9 めだままき🍳
末っ子が小さい頃、目玉焼きのことを「めだままき」と言っていた。
小さい子の言葉って、可愛いらしい。
「じゃじゃみも」、「ぱまねぎ」、「うめぼぼし」。
全ての単語が、可愛いく変換される。
つい最近のこと。
末っ子が、オープンサンドに乗せる目玉焼きを焼いていた。
卵一個分なので、フライパンではなく卵焼き器で焼く。

ところがなんと、息子は目玉焼きがパンからはみ出さないように、端からクルクル巻いていた。


おやっ?
これって、もしや?
目玉焼きを巻いたのだから、これは「目玉巻き」では?
君の「めだままき」の語源は、これなのか?
いやいや、違う。
その論法なら、初めから巻いている卵焼きこそ「卵巻き」になるはずだ。
でも卵焼きのことを「たまごまき」とは、言わなかった。
「めだままき」は、ただの言い間違いなのか。
息子はパンにスライスチーズを乗せ、その上に熱々の「目玉巻き」を乗せた。
味付けは、マヨネーズとマジックソルト。

確認のため、末っ子に聞いてみる。
「ねぇ、パンの上に乗っかってるの、なぁに?」
「ん?なに?」
「だから、パンに何乗せたの?」
さぁ、その答えは?
いったい彼は、なんと言うのか?
期待する母に息子は、
「チーズと卵」
と、あっさり言い放つ。
お〜い、ここは「目玉巻き」って言ってくれよぅ〜‼︎
母は、心の中で叫んだ。
やはり「めだままき」は、小さい頃の言い間違いだったのか。
それにしても、あまりにも「目玉巻きパン」が美味しそうだったので、真似して作ってみた。
半熟の目玉巻きの黄身がトロリと流れ、マヨネーズやチーズと共にパンに絡み、美味しいことこの上ない。
カロリーはめちゃくちゃ高そうだけど、こんなワンパク飯、たまにはいいなぁ。
