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初対面で深い話をしてはいけない理由

初対面の人と打ち解けられなかった

人と話せるようになってきた。でも初対面の人と打ち解けることが、なかなかできない。

なぜだろうと考えてきた。自己開示ができていないからだと思っていた。でも自己開示しようとすると、うまくいかない。その理由が最近わかってきた。

自己開示が難しい理由

自分の今の行動は、ほとんど過去のトラウマと関連している。

なぜボイトレを始めたのか。なぜ東京に引っ越したのか。なぜお金のかかる外食を増やしたのか。どれも根っこをたどると、人が怖かったという過去につながっている。

だから今の自分を説明しようとすると、過去のトラウマの話も一緒にしないと文脈が伝わらない。でも初対面の人に重い話はできない。この構造が、自己開示を難しくしていた。

過去に、深い話を初対面の人にしてしまったことがある。うまくいかなかった。相手を困惑させてしまった。だから自己開示が怖くなった。でも自己開示しないと仲良くなれない。しばらくその矛盾の中にいた。

ただ、例外もあった。深い話をして、うまくいったことがある。以前の記事に書いた、元小学校の先生の女性だ。長年多くの子供と接してきた経験から、人が怖いと感じている人の気持ちを深く理解してくれた。私が抱えてきた苦しみを、受け止めてくれた。その話は「一人で考えると平気なのに、人に話すと泣いてしまった」という記事に書いている。

でもこれは例外だ。トラウマの話にここまで共感してくれる人は、そう多くはない。だからやはり、初対面の人に深層の話をするのはリスクが高い。

気づいたこと

自己開示の目的は、本音を全部話すことではない。相手に自分という人間を感じてもらうことだ。

そう考えると、深層の話をしなくても自己開示はできる。トラウマという根っこを話さなくても、その結果として生まれた興味・習慣・こだわりは話せる。根っこを明かさなくても、枝葉の部分は話せるのだ。

重くなくて、共感しやすい表層の話。それが初対面の自己開示として機能する。深層を話さなくても「この人面白いな」「また話したいな」は十分に生まれる。

自己開示には順番がある

整理するとこういうことだと思っている。

初対面では表層の話をする。軽くて、共感しやすい話。それを積み重ねることで親密度が上がる。親密度が上がった相手には、少しずつ深層の話もできるようになる。

自己開示には順番がある。最初から深い話をしようとするから、うまくいかなかった。順番を間違えていただけだったのだと、今は思っている。

表層の話を鍛える

では表層の話とは何か。日常の中の小さな発見、意外だった出来事、自分のこだわり。そういうものだと思っている。

最近、外食を増やしている。ボイトレに通っている。韓国に一人旅をした。マーラータンにハマった。これらはすべて表層の話として使える素材だ。深層を明かさなくても、「なぜ外食を増やしているのか」「なぜボイトレなのか」という部分に少し意外性があり、会話のきっかけになる。

表層の話を意識的に増やし、語れるようにしていく。それが今の自分の課題だと思っている。

段階的に開示できる自分になる

表層の話を鍛えることは、深層の話し方の練習にもなると思っている。語る練習を積むと、重い内容でも重くなりすぎない伝え方ができるようになってくる。

最終的には、親密度に応じて表層と深層を使い分けられる自分になりたい。初対面では表層で打ち解け、信頼関係ができた相手には深層も話せる。そういう段階的な自己開示ができるようになることが、人と普通に関われるようになるための道だと思っている。

まだ途中だ。でも順番がわかっただけで、少し楽になった気がしている。

皆さんは初対面の人と打ち解けるとき、どんなことを意識していますか? 自己開示が苦手だった方がいれば、どのように克服したか教えてもらえると嬉しいです。


最後まで読んでくださりありがとうございました。
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