見出し画像

['25 コンサドーレ] vs.V・ファーレン長崎 〜改善と治らないエラー〜

2025明治安田J2リーグは第12節。

前節から始まったGW連戦初戦。敵地大宮で敗戦を喫した札幌。昇格のライバルとの一戦目を落としてしまった。今節は連勝中のホームに戻っての長崎戦。これ以上負け込むと昇格は危ういどころか、GW連戦でチームが壊れてしまう可能性さえある。勝利必須の今節。

対する長崎は、前節いわき相手に3-4の撃ち合いの末敗戦。5試合勝ちなしという、昇格候補本命であったシーズン前からするとかなりの苦戦っぷり。失点も嵩んでいる中で現状を打破する勝利が欲しいところ。

↓今節のハイライトはこちらから。

↓前節の記事はこちらから。

↓2025シーズンの各節の振り返りはこちらから見れます。


試合概要・スタメン

試合データ

結果は2-2のドロー。
スタッツ的には札幌が優位だった模様。シュート数の多さと期待値の2越えもあり、それなりに攻勢を強めていたよう。逆に、長崎は少なめのチャンスの中で5本の枠内シュート。そのうち2得点とモノにはできていたぽい。締まったゲームはどんな展開だったのか。

試合の方に入っていきます。


スタメン

札幌は前節から4枚替え。
最終ラインは変化なしだったが、CHには荒野・大崎のコンビで前線は克幸と白井の2トップ。左ワイドには長谷川がスタートから入った。大宮戦の良いところも継承しつつ、メンバー変更の意図とは何か(メリット・デメリット)も含めて見ていきます。

長崎は前節から3枚替え。
最終ラインは左SBに米田・右SBに高畑が入り、櫛引が古巣対戦となる。怪我人相次ぐ中盤は、安部・マテウス・松本の3枚。前線左には増山がスタメン復帰した。


進み

まずは札幌保持時から。

いつものように4枚での入り口だが、今節大きく変わったのは中盤のユニット。大崎がアンカー的な立ち位置を取りながら、2CBの間に降りたりする。相手の2FWの間で守備を邪魔するイメージ。その前で荒野や克幸が動きながら。なので、4-1-2-3に近いと言って良いだろう。

また、今節も近藤のエリアにロング入れて勝負させる形も持っていた。そこが前進するきっかけになっている。これはここまでの試合同様の狙い。


対して、守る長崎は4-1-2-3から4-4-2になる。
pressingにチャレンジするよりも構えている状態。

2IHの一角であるマテウスを前に押し出して2トップ、両WGをインサイドに持ってきてそのまま4枚の中盤、で最終ライン。といった守備の可変で4-4-2になる。

ここでメンバー変更についての議題になるのだが、長崎は4バックでくることが戦前からわかっていた。というかそれが長崎のスタイル・形である。それに対して、札幌は4-1-2-3でこれまでの4-4-2とは違い、最前線を見れば相手の4バックに対して3枚の攻撃枚数をかけられる計算になる。これまでの試合では5バックに対して2,3枚だったので前線に当てにくい状況だった。しかし、今節は前線4v3なので、どこかしらで1v1は作れるはずだ(SHのところがそうである)。そういった感じで個を活かしながら前線も優位性を作り出せる

という時に使うべきはアマドゥであろう。確かに、ここ最近の試合では孤立したりDF2枚に対応されたりと思うようなプレーはできていない。しかし、それは相手が5バックで守っている時の話であり、札幌が4-4-2で攻撃していれば5バックに枚数をかけれないのでターゲットのアマドゥに割かれる枚数も自ずと増える。=アマドゥにロング入れても対応される。だが、今節の長崎は4バック。たらればになるが、アマドゥがスタートなら高確率でアマドゥにロングを当てればより簡単に起点を作れたのでは?とも思ってしまう(前半は持つ時間も多く、大崎もいたのでうまく動かせる時間も多い)。

実際、守る長崎はHigh-pressingではなく、構えて牽制するスタイルをとってきたので、今節前線に入った白井のスピードなどはうまく活かすことができなかった。pressingを喰らってプレス回避でもなんでもロングを前線に入れても、白井vs相手CBではさすがに相手CBの方が空中戦では分がある。そこにアマドゥが欲しかったなあと。+敵陣侵入した後はクロスを上げたいが、中の枚数に高さがないのでなかなかチャンスにはなりにくかった印象。アマドゥ1枚でもいれば、そこに当てるかアマドゥを囮にしてファーのフリーが撃つなど策があったような…(大宮戦の後半のクロス攻撃はほぼそれ)。


