見出し画像

気がつけば「すみません」ばかり言ってる私への処方箋|娘のドタキャンに擦り減った心の整え方


「うん、行く〜!」

娘・なぴは、電話口で担任の先生に、元気な声でそう答えていた。
欠席が続いたため、先生が電話をくださり、明日の予定を伝えられた時のことだ。

電話を切ったあと、娘は私にもこう言った。
「明日は図工があるから行ける!図工は好きだからね〜」
その表情は、少し得意気にも見えた。

でも翌日、私は学校に連絡を入れていた。
「すみません…やっぱりお休みします」と。


まだ夜も明けきらない早朝、私のベッドに潜り込んできた娘は、私にしがみつきながら、
「やっぱり行きたくない」と震える声で伝えてきた。

理由を聞くと、こうだ。
・久しぶりの教室に馴染めるか心配
・別室に行っても、自習ばかりでつまらない
・今日の給食が美味しくなさそう

一度不安の波にのまれると、何もかもが不安に感じてしまうよう。
そこから気持ちを切り替えることは、とても難しい。

娘の場合、学校に限らず、
習い事や放課後等デイサービスなどでも
直前に行けなくなることが少なくない。

そのたびに、母である私は、
「いつもすみません」
「本当に申し訳ないです」
と何度も頭を下げている。

特性上、不安が強いのは理解している。
娘の気持ちも否定はしていない。

それでも、私は正直疲れていた。
周囲への申し訳なさと、
娘の気持ちを前向きにできない自分への情けなさと、
どうしようもない孤独感で、
胸が苦しくなっていた。

先日も、絵画教室を連続3回もドタキャンしてしまった。
仏の顔も三度まで。
どんなに先生が「気にしなくて大丈夫ですよ」と優しく言ってくださっても、
さすがに次のレッスンの予約を入れようと思えなくなった。
これ以上ご迷惑はかけられないと感じて、レッスンの継続は諦めた。

「もう、何もかもやめてしまおう」
「誰か代わりに娘をなんとかしてほしい」
そう思ったことは数え切れない。



でも、ふと気がつく。
私はどうしてこんなに苦しくなるのかと。

そこで気づいた。
私を苦しめていたものは、
「こうしなきゃいけない」という思考だった。

「約束は守らなきゃいけない」
「人を不快な気持ちにしてはいけない」
「迷惑をかけてはいけない」

“予定を直前や数回にわたって変えること”も、
“娘が不安や緊張を感じやすいこと”も、
この3つの「こうしなきゃいけない」がなければ、
ただの“事実”でしかない。

事実そのものに、良いも悪いもない。


とはいえ、上で述べたことは社会での基本的なルールでもある。
そこはきちんと折り合いをつけなければいけない。

だからこそ、娘と社会の間には
「環境調整」が必要になる。

この場合は、要するに、
「約束」にせず、
「迷惑」にならないようにする。

ということ。

たとえば、
・近所の散歩、家族での外出、予約不要でその場で参加OKのイベントなど、不安要素の少ない予定を選ぶことで、親子の負担を減らす。

・相手に「娘は不安から直前に行けなくなることがある」という特性を、事前に伝えておく。

など。

視点を変えて、やるべき行動がわかると、
気持ちは軽くなる。
悲劇的でもあった私の感情は、今や遠い星の彼方にある(笑)


もし今「すみません」で胸が苦しくなっている人がいたら、
まずは、自分の感情を否定しないで、吐き出してみてほしい。

そして、
「どうして私はそう感じるんだろう」
自分に問いかけてみてほしい。

解決策って、案外シンプルなこともあるから。

それでもダメなときは、
優しい誰かに打ち明けてみてほしい。

オススメはただ黙って聞いてくれそうな人ね(笑)


いいなと思ったら応援しよう!