・塔のUPはない。火砲学、狭間なし
・建築学あり、強化壁あり、包囲攻撃技術なし、人力起重機あり
・海は弱い
・異端なし、贖いなし
破城槌がUPしないのが大きいです。大砲もないので遠投ぐらいしか建物破壊要員がいません。よって城の存在が重要になります。ユニークユニットのラマなどで補修しましょう。無理であれば安物合戦もありです。
回復が強いといっても、近接兵は鎧が2段階どまりなので、回復が間に合わずに敗北する可能性が否めません。油断せずに立ち回りましょう。
ユニークユニット:ラマ(リンポチェ)
HP 30→40
防御 →2/2
移動速度 0.7
視界 11
生産速度 51
生産コスト G120
UPコスト G300
建物の修繕が可能(24HP/s)
自己回復速度1HP/s
建物を修復できる聖職者です。建物に近接した形で修繕します。通常通り転向や治療もできます。文明ボーナスにより視界内のユニットを自己回復でき、ラマ(リンポチェ)に限りその速度は1HP/s(通常の聖職者の2倍)です。帝王テク「ガンデンポタン」研究後も1HP/sのままです。ラマの時は通常の聖職者とスペックが変わりませんが、リンポチェになると耐久力が上がります。また神殿のテクノロジーも適応されます。
農民による建物修繕の速度は1人あたり12.3HP/sです。ラマだと約2倍なので5人いれば城も長持ちさせることができるでしょう。いかに長く残って城や軍隊をバックアップするかが重要となります。
立ち回り
1v1
弓か斥候か、はたまた民兵軍兵か
チベットは弓でも斥候でもうまうまです。弓なら移動速度が速く、斥候なら血統自動です。なにより自動回復と羊のバックアップがあるのが強いです。羊を使っての民兵や軍兵も良いでしょう。何やっても強いので、落ち着いて戦果を取りに行きましょう。
回復が鍵
回復ボーナスもりもりなのがチベットの良点です。常に聖職者を帯同させて、軍隊を長持ちさせるように心がけましょう。チベットは破城槌がUPせず大砲もないので、必然的に遠投での進軍が求められます。城が破壊されるときついのでラマ(リンポチェ)での修繕が生命線となるでしょう。
弓×騎士
ボーナスをふんだんに生かそうとすれば、弓×騎士の結論に行き着きます。城主で弓2,3回し、騎士1回し、さらには聖職者も帯同させればなかなかに強力な軍隊になるでしょう。ただし羊内政を乱されるとダメージが大きいので注意が必要です。
チーム前衛
羊を生かした内政展開
昨今の前衛弓は早い展開がトレンドになっています。その分城主進化が遅くなりがちですが、チベットなら羊の分だけ畑がいらないので、堂々と木を弓に投資できます。畑も早めに張れてかつ少なめでよくなるので楽です。しかしそれは羊内政前提の話なので、バランスが難しいのはもちろん、初期斥候などに絡まれて羊を奪われる可能性もあります。羊内政の構築と弓操作を同時並行で行うことが腕の見せ所と言えるでしょう。
遠投の準備を忘れずに
前衛は包囲兵器での進軍が求められることも多いですが、先述の通り遠投ぐらいしか良い包囲兵器がないので城建造が必須となります。大抵城建てると思いますが、面倒であれば後衛に任せるのも手です。少なくとも準備してないっていうことだけはないように。
チーム後衛
ごり押し気味の動き
羊内政に馬テク無料と、馬対決で優位を取れる要素が詰まっています。帝王になると重騎士どまり鎧2段階どまりと劣勢になってくる未来が見えるので、領主城主で勝ちに行くプランを心がけましょう。できれば3回し4回しと量産していきたいです。
その他
やはり羊
うまくいけば食料と木の面でプラスに働きますが、バランスが取れなかったり荒らされたりしたら大惨事です。なかなか難しい部分だと思うので、プロ勢の動きなどを参考にしましょう。
即城進化においては農民2,3人ぐらい早められると思います。アリーナや深い森は荒らしの心配が少ないので落ち着いて羊を増やしましょう。
まとめ
領主城主いけいけ、帝王微妙、そんな感じです。ガンデンポタンとリンポチェでうまく進軍できれば良いですが、できない場合は長期戦に持ち込んで安物合戦が次善の策となるでしょうか。やはり領主城主でごり押すのがこの文明の持ち味なので、可能な限りダメージを与えておいて、帝王で有利な状況を迎えましょう。
キャンペーン:ソンツェン・ガンポ
プレイヤー
ソンツェン・ガンポ(オレンジ・チベット)
1. 報復
父ナムリが暗殺され、チベットでは各民族や王家親族が独立を図っている。彼らに報復を与え、チベットの内乱を治めるのだ。
目的:シャンシュン、スムパ、コンポ、ニャンポ、タクポを滅ぼす
制限:領主の時代、人口75人まで
vsシャンシュン(水色・チベット)
スムパ(青・チベット)
コンポ(赤・チベット)
ニャンポ(黄色・チベット)
タクポ(紫・チベット)
2. 懐柔
報復したはよいが、そのせいでソンツェンは支持を失い、一部家臣団は「附国」と称して隋に朝貢しだした。武力に訴えてばかりでは敵を生み出すばかりである。ここは味方を増やすのが得策だろう。
目的:スムパ、吐谷渾、附国、リッチャヴィ朝ネパールに使者を送り、同盟を結ぶ。
制限:城主の時代、人口125人まで
vsスムパ(青・チベット)
吐谷渾(灰色・チベット)
附国(緑・チベット)
リッチャヴィ朝ネパール(紫・ヒンドゥスタン)
隋(黄色・明朝中国)
3. 征唐
周辺国は手玉に取った。だがまだ脅威は残っている。隋は滅び唐が成立した。ここは唐とも友好関係を築いておくべきだろう。
目的:唐に使者を派遣する。→唐、吐谷渾、白蘭を滅ぼす。
vs唐(黄色・明朝中国)
吐谷渾(灰色・チベット)
白蘭(緑・チベット)
4. 進撃
唐に力の差をわからせることに成功した。ここからさらに吐蕃の領土を広げ、国力を上げるのだ。
目的:南詔、ピュー、ネパール、西突厥を滅ぼす。
vs唐(黄色・明朝中国)
南詔(水色・チベット)
ピュー(緑・ビルマ)
リッチャヴィ朝ネパール(紫・ヒンドゥスタン)
西突厥(赤・トルコ)
5. 南進
南にあるインドのヴァルダナ朝でハルシャ王が亡くなり、混乱しているようだ。これは国力強化のチャンスだ。ヴァルダナ朝に軍を進め、吐蕃の支配下におくべきだ。
目的:ガンジス川流域の小国群、を滅ぼす
ヴァルダナ朝が保持する聖なる箱5つを自国の神殿に納める。
vsヴァルダナ朝(青・ヒンドゥスタン)
ガンジス川流域の小国群(水色・ベンガル)
