['25 コンサドーレ] vs.サガン鳥栖 〜自分次第〜
2025明治安田J2リーグは第17節。
アウェイ鳥栖に乗り込む札幌は、前節ホーム富山戦で劇的な逆転勝利となった。前向きな勢いそのままに連勝し、5月シリーズを勝ちきって(次の仙台戦含めて)良い流れで中断期間に入りたい。ドローや負けはいらないはずだ。
ホーム鳥栖は、前節アウェイ秋田で逆転勝利。直近4試合は負けなしで来ており、しっかり勝ち点は積み重ねている現状。上位陣からも勝ち点を奪っており安定して成績を残すことができている。最近では相性の良いホーム札幌戦で今節も勝利なるか。
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試合概要・スタメン

結果は2-1でホーム鳥栖の勝利。鳥栖はホーム札幌戦で5戦負けなしとなった(4勝1分)。
これから触れることになるが、やはり前半部分での差が結果に影響したように思える。札幌は前半で退場者を出したが、それ以前に2失点ということで11v11の部分で鳥栖が勝ったよう。
互いに退場者を出し、二桁シュートと少しはちゃめちゃなゲームになりましたね。
では、試合の方に入っていきます。

鳥栖は前節から1枚替え。
前節スタメンだったシャドー堀米のところに西川が入り、スリヴカ・西澤と前線3枚となる。それ以外の変化はなし。
札幌は前節から2枚替え。
前節前半からスクランブルでの出場となった宏武がそのまま左SBでスタートになった。前線ではジョルディではなくアマドゥがスタート。これに関しては、戦前から守備のタスクが重要視されていた中でpressingの上手いアマドゥが起用されたと考えられる。
もう慣れてしまった?停滞感


まずは札幌保持時から。
札幌は2+4の入り口自体は変わらずで、克幸・チェックがインサイドに絞ってハーフスペースで受けようと試みる。ここでタテパスを受けて出口になり、アタックに入って行こうとする狙いを持つ。
対する鳥栖は5-2-3で構えて前線の2-3でpressingとコース切りで相手の前進を妨げる。後方に関しては5枚を敷いて背後のスペースを消す or 蹴られても枚数で対応可能(距離的にも)。前後でバランスとスペース管理が良い陣形を整えられていた。
それを受けての札幌の保持だったが、なかなか前に進んでいくことは容易ではなくうまくスペースを突いていけない。5-2-3の2の背後のハーフスペースで克幸やチェックあたりが浮いてはいるがそこへ出そうにも出せない。タテパスを入れてカットされるシーンも散見された。
結局、いつもの如く右サイドの近藤に当てて空中戦勝利から前に出ようとする。鳥栖の左WB新井との1v1なら近藤も競り勝てるが、そこに鳥栖の左CBも対応してくるので1v2の状況でそう簡単には前に出られない。左CBが出てくるのはそのマークである克幸が降りて行ってしまっているからである。なので、近藤にボールが放られた瞬間には左CBはマークがいないので、左WB新井の守備サポートに回れる。
また、札幌はロングを使っての前進しかない中でトップのアマドゥに当てて無理やり前進しようとする形もあった。しかし、ここに入れようにもアマドゥは鳥栖のCB今津に捕まえられており、今津はファイターなので勢いで潰されることもしばしば。水戸戦のvs.鷹啄の時のようにアマドゥに渡り合えるプレイヤーがいることで札幌はターゲットを失うことになった。+アマドゥへのロングボールがズレるとチェックが競ることになるので競り負ける可能性も高い。

左サイドからの組み立てでは、青木がCHの位置からSBの位置に降りてパスコースを作ることもあった。これは、宏武が仕掛けられるという特徴を持っている中で前に押し出して、そこで後ろに空いたスペースに青木が入るというもの。
という感じの左サイドからの組み立てだったが、こちらサイドはマークをはめられて前進することが難しい。
青木が最終ラインに降りたことで中盤の空洞化を防ぐ+足元で受けたい ということでチェック・克幸が降りてくる(マーク見られている)。結果、最前線はアマドゥが孤立している状況で、あとはワイドがそれぞれいるが枚数的にも距離的にも自由がないし関わりが薄いエリア。
特に、宏武に対峙するのは鳥栖の右WB長澤だが、サイズもあり走力もありと宏武が太刀打ちするのは難しい。足元で受けて1v1仕掛けようにも自陣で持つとプレッシャーを受ける。かといって深い位置で持ちたいがそもそも前進できないので持てない。サイドウラに抜け出そうとするもその背後を右CBが埋めて対応してくる。あまり自由がなく前に出るきっかけを作れず、左サイドの出力であった宏武が消されて以前のように推進力のない左サイドになってしまった。

