['25 コンサドーレ] vs.モンテディオ山形 〜正しさのある戦い〜
明治安田J2リーグは第13節。
前節はホームに長崎を迎えた札幌。2点ビハインドから後半ATで追いつきなんとか勝ち点1を拾った。しかし、GW連戦でまだ勝ちがない。今節で勝たなければ浮上のきっかけを掴めないままになってしまう。それだけ重要な一戦を勝ちきれるか。
一方、山形は前節を富山とドロー。3試合勝ちなし、直近5試合では1勝2分2敗と苦しい現状。ホームに戻り、ここからホーム連戦で立て直していかないといけない。そんな今節はJ1からの降格組との一戦。そうであれ勝利は必須。
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試合概要・スタメン

結果は0-1でアウェイ札幌の勝利。
札幌はシュート数が二桁に乗り、枠内シュートも相手を上回った。印象的にはチャンスの少ない試合だったかなとも思ったが、その中でシュートまで持ち込めていたようだ。内容を紐解いていこう。
試合の方に入っていきます。

山形は前節から7枚替え。
流れを取り戻すべく大きな変化を加えた。変わってないのはGKのベル・安部・西村の後方3枚のみ。それ以外は前節から変わっている。土居のスタメン復帰、中村亮太朗の復帰もありポジティブな変化といっても良いか。
札幌は前節から4枚替え。
CHは大崎がベンチで荒野・高嶺のコンビ。左サイドはトーヤ・青木の組み合わせとなった。最前線はアマドゥ・ゴニの2トップで高さを出してきた。ゴニは今シーズン初スタメン。
変化をもたらすポジションチェンジ

まずは札幌保持時から。
陣形的にはベースの立ち位置からそこまで変化はなかったが、前節後半の変化をそのまま受け継いできたような入りだった。
左SBのトーヤが高い位置をとりながら、SHの青木がインサイドにポジションをとっている状況。前節はこのトーヤの高い位置取りからサイド深くまで侵入するシーンが多くあったので、それをさらに強めていこうという狙い。+中央でのプレーならより特徴の出る青木がインサイドに入ることでボールへの絡みも出しつつ、アタックフェーズではミドルシュートを狙えたりもする。左サイドはそれぞれの特徴が出るような配置だったかと。
ビルドの入り口という点では、前節は大崎がアンカーになったり、4-1-2-3みたいな形になったりで良い流れを作れていた印象。しかし、今節は再び4-4-2に立ち戻りながらも、これまでと同様な形ではなく(以前は4-2-4で立ち位置変えたりしない)サイドのプレイヤーの入れ替えやそれぞれの個性をより活かすための配置になった。

守る山形はpressingの時はトップ下(3-4-1-2の1)の土居が左に流れて、最前線は3枚でpressingする形。形的には5-3-2,5-2-3でかけていくイメージ。
土居は左に流れて札幌の右SB高尾を監視しているようだった。札幌の4枚での入り口に対して、3枚かけながら中盤をはめて後方は5枚で固くしようという山形の思惑だったが、ここから徐々にズレが生じてくる。

