かわいいわが子に確実なワクチン接種を!! #39
こんばんは。
今日も静かに始めさせていただきます。
#37では、予防接種の目的や意義についてお伝えしました。
予防接種を正しく理解し、愛する人も社会も守るためにワクチンを接種しましょう、というお話です。
それでは、スタートです。
◼️赤ちゃんの予防接種の実際
予防接種には推奨されるスケジュールがあるので、それに沿って行っていけば問題ありません。
では実際、どのようにしてワクチンを受けていくといいでしょうか。
まず、妊娠中から、かかりつけの小児科を探しておきましょう。
ここはかなり大事なポイントです。
産後数ヶ月は赤ちゃんのお世話で体力的にも精神的にも余裕のない日々が続きます。
比較的時間の余裕がある妊娠中から小児科を探しておくことで、バタバタした生活の中で物事を決めるというエネルギーを割かれずにすみます。
ふくるんの経験からアドバイスさせていただきますと、かかりつけの小児科は、通いやすい所に尽きます!!
赤ちゃんは体調が悪いと食欲がなくなる、機嫌が悪い、寝つけずすぐにグズって泣く、といったサイクルに陥ります。
当然、お世話するパパやママもなかなか休めません。
特に嘔吐の時は吐物の処理や洗濯、自身の体調管理などで疲弊します。
疲労と不安でボロボロの状態で通院しなければならないので、家から近い小児科(待ち時間が少なければなおよし)がおすすめです。
また、土日も開院しているかはチェックしておいてください。
かかりつけ医が土日に開院していなければ、土日に連れて行ける小児科も探しておくべきです。
話を元に戻しますね。
生後2か月目からワクチンの接種が始まると、その数の多さやタイトなスケジュールに驚くことでしょう。
でも、赤ちゃん自身にしっかり抵抗力をつけるために接種の時期や順番が決まっていますから、守るようにしてくださいね。

一度に複数のワクチンを接種する「同時接種」をすれば、効率よく進めることができます。
たまに、「一日に何種類も接種するのはイヤ」という方から相談を受けることがありますが、接種時期が遅れると、赤ちゃんが感染症にかかるリスクが高くなるのでおすすめできません。
MRワクチン(麻疹、風疹)や5種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、Hib《ヒブ》感染症)のように、最初から何種類かを接種できるように「混合ワクチン」にしているものもあります。
また、各国のワクチンスケジュールでも同時接種がすすめられており、安全性も確認されています。
ゆっくり1本ずつとなると、接種しようと予約をしたのに風邪をひいてしまってキャンセルし、そのまま忘れてしまうこともあるかもしれません。
無料で接種できる期間を過ぎると高額な自己負担が生じるため、後からの接種をためらうご両親もいます。
ご両親がワクチン否定派だったり、うっかり忘れて放置されたりした結果、まったく接種してもらえない子どももいます。
でも未接種に気付いたりワクチン否定の考えを子供のためにあらためた時点で、キャッチアップ(基準に追いつくための)接種も可能ですよ。
(ワクチンによって可否が異なります)
ぜひ医療機関に気軽に相談してみてください。
◼️ワクチン未接種が及ぼす影響
ワクチンを打つということは、身体に異物が入るということです。
ですから当然、ワクチンについては様々な考え方があるでしょう。
・親族にワクチンの副反応で苦労した人がいるからワクチンは怖い
・子供を危険な感染症から守るためにはワクチンは必要
・もし費用が発生するならワクチンは打っていないかも
個人それぞれの背景があり、こどもにワクチンを打ちたくないという親御さんもいるかもしれません。
そんなインターネット上の怪しい情報に騙される前に、一人の親として知っておかなければならないことがあります。
未接種のまま成長した子どもは、学校や地域で感染症を広げてしまう恐れがあります。
学校では感染症の集団発生を避けるため、学級閉鎖や学年閉鎖が行われることがあります。
たとえば麻疹の場合、ワクチンを接種した子どもや過去に感染したことが確実な子どもだけ登校させて、接種していない(接種したか不明な)子は3週間ほど自宅待機になることもあるのです。
部活や行事が中止になるなど、他人や学校全体の活動に影響を及ぼすこともあります。
また、中学や高校の修学旅行や研修で海外に行く場合、医学部や看護学部、教育学部などに進学する場合は、ワクチン接種歴があるか(既往歴があるか)の確認が行われます。
https://www.kankyokansen.org/wp-content/uploads/vaccine-guideline_05.pdf(一般社団法人 日本環境感染学会 HPより)
実習や卒業に必要な単位を修得するために必須となっている場合もあり、長い目で見て人生の選択肢にもワクチン接種やその記録が重要であることも覚えておいてください。
若干余談ですが、同僚の若手医師の父親(開業医)が子どもの結婚相手にワクチン接種を証明したもの(母子健康手帳)を提出させる、なんてこともありましたよ。
(ふくるんはこの出来事を全面的に肯定できないですが。。。)
◼️思春期以降に重要なワクチン
思春期に新たに始まるリスクとしては、性的接触や性行為でなるかもしれない感染症があります。
B型肝炎ウイルスとHPVの予防ワクチンがこれに当たります。
【B型肝炎ワクチン】
B型肝炎ウイルスの感染を防ぐことにより、急性肝炎、劇症肝炎、肝臓がんを予防します。2016年4月以降生まれの子は定期接種に組み込まれています。
【HPVワクチン】
人の健康問題につながる型のHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防します。
2013年より定期接種となっており、主に中学1年生の時に2回もしくは3回接種します。
性行動により感染する病気を防ぐためにできることは、
・コンドームを使用する
・複数の性的パートナーを持たない
といった対策がメジャーです。
上記に加えて、現在は男性もHPVワクチンを接種することができます。
男性がワクチンをHPVワクチンを接種することで、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。
加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。
男性のHPVワクチン接種は自費となりますが、自治体によっては補助がでますのでチェックしてみてください。
ワクチン全般について詳しく書かれているリンクを貼っておきますね。
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/VIS_A-souron_20250228.pdf(公益社団法人 日本小児科学会 HPより)
◼️確実なワクチン接種を!!
感染症を広げないため、ワクチンは可能な限りたくさんの人が接種することが好ましいです。
ただ、中には病気などの事情で接種できない人もいます。
特定の重い病気を罹患していて、ワクチン接種が致死率を高めてしまう場合は医師から示唆があります。
そのような特殊ケースを除いて、ワクチンの接種は接種前の赤ちゃんを守るためにも欠かせないもの。
ですから、確実に接種しましょう。
そして、将来的には、ワクチン接種の記録がある母子健康手帳を本人に手渡してあげてくださいね。

★おすすめの予防接種スケジュール管理アプリ★
ふくるんはこどもたちのために、以下のアプリを使っています。
ややこしいワクチンスケジュールの組み立てから解放されるのでとても役に立っています。
参考までに。
◼️ 最後に
あなたが抱えている“小さな不安”が、
今日ほんの少しでも軽くなりますように。
いつでもここに戻ってきてください。
どこかの森で、またお会いしましょう。
