子どものバランス感覚育成
子どもの運動能力を伸ばしたいと思った時に、「足を速くしたい」「体力をつけたい」と考える人は多いのではないでしょうか。
ですが、実は小さい頃に育てておきたい大切なことは「バランス感覚」です。
転びにくい、姿勢が安定する、ボールを扱いやすい、走る時にふらつかない。こうした力の土台には、バランス感覚が大きく関わっています。
私は4人の子どもを育てきたなか、また、JFAやJBAのコーチライセンスを取得して色々な子どもたちと関わってきたなかで、幼少期のバランス感覚がとても重要なことなんだと感じています。
そして、これは、特別な道具や広い場所がなくても、家の中で十分に育てることができます。
今回は、我が家でもよくやっていた
「家の中でできるバランス感覚を育てる遊び」
を紹介したいと思います。
遊び感覚で親子や兄弟でできる内容なのでおすすめです。
まず簡単なのが「片足立ち競争」です。
ただ片足で立つだけでも十分ですが、
「何秒立てるか」
「左右どちらが得意か」
「目を閉じるとどうなるか」
など、少し工夫するだけで子どもは飽きずに楽しみながら取り組めます。
最初は10秒でも難しい子が多いですが、慣れてくると30秒、1分と長く立てるようになります。片足立ちは、足裏の感覚、体幹、姿勢の安定にとても効果があります。
次におすすめなのが「床の線歩き」です。
フローリングの継ぎ目や、マスキングテープで貼った線の上を、落ちないように歩くだけです。
まっすぐ歩くだけでなく、つま先とかかとをくっつけながら歩いたり、後ろ向きに歩いたりすると難易度を上げることができます。
我が家では、線から落ちたら“溶岩に落ちた”という設定にして遊び、盛り上がりました。
遊びの設定を少し加えるだけで、子どもは結構集中します。
他にも、バランスクッションや座布団を床に並べて「飛び石」のように渡っていく遊びもおすすめです。
柔らかい場所に乗って体が不安定になるため、自然とバランスを取ろうとします。
クッションごとに距離を変えたり、「赤いクッションだけ乗っていい」などルールを加えると、考えながら体を動かす練習にもなります。
ソファの上や高い場所は危ないので、床の上でできる範囲で安心して取り組めるように、お片付けもするので一石二鳥です。
さらに、100均に売っているような水泳用のチューブの上を平均台のように歩く遊びも楽しんでやってきましたし、お手軽でした。
これは場所を取らず、終わったらすぐ片付けられるのでかなり便利です。
最初は両足で横向きに進んだり、慣れてきたら片足ずつ前を向いて歩くようにするなど難しさを調整するのもおすすめです。
バランス感覚は、ただ立てるかどうかだけではなく、「自分の体を思った通りに動かせるか」という感覚にもつながっています。
そのため、家の中でふざけながら遊んでいるように見えても、実はかなり大事な練習になっていることが多いです。
特に幼児から小学校低学年くらいまでは、筋トレのようなことを頑張るよりも、いろいろな動きをたくさん経験することの方が大切だと感じています。
バランス感覚が良い子は転びにくく、走る時やスポーツでも安定感があると感じています。逆に、体を動かすのが苦手な子は、まずは家の中でこうした遊びを増やしていくと、少しずつ動きに自信が出てきます。
特別な習い事や道具がなくても、家の中で数分遊ぶだけで十分です。
「運動させなきゃ」と考えすぎず、まずは親子や兄弟で楽しみながらできる遊びから始めてみるのはいかがでしょうか。
子どもも自然と体を動かすことが好きになっていくと思います。
👇子どもをサポートするときに役立つ「タイプ診断」について興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。
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