子どもが「習い事を辞めたい」と言ったら
子どもが習い事を辞めたいと言い出した時、親としてはとても悩むことがあるのではないでしょうか。
「せっかくここまで続けたのに」
「もう少し頑張れば伸びるかもしれない」
「簡単に辞める癖がついてほしくない」
そう考えるのは当然です。
私自身、4人の子どもを育てる中で、習い事について悩んだことが何度もあります。
私はサッカーとバスケットボールのコーチライセンスを持っていますので、指導する立場からも、習い事を辞めたいと言う子どもは何人も見てきました。
ただ、その時に親が最初に考えるべきことは、
「辞めさせるべきか、続けさせるべきか」
ではないことに気づきました。
最初に考えるべきなのは、
「なぜ辞めたいと思ったのか」
を知ることです。
子どもが「辞めたい」と言う理由は、実は一つとは限りません。
単純にその習い事自体が合っていないこともありますし、人間関係に悩んでいる場合もあります。先生が怖い、友達とうまくいかない、思うように上達しない、周りと比べて自信を失っている、疲れている、家でゆっくりしたい、他に興味のあることができた、ということもあります。
大人でも、仕事や何かを辞めたいと思うときの理由が一つではないのと同じで、子どもの「辞めたい」にも色々な背景があります。
だからこそ、
「せっかく始めたんだから続けなさい」
とすぐに結論を出すのではなく、
「何が嫌なの?」
「どんな時が一番つらい?」
「本当に辞めたいのか、それとも休みたいのか」
を丁寧に聞くことが大切になるのだと思います。
実際には、子ども自身がうまく言葉にできていないことも多いです。
「辞めたい」
と言いながら、本当は
「上手くできなくて悔しい」
「友達に嫌なことを言われた」
「親に怒られたくない」
「期待に応えられなくて苦しい」
と感じていることもあります。
特に真面目な子ほど、
「辞めたい」
と言うこと自体に罪悪感を持っていることがあります。
だからこそ、親が最初から否定せず、
「そう思うくらい嫌だったんだね」
と一度受け止めることがとても大切です。
そのうえで、辞めるかどうかはすぐに決めなくても良いのではないでしょうか。
例えば、
「あと1か月だけ続けてみよう」
「大会や発表会が終わるまで頑張ってみよう」
「通う回数を減らしてみよう」
「少し休んでから考えよう」
という選択肢もあります。
実際、少し休んだり、環境を変えたりするだけで、また前向きに取り組めるようになる子もいます。
逆に、無理に続けさせたことで、その習い事自体が嫌いになってしまったり、自信をなくしてしまうこともあります。
私は、習い事は「続けること」そのものが目的ではないと思っています。
もちろん、簡単に辞めない経験も大切です。
でも、それ以上に大切なのは、その経験を通して子どもが何を感じ、何を学ぶかだと思います。
嫌なことがあった時に、自分の気持ちを言葉にすること。
困った時に相談すること。
少し頑張ってみること。
無理だと思ったら環境を変えること。
そうした経験も、子どもにとっては大事な成長だと思います。
習い事を辞めること自体が悪いわけではありません。
本当に大切なのは、
「なぜ辞めたいのか」
を親子で一緒に考え、その子に合った答えを見つけることなのだと思います。
👇子どもをサポートするときに役立つ「タイプ診断」について興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。
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