札幌は山形のpressingをあまりうまく交わせていなかったが、ボールは持てている状況なので前進はできた。風下ということもありロングで前進するのもあまり似つかわしくない。序盤15分くらいはあまり深い位置まで入り込む回数も少なかった印象。停滞感もあったのでは。
ただ、地上で段々押し込めたのは、左サイドのポジションチェンジがあったからというのもあるし、荒野の最近良いボールを動かすパフォーマンスでリズムを持ってポゼッションできたからでもある。
そして、押し込んだ先では5バックを破らないといけない。
そこでのキーは右サイドのポジションチェンジだった。上図のように、ワイドに張っていた近藤がインサイドに入る。そのためにはアマドゥが少し下り目でボールを引き出そうとムーブする必要があるのでそれを実行する。そうすると、近藤の空けたスペースがある。そこに走り込んでいくのが高尾だった。5バックに対して4枚かけている中で(近藤・アマドゥ・ゴニ・トーヤ)5枚目に高尾をぶつけていく。
近藤がインサイドに入る時点で相手の5バックの大外をつれて中に入っていた。そうすればサイドのスペースにDFはいないので高尾がフリーで受けられる(ボールを受ければDF1枚はくるが、受ける前ではフリー)。かつ、pressingのところで高尾を監視していた土居だったが、高尾が高い位置をとり始めてもそこについていくことはなかった。なので、高尾は常にフリーの状況でオフザボールの時間を過ごせるのであった。ビルド〜アタック時まで高尾は土居の斜め背後をとり続けていた。
そういったスペースを生み出すためのポジションチェンジが、左右どちらでも起きていて、その結果押し込める・ファイナルサードに入り込める状況を作り出せていた。特に右サイドは流動性も生かしながら5バックを物ともせず崩せていたのでは。
7分ごろの高尾→ゴニへのクロスからの決定機は上記の形からのチャンスだった(決めなくてはならないシーン、直後のCKも含めて)。アマドゥ・ゴニと身長のあるプレイヤーが2枚もいるのでクロスは積極的に上げられていたと思う。

左サイドからの前進というところでは、トーヤが前に出たことで元のSBのスペースが空いてくる。そこに高嶺が入ることもあった。これまでのゲームでも左SBを務めていたのでそこに違和感というか、苦手意識もなくスムーズに入れていた。そして、CHには青木が入ったと。
ゲームの中で固定ポジションにとらわれず流動性を出せていたと思う。これを開幕の頃からやりたかったのだろうが、高嶺のSB起用や青木のCH起用、そしてSB陣のオーバーラップ+SHのインサイド+FWの降りるタイミングなどなど…が選手たちに浸透しきっていなかったのかなと思う。なので、ココ最近ではどういう形をするのかを選手たちが理解し、それぞれのタスクを試合を積み重ねるごとに身につけられていた。その結果が今節の良いポジションチェンジだった。
ただ立ち位置を変えているわけではなくて、相手のpressingにハマらないためだとか、風下の中で地上でうまくボールを繋ぐためなど狙い・目的があっての戦術である。今節の前半で言えば、ロングを蹴らないという"戦略"があった中で、代わりにポジションを変えたりしてボールをうまく動かそうとなったと推測する。

ただ、この状況になると困るのは山形。対策もしてきた。
札幌の左サイド手前にフリーを作られて(高嶺)前進されるorボールを逃がされて奪取が難しい。そこで、右ワイドのイサカを前にだして4-4-2的な形に落ち着いた。
これで前へのpressingの圧力を強めることができると同時に、5-2-3や5-3-2で生まれていたスペースを消すことにもなるので、それなりに有用ではあった。しかし、懸念は後方が4枚になっていること。札幌も4バックに対して4枚当てての最前線なので、山形からすると1枚対応しきれなければ危ない。+高尾も上がってくるのでもう一枚対応しないといけなくなる。=土居が下がらないから。
と、札幌が優位性を常に持てる立ち位置をとってた印象。
が、チャンスはそこまでなかったかなと思う。カウンターもシュートまでのスピード感がもっとあっても良いのかなと。
封じ込みpressing

逆に山形保持時(札幌守備)ではどうだったか。
山形はベースの3-4-1-2から3-3-4的な配置。渡邉監督も3-3-4だ!と言っているようで前線4FWで枚数をかけていきたいようだ。
対して、守る札幌は4-2-4でのpressingで前線の2-4でpressingし、後方は後方で任せている。前線に枚数を札幌もかけているので前で取り切りたい。相手の入り口が3枚なので+1の状況。GK使われても同数なので都合が良い。

