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ぱにがれ課長の苦悩|お前はブラック?ホワイト どっちで成長する?


新人監督へ

成長するために、会社の中でどう考えればいいか

新人監督のころ、
「良い会社に入れたかどうか」で悩む人は多い。

ブラックか、ホワイトか。
厳しいか、優しいか。
潰れるか、続くか。

でも、少し先を生きた立場から言うと、
大事なのは会社の色より、自分の考え方だ。


まず知ってほしい現実

わたしが若いころにいた平成のブラック企業は、倒産した。
その後に転職した令和のホワイト企業は、誰もが知る大企業だ。

結果だけ見れば、
「ホワイトが正解、ブラックは失敗」
そう見えるかもしれない。

だが、現場にいた人間としては、
そう単純ではない。


ブラックで最初に鍛えられたもの

平成ブラックでは、
とにかく目の前の業務がすべてだった。

・怒っているお客様
・止まらない現場
・今日中に決めないと詰む工程

考えることは一つ。

この目の前の問題を、どうやって今すぐ解決するか

評価も、出世も、政治も考えない。
新人だろうが、逃げ場はない。

正直きつい。
実際、わたしは心を壊した。

それでも——
この環境でしか得られなかった力がある。

「現場で起きる問題は、必ず人が解決している」
という感覚だ。

これは、監督として一生使える。


会議とレポートの話(ここが重要)

平成ブラックには、毎月「伝達会議」があった。

営業本部や本社の話を聞いてきた
支店長や建築課課長が、
支店全員に向けて話す。

会社は何を考えているのか。
今、何を重視しているのか。

そして——
必ずレポートを全所員が書く。
支店長もだ。

しかも、
手書き。

辞書を片手に、
A4レポート用紙に一文字ずつ。
8割は埋めないといけない。

提出すると、
課長から赤ペンで添削されて容赦なく返ってくる。

当時は思った。

「忙しいのに、なんでこんなことを…」


でも、新人には最強の訓練だった

今ならはっきり言える。

この手書きレポートは、
新人監督にとって最強の基礎トレでした。

鍛えられるのは、知識じゃない。

・話の要点を抜く力
・文章を組み立てる力
・誤字脱字への意識
・人に伝える感覚

現場監督の仕事は、
結局「説明」と「判断」だ。

文章が書けない監督は、
必ずどこかで詰まる。


最初は、レポート1枚に何時間もかかる。
だが、毎月書いていると変わる。

伝達会を聞きながら、
「ここが要点だな」
「この流れは使えるな」
と、自然にメモを取るようになる。

つまり——
要約しながら聞く力が身につく。

これは、
施主打ち合わせでも、
社内報告でも、
そのまま使える力だ。


企業理念を語れる監督は強い

伝達会議では、
企業理念の話も何度も出てきた。

正直、最初はピンとこない。
だが、レポートを書くことで、
理念が「言葉」ではなく「意味」になる。

だから今でも、
わたしはその会社の企業理念を詳しく話せる。

そして、
お客様との打ち合わせでは、
自然と企業理念から話ができる。

「わたしの会社は、こういう考えで家をつくっています」

これは、
新人監督が一段上に行くための武器だ。


比べて令和ホワイトでは
新人が迷う理由

令和のホワイト企業は、会議が多い。

全国成績。
支店順位。
営業本部の数字。

でも、新人はこう思う。

「これ、自分に関係ある?」
「あの会議、意味ある?」

実は、その感覚は正しい。

新人に必要なのは、
全国順位ではない。

・自分はいまどの位置か
・何が足りないのか
・次に何を直すべきか

自分の立ち位置が見える情報だ。

(今の時代では営業成績の順位はパワハラの扱いになるという。)


もう一つ、大事なこと

令和の会社では、
偉くなるほど現場から離れる。

会議で話す幹部ほど、
施主と話していない。

だからこそ、新人監督は
現場を知っていること自体が価値になる。

これは、覚えておいてほしい。


新人監督へ伝えたい結論

会社がブラックか、ホワイトかは、
どちらが、成長できたか?
答えは人それぞれかもしれない。

だが、
成長するかどうかは、自分の考え方で決まる。

・目の前の問題から逃げない
・会議は「要約する前提」で聞く
・文章を書く力を軽視しない
・企業理念を、自分の言葉で語れるようにする

これができれば、
どんな会社でも、監督として強くなる。


平成ブラックは潰れた。
令和ホワイトは続いている。

だが、
現場で鍛えた力は、会社が変わっても消えない。

新人監督へ。

まずは、
「今いる会社で、何を吸収できるか」
そこに集中してほしい。

会社に育ててもらう意識より、
会社を使って成長する意識を持ってほしい。

それができたとき、
あなたはもう「新人」ではない。


※これは、どちらかの会社を否定する話ではありません。
現場を生きた人間から、新人監督への実体験の共有です。


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700棟|現場監督|一級建築士|ぱにがれ 現場は、正解が見えにくい判断の連続です。 この記録が、どこかの現場で 「一度立ち止まる材料」になれば幸いです。 応援としてチップをいただけると、続ける力になります。

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