“このままじゃいけない”と動いた朝 〜娘がASDの診断にいたるまで【その③】〜
落ち込んだ気持ちから立ち直れないまま、数日が過ぎていました。
「このままではいけない…」
そう思った私は、実際に発達障害のお子さんを育てている先輩ママさんに、思い切ってDMを送ることにしました。
その中には、こんなことを書き綴りました。
・娘の言葉や発達の様子
・心理士さんから指摘された、こだわりの強さや注意の散漫さのこと
・半年後の再検査まで、どんな気持ちで過ごせばよいのかという不安
当時の私は、
「あなたの子どもは違うよ」と言ってほしい気持ちが半分、
でも、きっとその答えは返ってこないだろうな…という気持ちが半分。
心は大きく揺れていました。
すると先輩ママさんは、何通にも分けて、とても丁寧な返信を送ってくれました。
「我が子のこととなれば、自分のことよりも悩む気持ち、痛いほど分かります。
私もこの子の将来を憂い、たくさん泣きました。
でも、結構楽しかったりするのよね!この子の子育て」
「楽しい…?」
その意外な言葉に、私はつい驚いてしまいました。
続くメッセージには、こんな言葉がありました。
「視力の弱い人は、メガネをかけなければ生活できないけど、
メガネさえあれば、普通の日常生活を送ることができる。
それと同じで、発達障害のある子も合理的配慮を受ければ、
普通に生活することができるんだよ。」
まさに、“目から鱗”でした。
それまでの私は、
「支援を受ける=周囲に大きな負担をかけること」だと思い込んでいました。
でも、合理的配慮とは、障害のある人にとっての“生活のための道具”。
そのことに、初めて気がついたのです。
それが腑に落ちると同時に、
「支援を受けることは、決して後ろめたいことじゃない」
そう心から思えるようになりました。
他にも、先輩ママさんはたくさんの大切なことを教えてくれました。
・障害の有無に関わらず、「親子で楽しく過ごすことが一番大切」であること
・早い段階で特性に気づき、環境を整えて療育を受けることの重要性
・発達検査では苦手だけでなく、“得意”や“強み”も分かること
そして、先輩ママさんのお子さんが、友だちや先生に支えられながら、楽しく学校生活を送っているということ
その一つひとつが、まさに今の私に必要な言葉で、
読みながら、心がふっと軽くなるのを感じました。
「私も、特別支援のことを学ぼう」
そう思えた最初のきっかけは、この出来事でした。
少しずつ…私は願うようになっていきました。
“私も、娘との育児を楽しいと思えるようになりたい”と。
そして、腹を括った私は、
娘との育児を、“ユーモアで包む”ようになっていったのです。
⸻
🌱このお話は「娘がASDの診断にいたるまで」シリーズの一つです。
マガジンに4本まとめていますので、続きもぜひ読んでみてください🕊