話がそれましたが、再びビルドの話へ。

大崎はCBの間に入ったりする。それは、長崎のpressingが2枚できているので2CBのみで持つと枚数的にハマってしまう。なので、+1を作り出すために大崎が降りる回数が多くあった。これで3v2での入り口となる。小次郎を使って+1にすれば良いという意見があるかもしれないが、長崎のラインが低い=構えて守っている ので札幌もより前でボールを持つことになるのでわざわざ小次郎を使うとボール・全体が押し下がって前進する距離が長くなってしまう。ので、大崎を使う。

大崎が下がるならば、荒野がCHのところに入り中盤の空洞化を防ぐ。もう一枚の克幸はというと、中盤に降りてくるというよりも相手のCHの背後=ライン間で動いているイメージ。大崎ー荒野ー克幸-白井というセンターラインの並びになっている。

また、3枚での入り口になればSBを押し出すことができるので、高嶺・高尾はそれぞれ高い位置を取れる。それに伴いSHをインサイドにおいてDFを撹乱させる狙いもある。


また、入り口のところでは荒野がCBの脇に降りてボールを受けるシーンもあった。この場面では、西野の左に降りてSBの高嶺は高い位置を取ることで攻撃への出力を上げる。大宮戦でもそういう風潮があった気がする。=大宮戦の良いところの継承。


と、それなりにビルドのところでの立ち位置の工夫が見られている。これまでの試合では、入り口〜中盤付近では4+2で全く立ち位置を動かさないがために、pressingにハマってうまくボールを動かせずロングに頼る回数が多くあった。その中で、大崎・荒野が違いを見せつつうまくボールが循環するようになった。こういったところは大宮戦の継承というか良い点を表現できていた。


前進する手があるのか?

手前でボールを持てる+立ち位置含めてうまくボールを動かそうとしているが、アタックに繋げるという点ではどうだっただろう?

印象として、ファイナルサード=相手の深くまで侵入する手立ては近藤のウラとかしかないと思った。今節も近藤のところにロングを当てて競り勝つとか、同サイドからウラへ一本というのが目立った。確かに、前進はできているしチャンスになるシーンもあった。しかし、それが再現性と言っていいのかという問題。ここに強力なCBを当ててくるチームが出てくると近藤の強みも無くなってしまう(かつアマドゥのところも抑えられている状況なら尚更)。

時間が経つにつれて、近藤と対峙する長崎の右SB 高畑も競るというよりも近藤が収めたところから対応を始めており、その対応も良い対応だったので近藤のチャンスメイクは少なくなったというか、クロスやシュートまで行けるのがスムーズではなくなる。近藤封じも始まっている一方で、札幌は前進の手法がここしかない。センターにアマドゥなど明確なターゲットマンもいれば、中も外もうまく使い分けできたのかなと思う。


とはいえ、SB(主に高尾)が高い位置を取れればサイドでの数的優位も作り出せるので、これならより深くまで入っていける可能性は高くなるのでは。

上図のシーンでは、ビルドの入り口の時点で大崎がCBの間に入って3枚でスタート。それに伴いSBの高尾が高い位置をとる。ボールホルダー(家泉)に対しては長崎のFWとSH(WGの増山)がプレッシャーを掛ける。この時点で、増山のマークである高尾が増山の背後を取れているので、長崎の左SB 高畑に対して1v2の状態で仕掛けられる

ここで高尾まで飛ばせれば、その先で克幸なども絡みながら良い連携から深く(角)をとっていける。そういうシーンもあった。

ロング一発で頼るよりも、地上でうまく前進するために入り口を3枚にして・SB押し出して・サイドで数的優位にする。という風なアプローチが取れればより再現性という意味で良い前進方法を持てるのでは。


そこ何回やられんのや!

