#566[制作日記]魔力が散らないよう、歌を置く_note2周年
小説家と作詞家について考えてみました。
長編は “世界” をつくる、歌詞は “瞬間” を切り取る。
こんなお話をしていきたいと思います。
今日は筆やすめです☕️
小説と、作詞の違いですが、
回復魔法と補助魔法の違いのようなものでしょうか。
小説家の観察力
作詞家の凝縮力
歌詞のいいところは、
息遣いや温度がダイレクトに伝わることです。
小説は、説明や状況の描写が必要になるけれど、
歌詞は感情を置くだけでも伝わります。
「忘れられない夜は 忘れたくない夜」
この1文は、小説にしたら数ページ必要になります。
でも歌詞の場合、一瞬で心にグッと届きます🎙️
⚜️
小説は、状況、背景、行動、時間をブロックみたいに
考えたり組み立てたり。
あまりにも集中すると、感情がどこかへ行ってしまいそうです。
それは、どうしても「理由」を書かされてしまうから🥲
その意味で、ほんの少しだけ「書かされている感」があります🤭
歌詞は「理由の前にある感情」を置けるのを気に入っています。
息づかい、弱さ、揺れ、選択みたいな、
生きている人の温度を描けるのがいいですね。
『瞬間』の密度が高いと、
長文にしたときに薄まってしまいます。
小説はどうしても説明が増えてしまうのは、
“あの夜の手触り” の純度が落ちてしまう感覚です。
⚜️
作詞は、一瞬で心に触れることができます。
余白で伝える
断片で世界を作る
感情の “急所” だけを撃つ
つまり、短い詠唱で効果を発揮する魔法のようなもの🌟
小説は、長い詠唱で大きな効果を出す魔法かな🔮
心の動きを積み上げる
世界観を構築する
キャラの人生を支える
長い詠唱にすると “魔力が散る” のが悩みのタネです。
⚜️
今日は、小説と作詞のどちらが優れているか、
わたしがどちらの表現者として上手い下手ではなく、
自分が手がけるときの、こころの持ち方のお話でした。
「物語を語る」
「心の動きをそのまま置く」
どちらか一方に絞る方が、
上達が早いと思いつつ、両方続けてきました。
ああ、もう少し本を読みたい、と今日も思います。
⚜️
そこで、いつも心に留めているが『マインドマップ』です。
創作や、生きる上での「北極星」のようなものです。
わたしのnoteのゴールは唱歌です。
シャボン玉、ふるさと、赤とんぼ…
小さいころ、みんな歌いましたよね☺️
その原点は、文学にあると思ってきました。
わたしたちの町、山や川、海。
空や雲、身の回りにある小さな自然です。
子どものころから、歌詞を書けたら
素敵だと思ってきました。
でも、まだまだ借り物の言葉のような気がします。
2年前に、生まれて初めて書く活動を始めて、
「つぶやき」という短文で、
140字の記事を毎朝投稿していました。
自分の作品をもつのは、人生で初めてのことです。
今読み返すと、とっても恥ずかしいです(笑)
でも大切な作品たちです。読んでもらえるのは嬉しいです。
成長した自分の言葉で本にしたい、これも手つかずです。
⚜️
言葉を緻密に編み上げること、
これ、という蜂の一刺しで突くのは、どうにも苦手科目です。
どんな表現にも、その人だけの唱え方があると思います。
意味や構造で殴られて、心が痛くなったら……
生きてる気持ちを置くために書いてる。
そう思うことにしています。
わたしは、凡庸で器用貧乏な創り手ですが、
瞬間の言葉を拾い続ける生き方を、
きっとこれからも選んでいくのでしょう。
それが、わたしの “詠唱” なのかもしれません……🐸
<了, 約 1,400 字>

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