鳥栖は上図ように前後で札幌の陣形をうまく分断させて繋がりを断たせる。前は2-3でpressingをマークとコース切りで対応し前進させない。
後方は5バックで相手のトップ+2ワイドを見て余裕のある構えを見せる。
これまでの取り組みのようにHigh-pressingのシーンもあったが、基本はミドルブロックくらいで持たせて相手の動かし方を観察しながら構える。手のない札幌を見ながら適切な対応を適宜行っていく。良い守備で相手の攻撃に展開させない。

どこかでズレを引き起こしたい札幌は、唯一のチャンスになりかける形といえば上図のような形。
鳥栖はpressingが遅れて左シャドーの西澤を前に出すことになる。上図では札幌の右CB家泉が持ったところで西澤が出る。西澤は元々、札幌の右SB高尾の担当である。しかし、ここで一つ早く西澤が前に出ることになる。
すると、それに連動して高尾のところに人員を割きたい鳥栖はWBの新井を高尾に当てることにする。これに連動して最終ラインも連動。
この状態になると、札幌は右SH近藤のところが鳥栖の左CBと1v1になりつつ、その周辺にアマドゥが流れてくる(克幸が降りて空けたスペース)。すると、局面的には2v1になるのでここでロングを入れればチャンスになるかも…?みたいな形。しかし、決定的な形までは至らず。そもそも、こうなるシーンが少なく、鳥栖はシャドー・WBの立ち位置を大事にしている守備陣系なのでこういった形にはならない。
札幌としてはラッキーぽい形で数的優位を作り出せたがそれを活かせず。その後も前進する機会は少ない。中盤で引っかかってショートカウンターを喰らうシーンも多くあった。右サイドが多かった。左サイドはそもそもボールが回ってこない。右利きが多いからである。

ちなみに、抜け出したとしてもその先では5バックを崩さないといけない(遅攻で構えられる)。
近藤のところはWBと対峙しながら余っているCBも出てきるので2v1の状況。サポートの高尾も鳥栖のシャドーが下がってきているので見られて自由があるわけでもない。
そして、クロスを入れようにも中で合わせられるのは長身のアマドゥ1枚くらい。直近のゲーム同様にクロスに対して1枚くらいしか合わせるプレイヤーがいないのは、サイドアタックが多い札幌からすれば致命的な問題。そんなピンポイントで合わせられるだろうか。得点の確実性を高めないと…。
瓦解の原因

では、鳥栖保持時ではどうだったのか。
ズレ祭りでした。
まず、札幌のpressing時の役割分担としては…
・アマドゥが鳥栖のセンター・右CBの2枚にpressing
・右サイドは近藤が出る
・片FWの克幸は鳥栖のアンカーケア
・左SHのチェックは同サイドの鳥栖のシャドーを背中で消す(=ケアする)
という役割が振られおり。どう考えてもアマドゥのタスクが多くね?となる。ゲームを見ていてもアマドゥが2度追い・2度限定でとても大変そうだった。しかし、それを今週の練習から取り組ませていたのか?あるいは言葉だけで伝えていたのか?わからないが役割がそうであったのは岩政監督の試合後のインタビューからもわかる。
克幸がそのままセンターCBに出て、アンカー等のところは札幌のCH押し上げて対応すればピッタリハマるようにも思える。CHの背後にロングを入れられてもそこは家泉などで潰すかCHプレスバックで挟み込めば良い。

で、例えば、札幌の左サイドでのpressingはアマドゥがまずは限定しているのだが、チェックはシャドーを消している・克幸はアンカー見たままで中央に留まっている。結果、鳥栖の右CB→フリーのCH→センターCBのパス順で札幌の限定は無効化される。