続いて、長崎保持時(札幌守備)。

長崎はベースの4-1-2-3そのままな感じでビルドを始める。コンセプト的には繋ぎながらタイミングを見計らって、ロングを使ったりして前進する。マテウスやフアンマなど収まるFWがいるのでターゲットは設定できている。

対して、札幌は4-4-2でのpressing。
2トップと近藤(SH)を押し出してのpressing。構造的には長崎の4バックに2トップ+2SHでハマるのでそのまま。中盤のところには長崎の3枚がいるが、非ボールサイドのIHについては捨てておいてアンカーともう一枚のIHを大崎・荒野で見る形。

基本的には、これまでの試合通り、近藤のいる右サイドへ限定して高い位置からpressingをかけていく流れになる。


左サイドに流れてしまっても、右サイドの時と同様なはめ方でpressingする。長谷川・高嶺をそれぞれサイドのプレイヤーに当てながら、中盤はスライドして逆のIHを捨てて前進(監視)する。

左右でやることはそこまで変わりないので、守備の入りで特別問題があるというわけではなさそう。

長崎のビルドに対して中を閉めながら外へ逃がさせているので、効果的な前進をさせないpressingが札幌はできていた印象。それぞれのラインもしっかりしておりコンパクトになっているので、ロング一発で受けてチャンスメイクできるマテウスのプレーエリアも潰せている


しかし、特筆すべき問題は高尾の背後。

右への限定で近藤を高い位置に押し上げている関係で、高尾も前に出してpressingに連動する必要がある。上図のように、長崎はGKも含めてビルドするのでGKに札幌の2トップのうち1枚は繰り出さないといけない場面も出てくる。そのタイミングで近藤も前進して前に出ていく→そして高尾も前に出ていく。pressingの連動という意味では良い動きではあるが、問題はここから。


サイドで持った長崎は高尾が前に出ている状況を見て、そのまま高尾の背後にボールを入れる。その先に飛び出していくのはIH。この場面では、高尾のマークである増山が少し下り目になることで、高尾を最終ラインから引き出す。(pressingがかかっているので)当たり前に前に出ていく高尾の背後にはスペースができる。そこを突いて押し込みのきっかけ作りをする長崎。前進であろうとプレス回避であろうと、脱出口が明確になっている。

深くまで入り込めば、WGの増山だけでなく攻撃的なタイプであるSBの高畑も果敢に攻撃参加してくる。そして、そこでの細かい連携からボックス内へ侵入する。⇔中にはフアンマなどがいるがそこへのクロスがあまりなく、カウンター的な形でウラ返した時にクロスを供給していた印象。

同サイドからの前進の形で背後をとって、アタックに繋げようという長崎であるが、前進する方法はこれくらいしかない。逆に、札幌はここさえ封じれば(高尾の背後を遮断できれば)長崎に全く前進を許さなかったと断言できよう

↓以下のツリーポストの内容と同義ですね。


高尾も高嶺も前に出ていくというよりも前に出れてしまうことが原因なのかもと考えられる。札幌の4バックに対して長崎はトップ+2WGの3枚なので、4v3の最終ラインになっているSBは長崎のWGにチャレンジするので出るしかない=出れてしまう。それ故にクルッとウラ返されてしまう。しかし、そこで出ない選択肢を持つのか、それとも出つつ蹴らせないのか。その辺の判断とこれからのケアに期待。


失点

札幌が優位に進めながらも、隙・穴を突いていく長崎。
迎えた、38分に長崎が先制に成功する。

このシーンでは、長崎の保持の流れから札幌の右サイド深くまで侵入したのが押し込みのきっかけである。=高尾の背後攻略からアタックに移った。押し込んだ先でサイドでの連携を使いながら、ボックスに侵入した増山が冷静に流し込んでの得点。

札幌としては、まずは高尾の背後をケアしきれなかった(pressingの中で蹴らせてしまった)。そして、押し込まれた後も枚数かかっているがスルスルと交わされて失点に繋がった。ちなみに、増山のマークは近藤だったと思うが増山がパスをした時に近藤の足が止まっていたので、増山はフリーでシュートを撃てた。近藤を高い位置においておきたい=自陣での守備をあまりさせたくない という狙いがあるとは思うが、自陣でこういう守備をされてしまうと-1の状況になるので流石に手を抜いてはいけない。攻撃の出力だけが近藤の良さではないはず。守備も粘り強くできるプレイヤーだと思うのですが…。


リードした長崎。
前半はこれまでの展開と同じように進み、0-1でアウェイ長崎がリードして折り返す。


後半

HTで札幌は大崎に変えてアマドゥをついに投入。
CHは荒野・克幸のコンビで、アマドゥは白井と2トップを組む形になる。


2失点目

交代して札幌の変化もありましたが、先に失点から。
後半入りの6分で失点。リードは2点に広がる長崎。


この失点も高尾が引き付けられてその背後を取られて、深い位置に入られたことから始まっている。1失点目と同様のきっかけで深くまで入られ崩されたシーンだった。
↓以下のポストで1,2失点目を簡単に説明している箇所があります。