まずはFWどちらかが一方に限定する。そして、もう片方のFWは相手CHをケアして一個下がっているイメージ。上図ではゴニがボールホルダーに出て行き、アマドゥが背後のCHを見ているよう。
そして、脇のCBにパスが出るならそこをSHが前に出てpressingすることになる。近藤・トーヤがその役割を担う。+中盤のCHも前進して圧力を強めている。
前節やそれより前のゲームでは、この前線からのpressingに連動してSBも前に押し出していた札幌。そして、その背後を取られて深くまで侵入されるケースが山ほどあったが、今節はそれがなかった。
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それには山形のワイドのプレイヤーの立ち位置が関係している。
山形のワイドは坂本とイサカ。どちらも最前線に張り付いており、"4FW"という認識で山形はやっている(ゲームの序盤はロングでワイドの背後に入れるのを明確化していた)ので、ワイドがビルドのサポートにいくことは少ない。=札幌のSBはわざわざ前に出てpressingに行く必要がない。よって、今節はSBがDFラインに留まったままで対応が可能になった。前に出てウラ返されるという心配が相手の立ち位置によって消されたのであった。
また、pressingのところでは脇のCBにボールが出た際に、SHは外のコースを切って中へ誘導するシーンも多くあった。これは、サイドに出されて前を向かれてしまえば、2-4で行っているpressing諸共無効化されてしまうからである(パス1本で6枚交わされる)。そこでパスを通されれば一気に山形のチャンスになり簡単に前進を許すことになるので、SH陣は外のコースをしっかり切って守備枚数のいる中へボールを向かわせていた。こういう問題意識とpressing技術があれば、今節のように相手に自由に前進させない=歯止めをかけることに繋がるので良いpressingだったと思う。

サイドにパスを出されてしまったとしても、ワイドは上図のようにSB(高尾)が出て1v1で対応する。そして、背後にスペースができるが山形はそこにFWを流すなどはしてこなかった。札幌としては押し込まれそうになっても弱点を突かれずに済んだので助かった。
また、SBを前に出しても残りの後方は3枚で相手の2FWを見る形になるので+1で守れる。この3枚で相手の2FWを見るのはゲーム通してあったので後方の安定感も継続して出ていたと思う。+1の状況なので、FWにタテパスやラフなボールが飛んできても、家泉が自信を持って前に出てボールを回収することもできていた。センターラインの強度を惜しみなく出せていたのでは。
別のウラ返し

pressingが機能している札幌だったが問題点もあった。
それは2-4の背後に土居がいること。
トップ下として自由にポジションをとってスペースで浮いている土居。特に札幌のCHの背後をとっており、ロング一発でスペースで受けてアタックへという形もあった。
札幌としては外は切れている状態で中に誘導するpressingを敢行している。しかし、その結果中央からタテ(ライン間)ヘボールを入れられる危険性がある。地上でのパスであればカットする見込みはあるが、ロングなどでは頭上を越していくので2-4が一気に剥がされる。
こうなってしまったのは、pressingが2-4だけで行っているからである。後方は後方で構えている⇔前線は2-4でpressingに出ている。それゆえに、前後で分断が生じており、その分断でできたライン間のスペースをうまく使われてしまったということである。そこから山形得意のサイドアタックにまで展開されてしまった。
ここでDFラインを押し上げるのか、pressingを弱めるのか…どちらかを極端にとってしまうとデメリットの方が大きくなる。DFラインを上げると風上の山形はロングを入れてくる(=ロング蹴られないようにライン低く設定している)、pressingを弱めると押し込まれる時間が続く(奪ってカウンターは威力ない)。となるので現在の状態で守るのが良いのだろう。その中で蹴らせないようにしたり、CH片方を土居周辺に下ろしてケアさせることで対応が可能になる。
今出てきた「DFラインを上げると風上の山形はロングを入れてくる(=ロング蹴られないようにライン低く設定している)」ということに関してだが、pressingのところでは限定と圧力で蹴らせないようにしている。山形は状況的に4FW+土居がいる前線にボールを届けたい。そのためにはロングで前進するのが手っ取り早い。聞くところよると山形はロング蹴るしか手法がないらしい?ので、それを見越してDFラインを低めに設定し背後のスペースをケア。そして、前線はpressingの中で蹴りにくくする(脱出させない)・限定することで苦しめる。と、理に適った守備ができていたようだった。しかし、その中でもピンチはあったが、全体でしっかり帰陣しゴール前を堅く守れていた。

