暗い写真と、不安への覚悟の話。(すぐにゆらぐ)
昨日の記事で書いた、私たちでリフォーム工事を担当させていただいたキャンプ場内のケビン1棟、
急遽、早速、私たち自身で試しにお泊まりしてきました。
たくさん写真を撮ったので、見ていただけると嬉しいです。なんといっても手塩にかけた、我が子のようなケビンちゃんですから。(親バカぶりをお許しくださいませ)
夜と早朝に写真を撮ったら、写真が暗くなってしまったけれど、私たちは明るい気持ちでおりましたのでご安心ください。笑















洗面のシンクも、デザインにこだわりました。

タイルの艶に、ときめきます。



暗い写真を見ていただき、ありがとうございました。
急遽決まったお泊まりでした。
我が家から僅か5分ぐらいの距離ですので、あまりお泊まりの意義は無いのです。
でも、自分達で作り上げた空間で一晩を過ごすことができて、朝を迎えられて、なんとも幸せでした。
はるか遠くまで旅行に出かけたような、そんな気分を味わえました。
朝、忘れ物のライターを家まで取りに行ったのですが、旅先からどこでもドアで自宅へワープしたような、なんとも贅沢な気分。笑
なけなしの勇気を振り絞って、本当に良かったです。
『自分には、そんな価値があるんだろうか?』
常に考えてしまいますね。
好きなこと。得意なこと。
周りを見渡せば、もっと上手な人が、目が眩むほど溢れかえっています。
この広い世の中で、一等賞を取ることは、とうの昔に諦めきってしまっていて、
どうやったらビリにならないか、そればかりを考えて生きてきたような人生だったように思い返されます。
けれど、自分達でちっぽけなカフェをはじめてから、一等賞ではないこと、それでもなるべく微笑んで生きていくこと、一等賞に憧れてモヤモヤすること(笑)、劣等感が祈りになること、
全部をひっくるめて素直にカタチにしていくことが、人生という表現活動だなと、思うようになりました。
今回のリフォームのお仕事も、
単純な上手さや早さ、実績において、ビリっケツのような私たちにご依頼をくださったということは、依頼主さまは私たちになんらかの価値を見出してくださったということです。
それを私たち自身が「私たちには、そんな価値なんてありませ〜ん」と試すこともなしにチャンスを捨ててしまうことは、自分達以外にも、依頼主さまを含め、とても多くのものを否定することになってしまうような気がします。
運とか、タイミングとか、縁とか、流れとか、恩とか、
色んな恵みみたいなものに、首を横に振ることになってしまうように感じたのです。
分不相応かもしれない。
でもその報いは、分不相応ならではの苦しみを、ちゃんと味わうだけでよいのだとも思えます。
本当に怖かった。げろを吐くほど不安だった。眠れないほど自信が無かった。
依頼主さまが、笑顔の下で、本心から満足してくださっているのか、今でも怖い。
そうした怖さや責任の重さを正面からちゃんと味わうことだけで、分不相応の代償としては十分だと思います。
それ以外には、何も差し出さなくていい。
命とか、そういったものを、奪われることはない。
「もっと上手な人が〜」
ついつい考えてしまう。
けれど、そんなビリっケツに回ってきたチャンスに、心から感謝したい。
私たちめがけて吹いてくれた追い風に、勇気を振り絞って羽根を広げたい。
暗い写真と、小さな覚悟の話でした。