また、マテウスに対しても2枚行っている中で普通にヘッドで決められるってのはどうなんでしょうかね。迫力のある相手ではありますが、こんなゴール前で簡単に決められてしまってはそこにDFを置く意味がねえわい。


左サイドの出力

リードされた札幌は直後にトーヤを投入して、より攻撃に出るというメッセージを岩政監督は送る。

克幸が交代したことでCHに高嶺が上がる。
+トーヤの推進力もあり、高嶺から左サイド深くへボールが供給されるようになった。SBのトーヤが高い位置を取るには、その前のSHがインサイドに入ってサイドのスペースを空ける必要がある。その狙いを共有して形をどんどん作っていけていたと思う。長谷川も後に交代して入る青木もそれができていた。

近藤のサイドは大味で、すでに長崎もわかりきっているので対応はしてくる。その中で他の選択肢を持って前進〜アタックに展開したい札幌。そういった中で、トーヤの高い位置・深い位置まで侵入していける推進力は武器になったと思う。

これまでの試合でも、右の近藤サイドよりかはタテへの出力が弱い左サイドでトーヤがここまでやってくれれば左右どちらでも深くまで侵入可能である。高嶺がSBで前に出ることもありますが、それよりも出力が大きい印象ですね。


1点を返す

76分、サイド攻撃から得点が生まれる。

この得点もトーヤがサイドの深い位置をとっていく動きから押し込むきっかけを作れた。クロスはファーに流れたものの、拾った青木がキックフェイントでDFをかわして折り返し。ゴール前のこぼれ球を近藤が蹴り込んでゴール。

トーヤの投入時からの狙いを一貫して取り組みつつ、その成果を得点という最大の結果で残せたのは大きい。やはり、トーヤは元FWということもあり、元々持っている推進力も活かしながらこういった攻撃のアクセントを加えられるので(しかも左サイド)サイドで使うのが最適解かなと思う。


その後の展開

その後は、リードのある長崎は4-4-2のミドル〜ローブロックで構えてpressingでボールへチャレンジするなどはない。

対して、札幌はアマドゥとゴニのツインタワーにするなどパワープレーで同点・逆転を狙いにいく。

しかし、構えられた時の手段がない。
これまでの試合でも、5-4-1とかブロックで構えられた時の崩しの手段がなく、攻撃が滞ってしまうシーンがいくつもあった。+今節は前線に高いプレイヤーがいるにも関わらず、そこへ当てて繋ぎを省略するパワープレーがあまり見られなかったかなと思う。となると、狙いとしてはトーヤや近藤をワイドに張らせた状態で、サイドから侵入しクロスで確実に得点を奪うということだろう。

そうでないと、トーヤを投入直後からサイドの深い位置に侵入させる動きが意味をなさないからである。アマドゥ・ゴニの2トップになった瞬間に「ロングに頼ろう」となるのは勿体無い。常にトーヤの前への力を活かしながら、その中でサイドアタックを展開し、中が開けばトップに当てていけば良い。しかも、1-2になってから15分+ATはあったので、ロングを蹴ってアマドゥ・ゴニに頼るという焦りはいらなくなるはずだ。

徳島戦の最後の得点でも、単に放り込むよりもなんとかしてサイドに展開してクロスから確実性の高い攻撃を狙っていた。そういった意味が含まれているはず。


また、2トップの関係として、、、
例えば、アマドゥが最前線張ってターゲットになるなら、もう片方のゴニは足元で引き出すような動きを見せる。など、役割を二分させて前後が分断しないように、2トップからタテ関係を作りそれぞれのユニットをパイプで繋ぐ。ツインタワーでどちらも最前線張り付くとロングだけに頼ることになり、あまりチャンスは見込めない(相手DFがめっちゃしょぼいなら有効的or前半入りでの押し込みなどでは使える)。そういったことも踏まえて、残りの15~20分間で確実に仕留めようと勝負をかけたのであろう。


土壇場、原劇場

と、押し込み続ける札幌はATに時間が進むも迎えた93分。

CKの流れからペナ前の混戦で、長崎のプレイヤーに当たったボールはペナ左に飛ぶ。これに反応した近藤がゴール前に送り込み、最後は途中出場の原が押し込み同点。

ちょっと無理そうな展開だなあ…という中で諦めずに攻撃の姿勢を持てた結果生まれた得点。少しラッキーな形ではあったが、それを生み出したのは継続した攻めの姿勢と諦めない気持ちだったのかなと思う。

