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第4回 役職が消えたあとに、実際に残ったもの

こんにちは、メガバンクの社畜リーマンだったFreedom Cloudです。
 
今までの私の記事はこちらで確認できます。

よろしければご覧いただけると幸いです。

第4回 役職が消えたあとに、実際に残ったもの

はじめに──「何も残らない」は本当か


役職定年を前にした人が、必ず口にする言葉がある。

「肩書がなくなったら、何も残らない」

私自身、長くメガバンクにいて、この言葉を何度も聞いてきた。

だが、実際に役職定年を迎えた人たちの“その後”を注意深く見ていると、 この言葉は半分しか真実ではないことが分かる。

確かに、

  • 決裁権

  • 影響力

  • 組織内での序列

は消える。

だが、 すべてがゼロになるわけではない。


1. 役職が消えても「経験」は消えなかった


1.1 現場で静かに信頼され続けた先輩

ある先輩は、役職定年後、 明らかに表舞台からは退いた。

会議で発言する回数も減り、 若手の前に立つこともなくなった。

それでも、 困ったときに声をかけられるのは、決まってその先輩だった。

「この案件、どう思います?」

理由は単純だ。

その先輩は、

  • 修羅場を知っていた

  • 判断を誤った経験も隠さなかった

  • 成功と失敗の両方を語れた

役職は消えても、 経験は人に残る。


1.2 若い頃には分からなかった価値

若手の頃、 人は「今の成果」だけを評価軸にしがちだ。

だが、 50代以降になると、

  • 何を知っているか

  • どれだけ耐えてきたか

  • どんな失敗をしてきたか

が、じわじわと効いてくる。


2. 社外の居場所を持っていた人は、折れなかった


2.1 会社の外に「自分を説明できる場所」があった

役職定年を穏やかに受け入れた人たちには、 もう一つ共通点がある。

それは、 会社の外で、自分を説明できる場所を持っていたことだ。

・業界の勉強会
・小さなコミュニティ
・趣味の集まり

規模は関係ない。

「○○銀行の部長」ではなく、 **「○○ができる人」**として存在できる場所だ。


2.2 肩書が外れても、関係が切れなかった

社外の居場所がある人は、 役職が外れても、人間関係が一気に断絶することがない。

なぜなら、 最初から肩書でつながっていなかったからだ。


3. 発信をしていた人は、意外なほど強かった


3.1 小さな発信が、大きな支えになる

最近になって、 私はもう一つの傾向に気づいた。

社内外で、

  • ブログ

  • Note

  • 勉強会での発表

など、 何らかの形で発信をしていた人は、 役職定年後も比較的安定していた。

理由は単純だ。

自分の言葉で、自分を説明する訓練をしていたからだ。


3.2 発信は、役職の代替になる

発信をしていると、 肩書がなくても、

「この分野なら、あの人」

と認識されるようになる。

これは、 役職とは別の評価軸だ。


4. 役職がなくなって、初めて得た「自由」


4.1 意思決定から降りるという選択

役職がある間、 人は常に判断を求められる。

正解のない問いに、 答えを出し続けなければならない。

役職が外れたことで、 その重圧から解放された人もいる。


4.2 誰かの人生を背負わなくていい

部下の評価、 人事、 予算。

それらから距離を置いたとき、

「久しぶりに、呼吸ができた」

と語った先輩がいた。


5. 何も残らなかった人との決定的な差


残念ながら、 本当に「何も残らなかった」人もいる。

その人たちに共通していたのは、

  • すべてを会社に預けていた

  • 役職以外の自分を育ててこなかった

  • 社外との接点を持たなかった

という点だった。

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