中央に戻されなくても鳥栖はWBの長澤につけてくる。そこに対応する札幌はWBの宏武。しかし、ここの寄せが甘く簡単にタテにボールを入れられてしまった。宏武がpressingに出る=背中が空く というカラクリをうまく突かれてしまった。その背後には鳥栖のシャドーが流れ込んでいき深くまでとってチャンスになる。
大外のところ=宏武のところで潰すかバックパスさせればよかったのだが、対応が甘くなり簡単に前に進まれてしまった。+シャドーのマークもチェックと高嶺で分担しているが曖昧なので抜け出されると、高嶺が遅れて出ないといけない=元のスペースが空いてしまい中央が空になる。

また、構えている状況でアマドゥが担当になっているセンターCBが持った時に克幸が中央にいることでボールホルダーには誰も行かない。結果的に、その時間を利用して鳥栖の右CBはアマドゥの脇を取ってくる。ここにパスが通れば1本でアマドゥのpressingを受けることなく前進できる。
右CBが持てば次にチェックがpressingに出ないといけなくなる。ここでもpressingのズレが起きてしまい、アマドゥが役割を遂行できなかったのはそうだが無理がありそうな守備配置でもある(克幸が中央にいるのにpressingには行かない)。

そして、チェックが出ると背後のシャドー(西川)がフリーになりタテパスを受けられる状況。この状況下では、宏武はワイドの長澤を見なくてはならないし、インサイドにいるフリーの西川も気にしないといけない。こうなってしまうとpressingの無効化だけでなく、守備全体がDFラインが後手に回って押し込まれる要因をつくられてしまう。うーぬ。
こんな感じでうまくpressingがハマらず、それぞれの役割も本当に適切なのか?という印象。特に、相手のビルドの入り口に対して3v3で同数なのに克幸にはpressingをやらせない時点で3v2になったようなもん。+うち1枚の近藤は右のみの担当。枚数揃っているのにアマドゥに全てを託しているように見えるが…。
鳥栖戦見返し中
— 鵜外 (@engjpn_ugai) May 25, 2025
相手のビルドの入り口に対して3v3で当てて、克幸がセンターにいる状況でCBに出ないのは?CH押し出せば良いのに。
どうしてもアマドゥの1st pressingからスイッチを入れたいのか?結果、アマドゥの脇に右CBが移動してパス一本でアマドゥ越されチェック出さないと...に。#consadole
左サイド守備では宏武のWBへの寄せ方も甘く、背後を空けてしまいそこにシャドーが流れ込む形が何度か。これではせっかくチェックがインサイドでシャドーを消せていた意味がない。でも、その元凶は前線でのpressingの役割分担。アマドゥが役割を容認してミスしたのか、それか岩政監督とのコミュ不足か。
— 鵜外 (@engjpn_ugai) May 25, 2025