話は変わるが、ポジションチェンジに伴い、特に左サイドはポジションが変わったまま前半終了まで行くこととなった。
上図のように左サイドの3選手はそれぞれベースからは別のポジションでの守備となり、そのまま守備の時間を過ごしていた。(後半はこの形そのままで行くこととなった)
前半はこんな感じ。
札幌は人・ボールを動かしながらサイドアタックからチャンスを数度迎えるも得点とはならず。
山形は速攻的な形でサイドからチャンスを作るも決定機までには至らず、ビルドのところでもあまり自由がなくシンプルなロングで脱出という形が多くなった。
互いに譲らず0-0で折り返す。
後半
HTで山形は高橋・堀金に代えて、ディサロ・藤本を投入し前線のメンツの出力アップを試みる。
継続するpressing

後半に入っても札幌のpressingスタイルは変わらず、外のコースを切りながら中へ誘導する。ロングでウラ返される心配もあったが、pressingの圧力を強めると同時に、後半は札幌が風上・山形が風下と環境の変化もあり蹴られても風で距離は出ないかな?という風になった。
上図の通りに、ボールホルダーへは外切り、FWは片方はセンターCBに出てもう片方はCHケア、後方はSB出しながら残りの3枚で2FW見る。
形的にはこれでOKという感じで、スムーズなpressingを継続できていた印象。
待望の先制点
#アマドゥバカヨコ の決勝ゴール!
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 3, 2025
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J2リーグ 第13節
🆚 山形vs札幌
🔢 0-1
⌚️ 55分
⚽️ アマドゥ バカヨコ(札幌)#Jリーグ pic.twitter.com/HTQYmkuXrL
良いpressingを続けている中で、迎えた55分。
高い位置から近藤がしつこくボールに対してかける。こぼれたところをアマドゥがさらりと拾ってペナ侵入。DFを抑えながら右足で放ったシュートはネットを揺らす。先制は札幌。
このゴールは前半から続いていたpressingの形がしっかり結果に結びついた。相手に与える選択肢を狭めるpressingからエラーを誘発し、高い位置で取り切ってシュート、ゴールまで行くことができた。理想的な形での守備からのカウンターでのゴールである。
この前のチャンスシーンでは、高尾のクロスを受けたアマドゥが右足でシュートを放つもサイドネットというのがあった(高尾に展開するシーンではやはり高尾が土居の背後を取れてフリーだった)。そこでのフィーリングを確かめた上での2度目のシュートチャンスだったのがこのゴールシーン。2回目はしっかり枠内に入れた。
先制〜先制後の攻撃の流れでは、自由にボールを動かしながら連動性も活かすことができていた。その中でアマドゥの足元での引き出しからレイオフで前向き作ったり、高尾のアンダーラップからチャンスを創出したりと面白い・ワクワクするシーンもあった。ただ、そういった中で追加点を取れないというのは課題として、複数得点を常に取れる体制は整っているので最後の押し込みを意識したいところ。

pressing時の中切りに関しては、左サイドにボールがある時も変わらず行っていた。特にゴール直後のトーヤのかけ方はそれが顕著に出ていたので、ぜひ参考に見てもらいたいと思う。
現地ゴール裏でしたが、特に後半はあからさまにSHは外へのコースを切って中に誘導する形でボールホルダーに寄せていたのがわかりました。ゴール裏なのでピッチをタテに見ることでより鮮明にわかりやすく見えましたよ。その記憶もあり、このゲームを見返した時の参考情報になっていました。ゴール裏から見える情報もすごく大事ですね。視点を変えて見るという意味でも。
コース開拓

