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鉄棒が「得意」な子と「苦手」な子

子どもの運動能力を高めたいと思うのは、親として自然なことだと思います。

私自身、4人の子どもを育てる中で、
「運動が好きになってくれたら」
「学校の体育で困らなければいいな」
「できれば、カッコよく活躍してほしいな」
といつも考えています。

私はサッカーやバスケットボールの指導資格を持っていて、たくさんの子どもたちを見てきましたが、運動能力には個人差があるということをよく感じます。
そして、その差が特に出やすいもののひとつが鉄棒ではないかと思います。

鉄棒は得意な子と苦手な子がかなり分かれます。
空中で逆上がりが何度もできる子もいれば、鉄棒にぶら下がるだけで怖がってしまう子もいます。
同じ年齢でも差が出やすいため、親としては心配になることもあるかもしれません。
我が家の長女と長男は鉄棒が苦手だったので、少しでも鉄棒に慣れてくれれば、弟たちも使うし、と思い過去に家庭用の鉄棒を購入したぐらいです。

では、なぜ鉄棒は得意な子と苦手な子に分かれやすいのでしょうか。

鉄棒は、一見すると「腕の力が必要な運動」に見えるかもしれません。
しかし実際には、腕力だけではありません。

鉄棒では、
「握る」
「ぶら下がる」
「体を丸める」
「足を振る」
「逆さになる」
といった複数の動きを同時に行います。

そのため、握力や腕力だけではなく、体幹、バランス感覚、体を丸める柔軟性、タイミング感覚、そして恐怖心への慣れなど、さまざまな要素が必要になります。

特に大きいのは、逆さになる感覚や回転する感覚への慣れです。

小さい頃から公園でぶら下がったり、ソファで前転をしたり、遊具で体を揺らしたりしている子は、自然と「体がどこにあるか」を感じる力が育っています。そのため、鉄棒でも怖がりにくく、上達しやすい傾向があります。

反対に、逆さになることに慣れていない子、怖がりやすい子、腕で自分の体を支える経験が少ない子は、鉄棒に苦手意識を持ちやすいです。
特に逆上がりは、体が一瞬見えない方向に回るため、怖さを感じる子は少なくありません。

では、鉄棒が苦手な子は何をすればよいのでしょうか。

大切なのは、例えば逆上がりの練習をするにしても、いきなり逆上がりだけを繰り返さないことです。

私も子どもたちを見ていて感じますが、逆上がりだけを何度も練習しても、必要な感覚が身についていなければなかなか成功しません。
むしろ失敗体験ばかり増えてしまい、「鉄棒は嫌い」「どうせできない」と感じてしまいます。

鉄棒が上達するためには、段階的に必要な感覚を身につけることが重要です。

例えば、

・ぶら下がる
・ツバメの姿勢をする
・豚の丸焼きをする
・足抜き回りをする
・前回りをする
・補助ありで逆上がりをする

このように、少しずつできることを増やしていく方が上達しやすいです。

ぶら下がりでは握力や腕で支える感覚が育ちます。
ツバメでは体を支える感覚が身につきます。
豚の丸焼きや足抜き回りでは、逆さになる感覚や回転する感覚に慣れることができます。

こうした土台があると、逆上がりの時にも体を丸めやすくなり、足を振るタイミングもつかみやすくなります。

逆上がりの練習では、「足を強く蹴る」ことばかり意識しがちですが、実際には「体を鉄棒に近づける」「腕を曲げる」「おへそを鉄棒に引きつける」といった動きの方が大切です。
腕を伸ばしたままだと体が鉄棒から離れてしまい、うまく回れません。

そして、鉄棒で最も注意したいのは、恐怖心を強くしすぎないことです。

怖い思いをすると、子どもは体が固まります。
足も振れなくなりますし、腕にも力が入らなくなります。
「なんでできないの」「怖がらないで」と言われると、さらに苦手意識が強くなってしまうこともあります。

だからこそ、低めの鉄棒を使ったり、補助ベルトやマットを使ったりしながら、「少し怖くない状態」で練習することが大切です。
鉄棒の高さは、胸からおへその間くらいが目安と言われています。

鉄棒は、できるようになるまで時間がかかる子もいます。
ただ、一度できるようになると自信につながりやすい運動でもあります。

焦らず、少しずつ。
「できた」を積み重ねながら進めていくことが、結果的には一番の近道だと思います。

もし、子どものサポートをするときに、効果的なサポートをしたいと思ったらこちらの記事もご覧ください。👇
※有料記事ですが途中まで無料でご覧いただけますので少しでも参考になればと思います


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