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自分で考えたことに疑いを持つ『スマホ時代の哲学』を読んで

久しぶりに哲学の本を読んでみたくなりました。

国語の他に好きだった教科は「倫理」。入口のギリシャの哲学者たちの言葉に感銘を受け、惹かれるようになりました。名言、格言、座右の銘好きになった原点ですね。

今回は親しみやすい哲学入門書を手に取ってみました。

この本によると、哲学に惹かれる人は多かれ少なかれ「生きることの不器用さ」に心あたりがあるそうな。

noteクリエイターさんに贈る読書案内シリーズ。
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「スマホ時代の哲学」谷川嘉浩 著

題名:スマホ時代の哲学
副題:失われた孤独をめぐる冒険
著者:谷川嘉浩
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年:2022年
分類:哲学評論

書籍情報

フィルター越しのエッセンス7

自分の頭で考えるが正義のようになっている昨今、この本の最初の方にある「真っ先に疑うべきは自分の常識」という言葉が刺さりますね。

他人の理論に刺激される読書の愉しみ方を、十二分に堪能できた本でした。

以下は要約ではなく、私のフィルター越しのエッセンスです。

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1.自力思考が平凡なアウトプットに陥るのは、すでに持っている考えを再提出しているのに過ぎないから
2.共感しなくても他人の考え方を理解できるか
100%理解できなくても知ろうとするか
3.創造力:着眼点を持ち、情報の扱い方をこころえ、探索的に知覚
4.スマホ時代の哲学キーワードは「常時接続」
失われがちな「孤独」を確保・加速されがちな「寂しさ」とつきあう
5.何かを作る、育てる趣味は「孤独」を必要とする
適切な趣味は、試行錯誤の反復練習で納得するまで対話を続けられる
6.ネガティヴ・ケイパビリティ:曖昧さを受け入れる能力
モヤモヤをそのまま抱えて生きていく
7.読み手に色々な解釈を許し、様々な場へ歩いて行ける、十字路のような文章

フィルター越しのエッセンス

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知らないことを面白がれる方、答え以上に問いかけに興味ある方、そして書く人、noteクリエイターさんには、特におすすめしたい本ですね。

知的好奇心が十二分に満たされる、親しみやすく内容充実の哲学案内です。

あわせてのご紹介

私が読んだ本は2022年の本です。

こちらは2025年の増補改訂版で新書本です。
付録と解説が増えていますので、これから読まれる方はこちらがオススメ。

あとがき

個人的には、普段は情報を取捨選択し、自分の責任で自分の頭で考えようとする趣味嗜好があります。それは今の私の好みなので、人に押しつける気持ちはないのです。

著者は、ポジティブ心理学は強い自己を前提とした生き方であり、すべてを各人の問題に回収させ、社会の問題点を放置することにもなるという視点を提示しています。

現代社会は変化と成長を絶えず要求されている世界なのですね。

子どもの頃に感じていたもやもやが解明されたような気も。
私にとって哲学、人の考えを聴いて自己の思考を探索していく作業は、人生を面白がって歩いていく取り組みなのです。

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