札幌のpressingに息詰まる山形は國分の投入直後から少し変化が生まれた。
中盤を1-2の形にすることで、相手のCHの脇を使うシーンも増えてきた。なので、脇のCBが持った際に相手SHの背後に中盤のプレイヤーがいるので前進するためのコースを作れた。そこから展開すればサイドアタックまでスムーズに進められる。
対策は取れてはいるが、それを後半になって65分を過ぎてからやるというのはどうだったのでしょうか?しかも先制されてしまったというところで。タイミング的に早めに何か施行できなかったのかな?と思いますね。
その後の展開
リードする札幌はpressingにチャレンジすることはなくブロック気味になる。ラインを低く設定しつつ全体がコンパクトになる。スライドや球際での体張り、跳ね返しなど粘り強くできていた印象。
山形は押し込みながらサイドアタックなど特徴を活かした攻撃がようやく自由にでき始めるが、最後のところで精彩を欠きネットを揺らせない。あと少しだったかなと。
札幌は途中でアマドゥに代えてジョルディを入れてきたが、そこでの序列に関する技術的な差が明るみになってしまったのではと思った。
アマドゥは攻撃では足元での引き出しや空中戦でのボールに当たるタイミング、そして組み立てに関わりながらゴール前へ入っていく流れ…と全体的にしなやかさがあり攻撃の軸を作れている。守備では素早い寄せと良い限定がある。帰陣してプレスバックも早い。
しかし、ジョルディは競るタイミングやゴール前に入っていくスピード感がうーん…というのが正直なところ。後半途中で右のクロスからトーヤが折り返してゴール前にボールがこぼれるというシーンがあったと思うが、そこでジョルディが突っ込めればなあと思った。突っ込めるくらいに時間はあったのでそういう泥臭さも見せてほしい。(過去の所属チームでのゴール集を見るとそういうガッツタイプってほどでもない?)
守備面では背後のコースを消しきれていなかったり、pressingに出るタイミングや立ち位置などがまだ課題かなと。
総じて、アマドゥやゴニに比べてまだ足りないところも多いジョルディ。基準を高めて技術等もより高いレベルで身につけることができれば、誰がスタートでも途中出場でも変わりなく自分たちの理想とするサッカーが展開できるのでは?と思う。6月に新たな外国人FWの加入もある中で、ジョルディが生き残るためにやるべきことは多いと思われる…。
と、いろいろありましたが最後までリードを守りきった札幌が逃げきり0-1でウノゼロ勝利。無失点で終えた守備力・粘り強さを証明した。
総括
ナイス勝利でした!
GW連戦勝ちなしで来て不安も多くあったが、その中で勝利という一番の結果を残すことができてまずは一安心。
攻撃面での変化が多くあり、その狙いをしっかり出せていたという印象だった。特に高尾の高い位置での攻撃参加は、これまでのゲームでもよく見られていて攻撃のアクセントになっていた。その上で、今節はその特徴をよりうまく出せていた。そして、その現象を作り出すための流動性やポジションチェンジがスムーズにいっていたと思う。ミシャ式と岩政サッカーの良い融合があったのではないか。
守備面ではこれまでのpressingを軸にしながら、相手の特徴に合わせた守備ができていた。相手のビルドの入り口に対するpressingのかけ方もこれまでよりも明確だった印象。どこのコースを切るのか、どう限定するのか、そういったところの狙いがありそれが得点にまで繋がったというのがとても良いところ。攻守の表裏一体性の到達点である。
最終ラインを3にするか4にするか、、、という面においては柔軟性を出せていたと思う。3になるならSBを前に出して後方残り3枚で対応することになる(スライドしている)。攻撃する場面では高尾を高い位置に置いておきながら、4になる場面ではSB(高尾)を下げてセットするようになり、後方のスペースケアへの準備もできる。
この3と4の使い分けというのは3月の千葉戦あたりでも見られたようなことで、その時より良い最適解が今はあると思う。それを生み出せたのは、ここまでの12試合での取り組みの中でのできることや課題の発見、または新たな発見とさまざまな要素があってこそなのでは。12試合と時間がかかってしまったのは新任監督の下だからと言うしかない。逆に、ここで本当の最適解が見つかったならそれを突き詰めて勝ち続けるだけだ。
次節はホーム磐田戦。
昇格のライバルとの戦いが続くこのGW連戦はついに最後となる。3試合で勝ち点は4。ここで勝てば4試合で7にまで伸ばせる。1試合あたり1.75となるのでまあ良い方なのかなと。前の2試合で勝てなかった分、今節の山形戦、そして次節の磐田戦で連勝といきたい。2連勝から勢いを持って夏のフェーズに向かっていきたところだ。
