rusowsky「barquito (bonus track)」— 愛の残骸を漂う、小さな舟の記録
rusowsky、Coachella 2026に出演——マドリードの実験精神、砂漠へ。
ステージは Sonora
Rolling Stone en Españolは、「rusowskyはその独特の感性で多様な観客の注目を集めることに成功し、スペインのシーンが既存の枠に収まろうとせず、Coachellaというグローバルプラットフォームでサウンドの限界を押し広げていることを証明した」と評している。
最新シングルリリース
「barquito (bonus track)」
スペイン語で barco = 船、barquito = 小さな舟。
「小舟は嵐を求めない。ただ、漂い続けるしかない。」
“barquito” は派手さゼロ。ドロップもない、転調のカタルシスもない。それでも聴き終えた後、なぜかずっと頭に残る。
それは歌詞の誠実さゆえだと思う。怒りで武装せず、悲劇のヒーローにもならず、「勇気がなかった」とただ認めてしまう男の話。その正直さが、スペイン語がわからなくても伝わってくる。
ヴァイナル限定ボーナストラックがYouTube、Spotify、Apple MUSICに放流されたこのタイミング、rusowskyがこの曲を「今」届けたかった理由を、誰かが知っているかもしれない。
この曲は、愛の終わりにおける倦怠感、後悔、そして相手を忘れられない苦しみが、内省的な言葉で綴られています。
「barquito (bonus track)」AI日本語訳
君を繋ぎ止めておくことに
疲れてしまったみたいだ
僕の愛の物語、それは
眠っている愚か者が見る夢
僕らはお互いを憎み合っているようだ
君はどう感じてる?
僕の痛みを知っているだろう、分かっているはずだ
なのにどうして嘘をつくの?
Oh-oh
そして君は僕の影になるだろう
君は僕の影になるんだ
けれど、もし僕が力不足だったのなら
僕は身を引くよ
君を僕の頭から追い出すなんて、不可能なんだ
君は相変わらず綺麗で、僕の時間だけがゆっくり過ぎていく
自分が勇敢ではなかったことは分かっている
またこの痛みが繰り返されるのだろうか
僕の哀れな心
君の眼差しがなければ
僕は理性を失い、幻滅に包まれる
Oh
Rusowskyの初アルバム『DAISY』が、
ラテン・グラミー賞「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」部門に正式ノミネート
👏👏👏‼️
2025年11月14日に開催された第26回ラテン・グラミー賞。
rusowskyのデビューアルバム『DAISY』は「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」部門にノミネートされていたが、受賞はCA7RIEL & Paco Amorosoの『Papota』に輝いた。
同デュオはこの夜5冠を達成している。
受賞は逃したが、2025年5月リリースのデビュー作がその年のラテン・グラミーにノミネートされたという事実は、rusowskyがマドリードのアングラシーンを超え、ラテン音楽全体の文脈で語られる存在になったことの証明だ。
rusowsky - (ecco) | A COLORS
Rusowsky: Tiny Desk Concert
Anamaria Sayre|2025年7月22日
スペインのプロデューサー兼ピアニスト、ルソウスキー(Rusowsky)は、これまで他人の「本物らしさ=オーセンティシティ」を引き出すことでキャリアを築いてきた。今年、彼はデビューアルバム『DAISY』をリリースし、自らのアーティスト性にスポットライトを当てることに挑戦。そしてこのTiny Deskパフォーマンスでは、ルソウスキーの魂がついに完全な形で明かされている。
プロデューサーらしく、アルバム『DAISY』は意図的に構成されている――美しく編曲され、自らの「聴く人を操る力」に自覚的だ。クラッシュ音や遊び心のあるシンセなどが散りばめられ、ルソウスキーは各曲に巧妙な仕掛けを施している。芸術的で明るさに満ちていながらも、スタジオアルバムでは彼の声はエフェクトによって部分的に覆い隠されている。
しかしこのTiny Deskでは、アレンジは見事かつ緻密であり、日頃からの音楽的探求の成果が表れている。彼のガードは下がり、プロデューサーとしての癖は影を潜め、彼のもっとも純粋で親密な道具――ピアノと声が前面に出ている。その声は時に震え、時に豊かに輝き、常に深い感情を呼び起こす力を持っている。ルソウスキーの「真実」がありのままに映し出され、彼のサウンドはかつてないほどみずみずしく感じられる。
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セットリスト
• “Johnny Glamour”
• “SOPHIA”
• “malibU”
• “(ecco)”
• “Dolores”
演奏メンバー
• Rusowsky:ボーカル、ベース、ピアノ、キーボード
• Omar Alcaide:ギター、ベース、シンセサイザー
• Juan Arance:ピアノ、キーボード、ベース
• Drummie:フルート、サンプラー、パーカッション
• Marcos J. López:パーカッション
• Xoan Dominguez:ドラム
• Josefina:バックグラウンドボーカル
