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ダイエットは「設計」で9割決まる|努力ではなく構造の問題【制御ダイエット理論④】

なぜ設計が9割なのか

ダイエットは努力の問題だと思われている。

しかしそれは、ほぼ間違いである。

ダイエットは
設計で9割決まる。

今日は頑張る。
今日は我慢する。
今日は運動する。

そして数日後、崩れる。

三日坊主。
リバウンド。
また最初から。

多くの人はここでこう思う。

「自分は意志が弱い」

しかし私は、違うと思っている。

問題は意志ではない。

設計である。


なぜダイエットは続かないのか

多くのダイエットが失敗する理由は単純だ。

その日の気分に依存しているからである。

今日はやる気がある。
今日は疲れている。
今日は忙しい。

人間の意志は毎日変わる。

これは制御の観点から見ると、かなり危険な構造になる。

なぜなら、入力が毎日変わるからだ。

入力が安定しないシステムは
基本的に安定しない。

つまり、

ダイエットが続かない理由は

努力不足ではなく、構造の問題

なのである。


ダイエットを努力問題として考えると破綻する

一般的なダイエットの考え方はこうだ。

意志が強い人は痩せる。
意志が弱い人は痩せない。

しかしこれは、かなり危険な前提である。

人間はロボットではない。

疲れる。
忙しい。
ストレスもある。

つまり意志は

安定した入力ではない。

制御工学の言葉で言えば、

これは

ノイズの大きい入力

である。

ノイズの大きい入力に依存したシステムは

当然、壊れる。


ダイエットは制御問題である

このシリーズでは

体重を次のように考えている。

体重 = fat + fluid

fat
脂肪(ゆっくり変化)

fluid
水分・消化物など(速く変化)

つまり

日々の体重は

脂肪そのものではない。

脂肪とノイズの合計である。

日々の体重は

観測値
y

本当に知りたいのは

脂肪状態
x

である。

この関係は状態空間モデルで表すことができる。

体重の観測は

体重 = fat + fluid

日々の体重は観測値y
本当に知りたいのは脂肪状態x

という単純な構造になっている。

重要なのは

体重という数字は

直接制御できない

という点である。


制御系では入力しか変えられない

制御理論には基本原則がある。

出力は直接変えられない。

変えられるのは

入力だけ

である。

ダイエットで言えば

入力とは

・食事構造
・トレーニング頻度
・生活リズム
・測定方法
・環境

これらである。

つまり

体重を変えたいなら

努力量ではなく

入力設計

を変える必要がある。


努力型ダイエット

多くのダイエットは

次のような構造になっている。

今日は頑張る
今日は我慢する
今日は運動する

つまり

その日の意志に依存している。

しかしこれは

制御システムとしては弱い。

なぜなら

入力が日々変動するからである。


設計型ダイエット

一方で設計型のダイエットは違う。

最初に構造を固定する。

例えば

朝トレ固定
食事構造固定
測定タイミング固定

するとどうなるか。

努力が不要になる。

なぜなら

システムが回るからである。


実際の体重ログは何を示しているか

このシリーズでは

約250日分の体重ログを解析している。

日々の体重は大きく揺れる。

しかしノイズを除去してトレンドを見ると

脂肪の変化は滑らかに減少している。

つまり

日々の体重は

本当の変化ではない。

ノイズを含んだ観測値である。


イベントは減量を壊さない

多くの人が恐れるものがある。

飲み会
旅行
会食
多くの人がここでこう思う。

「ダイエットが終わった」

いわゆる

ダイエットイベント

である。

しかし実際のログを解析すると

イベント前後で

脂肪トレンドの傾きは変わらない。

統計的にも

有意な変化は確認されなかった。

つまり

イベントは

減量を壊していない。

壊れているのは

感情である


私の減量も努力ではなかった

私は

102kg → 82kg

まで体重を落とした。

しかしこの過程で起きたのは

努力の増加ではない。

起きたのは

設計変更

である。

例えば

朝トレ固定
ケト食
塩分管理
体重測定固定

つまり

入力構造を変えただけだ。


なぜ設計が9割なのか

ここまでの話をまとめる。

ダイエットは

努力量の問題ではない。

設計の問題である。

頑張る人が勝つのではない。

設計した人が勝つ。


結論

頑張る量を増やすのではなく

頑張らなくても回る系を作る。

ダイエットとは
意志力のゲームではない。

システム設計のゲームである。

それが

制御ダイエット理論の考え方である。

次回は設計したうえでトレンドそのものを動かす方法と

ログから見えた理論について書いております。

是非お読みください。

▶続きはこちら
【制御ダイエット理論⑤】減量トレンドはいつ動くのか



ここまで読んでいただきありがとうございます。

このシリーズでは、ダイエットを
**努力ではなく「制御問題」**として整理しています。

思想・数理・実例・検証を横断しながら書いています。

全体の構成はこちらの記事一覧からどうぞ。

▶ 制御ダイエット理論|記事一覧
https://note.com/from100_control/n/n526e5811412c

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