逆に、右サイドでは近藤が鳥栖の左CBに出ることは確定事項で構造的にも決定的である。その背後のシャドーも近藤がパスコースを消しながらで、人に対しては西野がスライドすればケアできる。ワイドのところは高尾がついて4バックはスライド。
右サイドはうまくはまっており前進されてピンチになったりはなかった印象。
というか、鳥栖はこれまでのゲームでも左から繋ぐよりかは右から前進することの方が多かった。札幌としては左サイドでの守備(=鳥栖の右での保持)のところの掛け方と守り方があまりよくなかった。裏を返せば、ここ(左サイド)での守備がはまっていれば相手に前進されることはなかったのでは?ということになる。
守備のオーガナイズはどうだったのか?
検証したのか?
失点
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 25, 2025
🏆 明治安田J2リーグ 第17節
🆚 鳥栖vs札幌
🔢 1-0
⌚️ 29分
⚽️ 今津 佑太(鳥栖)#Jリーグ pic.twitter.com/V6M6yi5Tav
29分、鳥栖はCKから先制する。
これは鳥栖の前進からのCKでの得点。札幌は再三前進を許した結果押し込まれでCKに逃れるも、そこで跳ね返しきれず失点してしまった。失点の形自体も意味わかんない形で、それが入ってしまうのか…という感じ。まあ、ここまで持って行かれたことが悪いのでなんともいえませんが。
2失点目
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 25, 2025
🏆 明治安田J2リーグ 第17節
🆚 鳥栖vs札幌
🔢 2-0
⌚️ 39分
⚽️ 長澤 シヴァタファリ(鳥栖)#Jリーグ pic.twitter.com/KmxJK354ke
39分、鳥栖が追加点を挙げる。
次は札幌のビルドミスからの失点。
ここまでうまく進められていなかった札幌は変なロストから相手の攻撃を喰らう格好になった。停滞感のあるビルドからロストし相手の攻撃〜失点するというクソみたいな流れでの失点。
ビルドがうまく行かなくて即興的にやるけど中盤で引っかかって失点まで繋がるというのは、ホーム磐田戦の時と同様で工夫のないビルドが要因。保持のところでもオーガナイズが不透明だったのか。また青木に「もう少し頭使え」と怒られてしまうぞ。
ジュビロ磐田が怒涛のゴールラッシュ🔥
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 6, 2025
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田J2リーグ 第14節
🆚 札幌vs磐田
🔢 0-3
⌚️ 25分
⚽️ 金子 大毅(磐田)#Jリーグ pic.twitter.com/5QynFtkxuO
と、鳥栖が2点リードとなる。
40分、札幌はアマドゥに代えてジョルディを投入。アマドゥの守備タスクの不十分な遂行があっての交代だったそうだが、まあそうらしい…。ジョルディは前からガツガツpressingに行っていたが、彼はそれでいいのかもしれない。確かに、頭を使ってpressingに行きボールに圧力がかからないよりも、ガツガツ前から行ってボールホルダーをあせらすのは大事。しかし、それでは芋づる式に守備が交わされてpressingの意味がなくなってしまう。和式・洋式問題みたいな…。
退場
ジョルディは投入直後くらいに余計なイエローをもらうと、前半ATでGKと衝突したところで2枚目のイエロー。退場。GKが優先であるみたいな感じではあるが、ジョルディはブレーキを踏んでいたと思う。逆にジョルディが突っ込まれたといえばそうなのかも。ジョルディの裏抜け自体はうまかったのでそういう背後への狙いがあったのはポジティブな点。
ジョルディが担架運ばれていき前半終了。
容態はどうなんでしょうか。
いらねー!とか国に帰れ!とか言う前に結構深刻に運ばれていったので、心配する言葉あっても良いと思いますがね。1枚目のイエローは批判ものですが。カードとケガは別で考えた方が。
前半は2-0ホーム鳥栖がリードして終了。
後半
HTで札幌は宏武に代えて大崎を投入。
変化

後半に入り、1人少ない札幌だったがそれを物ともしないような戦いが続いた。
配置的には、大崎・克幸あたりが変わるがわるアンカーの位置を取りIH的な役割で青木等がボールを引き出す。最前線はチェックが足元で引き出しながらフリックなどで寄せにくるCBなどをひらりとかわす。
保持のところでは全体の距離感がよくなり、足元での繋ぎから深い位置まで前進できるようになった。実際、技術や頭の良さはあるのでテンポや状況的にはやれるチームである。
アウェイ大宮戦も前半ぐだったが、後半になって急に人が変わったようにボールをスパスパ繋いで良いポゼッションから何度もチャンスを作っていた。
こういったエッセンスがチームにある中でなぜ前半から出せないのか?後半勝負だとしても、今節は前半から繋ぐことにトライしている中でミスが連発していた。単にやろうとしていないのか、それとも退場者が出るなど緊急事態にならないと力を発揮できないのか。
守備の工夫