また、ゴールを奪った原は2シーズン連続での得点で、ゴールを奪える位置にちゃんといるなという印象。「持ってる男」とサポーターの皆さんは言っていますが、彼自身のゴールへの嗅覚とゴールを奪う姿勢が実を結んでいると思う。とはいえ、相手DFの跳ね返りからチャンスになったのでラッキーな得点でもあったので、「持っている」かもしれない。

一方、長崎は2点のリードをした時点で引いて守備的なった。しかし、緩い守備が特徴になってしまっている状態で案の定2失点してしまった。というか、1失点目の時点で攻撃に出られなくなった感がある。個人的に、守備的になって攻撃に出られなくなっていることを"ロストシチュエーション"と呼んでいる。ブロックを組んでいる終盤にその状態に陥りやすいと思う。その状態で失点すれば一気に相手が加勢するので…。それを跳ね返す力(守りきる力)がないと苦しい。


AT残されたのはあと4分程度。
その後も最後まで逆転を信じて攻撃を続けるも、最後の最後に同点弾を超える歓喜は訪れず試合終了。2-2のドローとなった。


総括

まずは2点差をしっかり追いついて、最低限勝ち点を拾えたということに関しては評価できると思う。2点差を追いつく力があるということも言えるので、それなりに成長していると思う。(昨シーズンは同時期に3点差追いつかれている)

しかし、もう負けられない・勝ちがないと…という試合で簡単に2失点してしまうのはどうも変だと思うそれも、どうしようもない失点ではなく対策が取れるような失点である。2失点とも今シーズンの札幌の穴であるところをうまく突かれての失点であった。高尾の背後も複数枚かけているところで取りきれないのも…。

対策すべき課題は明るみになっている中で、それを改善できずに試合に臨んでいるからこうなってしまうんだと思う。極論を言えば、その失点さえ防いでいたら2-0で勝っていたかもしれない。しかも、長崎は前半から引き気味の守備だったので、札幌がリードすれば長崎の攻撃への出力もそこまで上がらないはずだと思う。なので、ここまで嵩んでいる20失点の安さを測るとどれくらいなんだろうと思ってしまう(パッキングレートやインペクトなどの指数が出ればそれなりに数値化できるかも)。勿体無い。


攻撃の面では、ビルドのところは整備されつつあり、構造的な問題は大崎や荒野の立ち位置の変化も加えながら解決できている感はある。その一方で、次にアタックの手段が少なくなっているのではと思う。今節も前線にターゲットがいないことで、結局いつも通り近藤頼りのモノカルチャーサッカーになっていた印象 *1。

*1 以下のポストより。モノカルチャー経済が由来です。


+今節は相手が4バックであったので前半からアマドゥを入れておけば、ロング入れてもその先でアマドゥが収めることも考えられたはず。前半のメンバー選考を肯定するなら、大宮戦のように足元で繋ぎながらサイドのウラを破りつつ、中で低いマイナスクロスから得点を決めようという狙いがあっての足元・スピードタイプのプレイヤーの選考だっただろう。

にしても、5バック相手に苦しんだ⇔4バック相手には余裕だった というこれまでのアマドゥの特徴を考えればスタートから出していたほうがより強みが出たのでは?とも思う。そして、近藤頼りにならなかったのでは。(次節の山形は3バック→5バック?なので今節のスタートのほうがいいかもね。狙い的には。)

ただ、後半になってトーヤの特徴もうまく出ていた中で2点差を追いつけたのは大きい。左右どちらも推進力があってこその今の札幌のスタイルかなと思う。特に後半になるにつれてオープンになるので。⇔逆にオープンにならないと攻撃がうまくいかなくなる

まあ、この辺はこれからの試合でどういうエッセンスが加えられるのか見ものですね。どんどん発展して手段・プランの多い攻撃ができるようになると良いかと。対して、シーズン中の攻撃やシステムの変遷が多すぎて、キャンプ中に決めた軸はどんなものなのか?そもそも軸なんてものはあったのか?と疑ってしまいますね。いまだに3-4-1-2も充分に見れてませんし。


次節はアウェイ山形戦。参戦します。2年連続3度目の山形遠征(2016,2024,2025)になります。

GW連戦もすでに3試合目に差し掛かる。次で勝たないと気分落ちるに決まっている。敵地であろうと勝ちは必須。昨シーズンの天皇杯では6点取れた相手だぞ?果敢に攻め込んで、やっちまえ!俺のハートに火をつけろ!

さすがにここから連勝街道作ろう。

いいなと思ったら応援しよう!