あなたが本当にやるべき介護とは何か
「介護」と聞くと、どのようなことするイメージをお持ちでしょうか?
多くの方は、
▶ 入浴や排泄の手伝いをする
▶ 食事をつくって食べさせる
▶ 掃除や洗濯を代わりにやる
といったイメージをお持ちなのではないでしょうか。
でも、本当はちょっと違います。
「介護」にはもっといろいろな種類の介護があるのです。
■ 介護の種類
では、介護にはどのようなものがあるのでしょうか。
大きくは下の4つに分類されます。
判断の介護:介護方針・介護方法・事業者選び
経済的介護:金銭管理・経済支援
手の介護:移動・入浴・排泄・洗濯・調理
心の介護:傾聴・共感・励まし
■ あなたがやるべき介護は?
このように様々な種類がある介護の中で、あなたがいちばん力を入れてやるべきものは「判断の介護」と「経済的介護」です。
なぜなら「手の介護」と「心の介護」は他の人にもできるからです。
そして、「判断の介護」と「経済的介護」はあなたにしかできないことだからです。
親の希望をしっかりと聞き、親の経済事情や健康状態といったさまざま条件を踏まえて、最適な介護体制をつくることは、他人にはできません。
子であるあなたにしかできないことです。
そして、すべての介護をあなただけでやることは不可能です。
時間も足りませんし、精神的負荷が大きすぎるため、間違いなくどこかで行き詰まってしまいます。
だから、介護のプロの力を借りるのです。
あなたはあなたにしかできないことに注力し、任せられることは介護のプロに任せることが、介護をうまくやっていくのには必要不可欠です。
■ あなたはどの程度介護に関わるべきなのか
では手の介護と心の介護はすべて介護のプロにお任せすればいいかというと、そういうわけではありません。
置かれた状況によって最適なバランスは違いますが、下のような割合をイメージするといいのではないでしょうか。
介護のプロ:家族
▶ 手の介護→9:1
▶ 心の介護→5:5
▶ 判断の介護→0:10
▶ 経済的介護→0:10
手の介護はできる限り介護のプロにお願いするとしても、なかなか100%すべてをお願いするのは難しいでしょう。
一部はあなたがやる必要があります。
でも、あなた自身が手の介護に使う時間は、できる限り減らすのが大切です。
心の介護は、介護のプロにも協力しながら、あなたも一緒にやるべきことです。
介護のプロには介護のプロとしての役割があり、あなたにはあなたの役割があります。
あなたの役割は、親の心に寄り添い支えてあげることです。
繰り返しになりますが、あなたが本当にやるべきなのは判断の介護と経済的介護です。
手の介護と心の介護をプロに任せることで空いた時間を、判断の介護と経済的介護に使いましょう。
■ おわりに
今日のまとめです。
介護には大きく分けて4つあり、あなたがもっともやるべきなのは「判断の介護」と「経済的介護」
「手の介護」はできるだけ介護のプロに任せよう
「心の介護」は、介護のプロと役割分担して一緒にやっていこう
介護のプロには介護のプロにしかできないことが、あなたにはあなたにしかできないことがあります。
あなたが本当にやるべきことを見極め、介護のプロの力をうまく借りて、あなたとご両親に合った介護体制をつくっていけるといいですね。