前半ははまっていなかったpressingもまさかの-1の状況となった後半でははまった。
やり方としては、チェックが1stプレッシャーで限定する。次のCBには青木or近藤が牽制して出る準備完了。そして、中盤は大崎・克幸でそれぞれ見ながら背後のシャドーも消しつつ、CBもシャドーに出れるようにする。
構造的にははまっており、数的不利を感じさせないような守備だった。というよりもワンサイドに限定することで反対サイドの2枚くらいを捨てることができる。となると、限定した先では枚数が合うので普通に守備ができる。-1を限定することで補い優位性さえも得る。
-1でできるなら11v11でやってほしいものだが、そこでの役割が不安定だったことや誰がどこに行くのかなどでエラーが起きてしまったのだと思う。
前半からいや、ゲーム前からちゃんと準備していたならハマるはずだしうまく行くはず。HTの修正でうまくいくなら前半から整理して取り組めばこんなことにはならなかったのでは。
後半が良かったのは嬉しいというか安心するが、逆にそれを前半からできなかったのは悔しい。できるのにできていない現状にがっかり。
1点を返す
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 25, 2025
🏆 明治安田J2リーグ 第17節
🆚 鳥栖vs札幌
🔢 2-1
⌚️ 90+2分
⚽️ 中島 大嘉(札幌)#Jリーグ pic.twitter.com/eYnqT6qWxG
その後、鳥栖の今津が退場し札幌のペースで進んでいく。
パワープレーも活かしながら押し込み続ける札幌だったが、92分ようやく得点が生まれる。
押し込んだ状態でサイドtoサイドで揺さぶり最後は大嘉。このゴールは大嘉らしさのある得点だったと思う。クロスに積極的に飛び込んでいく泥臭さこそがこの男の真骨頂。らしいゴールだった。
ところで、このサイドtoサイドから折り返して決めると言うのはチームとして狙っていることらしい。しかもダイレクトでの折り返しは絶対らしい。このゴールを見ると、そんなアクロバットな形で得点を狙っているのか!?と驚愕してしまう。もっと流動性を活かして崩すとかやっているとは思うが、それとは別の形がこれとはね。まあ、そこでの折り返しが高い確率で成功するなら得点の確率は大きく上がるが、賭けに近いと思う。
5/25日 ●1-2鳥栖(A) #中島大嘉 ③サイドチェンジからの折り返しは想定していた?「あの形はずっと、チームとして取り組んでいるかたち。ああなって外に行ったら、折り返しがダイレクトで来るというのは、チームの共通認識...」#ラボ取材メモ
— コンサラボ|UHBコンサドーレ取材班 (@UHBconsalabo) May 25, 2025
1点差に詰め寄ったが最後まで同点ゴールを奪うことはできず、そのまま2-1でホーム鳥栖が勝利を収めた。札幌は最後まで戦い抜いたが敗戦。
総括
今シーズンこれで9敗目。
負け方としては自分らの不足があっての形。
保持時は満足に前進する術もなく、奪われて相手のカウンターを喰らいピンチになったり。守備はズレから瓦解し相手のやりたいように試合を進められてしまった。
それぞれ分けて見てみると…
保持〜攻撃はこれまでのゲームでもわかるように策がない。特に前半はどうやって前進するのか?どうやって得点を取るのか?というのかがわからない。ビルドの設計やどこのスペースを使うのかの共有があまりできておらず、ハーフスペースで誰かが引き出そうとしているがCBは前線のターゲットか近藤のところばかり見ているとか。かといって、後半になると工夫が出てきてテンポを取り戻して良い流れを掴むことができている。この差は何か?
アタックのところでは相変わらずクロスに対して合わせるプレイヤーがおらずトップ1枚くらいでDF3枚くらいに挑む。どう点を取るのか。
守備では、それぞれの役割はあるのだがそれが実戦となると急に難しくなる。それは相手も工夫を持ってやってきており、それに対応しながら自分らのやりたい守備を敢行しないといけないからである。だとしても、臨機応変に対応しながら限定〜奪取などやれることはあるはず。何かズレが起きたところでの修正ができていない。それをピッチ内の選手だけに任せているのか、監督がそこに介入していないのか。
今節は大崎が入ってから守備も良くなった。
オペレーションがうまいんでしょう。やはりピッチ内で周りを動かせる・指示を出せるプレイヤーがいないことには、うまく行かず苦しいままになってしまう。全員が何をすべきか、どんな指示を出すべきなのか共有し考えないといけない。起きているズレをどうやって解決するか、どれくらい早く解決できるか。手遅れになる前に何か策を撃たないといけない。
次節はアウェイ仙台戦。中断期間前最後の一戦。
連勝で締めくくることはできなくなったが、最後の1試合くらいは勝って終わらないといけないし、次負けたら早くもシーズン10敗目である。これでは自動昇格は流石に厳しい。負けを重ねるごとにPO自体も遠のいていくので、本当に昇格を目指しているなら負けなんてあり得ない。が、サポーターも選手もチーム全体も2020年ごろから負けに慣れてしまっている感。
だとしても、勝ちを目指すのは当たり前。
個人としても参戦するので勝利のために応援したい。
意地があるなら見せてくれ。