• Juan Cruz Luqui:バックグラウンドボーカル
• Mia Zeta:バックグラウンドボーカル
• Tito Rey:バックグラウンドボーカル
0. はじめに

https://www.lavanguardia.com/cultura/musica/20230706/9092912/rusowsky-cruilla-concierto.html
スペイン Z 世代の“Sad + Cute” シーンを牽引してきた rusowsky(ルソウスキー) が、待望の初フル・アルバム 『DAISY』 を 2025 年 5 月 23 日にリリースしました。これまで点在していたシングル群を束ね、国境を越えた大型フィーチャーまで詰めこんだ本作で、彼は Bedroom-pop の枠から完全に飛び出しています。
1.プロフィール
名前: rusowsky(ルソウスキー)
本名: Ruslan Mediavilla(ルスラン・メディアビジャ)
出身: スペイン・マドリード郊外フエンラブラダ

Google Earth
生まれ: 1999年頃(Z世代)
職業: シンガー/作曲家/プロデューサー
1-1. 影響元(本人発言+レビューより)
Bon Iver/Ichiko Aoba/Enya、Tyler the Creator/Drain Gang/Yung Lean、Bill Evans、AG Cook、Rosalía など、クラシック〜ハイパーポップを縦断。
2.rusowsky(ルソウスキー)ディスコグラフィー(2025年5月時点)
◆ 2019年
• 「So So」
→ デビュー曲。lo-fiポップ+悲しげなボーカルで話題に。
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◆ 2020年
• 「Dolores」(ft. Ralphie Choo)
→ メランコリックな共作バラード。
• EP『a/b』
→ 初期EP。チルで内向的な bedroom pop を確立。
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◆ 2021年
• 「valentino」
• 複数のアーティストとのコラボレーションによる多層的なサウンド。
• スペインのZ世代アーティストたちのネットワークを象徴する楽曲。
◆ 2022年
• 「mwah :3」(ft. Dinamarca)
→ ネットスラング調のタイトルで印象的。エレクトロ要素濃厚。
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◆ 2023年
• EP『BABAYAGA』
→ アンビエント〜ヒップホップ的トラックの融合。
→ 複数アーティストとのコラボEP。
(例:「Pepe」、「Yoko」、「Grave」など収録)
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◆ 2024年
• 「neo roneo」(ft. Latin Mafia)
→ リズムの中毒性が高く、TikTokでも拡散。
• 「uwu ^^」(ft. Bb Trickz)
→ Kawaii系とトラップの中間をいくバンガー。
Bb Trickzについてはこちらにまとめてるのでよろしければ。
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◆ 2025年(※『DAISY』アルバム期)
• 「ALTAGAMA」
→ フラメンココードが特徴のエレクトロR&B。
• 「SOPHIA」
→ バーチャルな恋を歌ったシンセ・バラード。
• 「BBY ROMEO」(ft. Ralphie Choo)
→ Y2Kビート × 甘い裏切りの歌詞が話題に。
3. 初アルバム『DAISY』ができるまで
• 動機:「ジャンルを“感じさせない”長編を作りたかった」(Rolling Stone 記事より)。 
• コンセプト:タイトルは HAL 9000 が歌う〈Daisy Bell〉(映画『2001年宇宙の旅』)とリンク。発売前ティザーには 3D モンキーが「デイジー」を歌う映像が使われた。 
• 制作:Bedroom から Madrid & L.A. のスタジオへ拡大。主要プロデュースは自分+Dinamarca、追加エンジニアに Babe Rainbow。
3-1『DAISY』トラックリスト
1. KINKÍ FÍGARO
(ft. Jean Dawson)
→ いきなり2段階ビート変化。
2. Johnny Glamour
(ft. Las Ketchup)
→ あの「アセレヘ」の引用あり。
アルバム『DAISY』の2曲目「Johnny Glamour」では、
2002年に世界的ヒットとなったLas Ketchupの「The Ketchup Song(Aserejé)」が引用されています。
“アセレヘ〜ヘ〜ヘ〜”というおなじみのサビフレーズを
現代的なビートに再構築し、懐かしさと中毒性の両立を実現。
3. SOPHIA
→ TVの中のAIに恋する切ない曲。
4. BBY ROMEO
(ft. Ralphie Choo)
→ 甘くてちょっと危うい恋。
5. pink + pink
(ft. Ravyn Lenae)
→ ソウルとハイパーポップの交差点。
6. ALTAGAMA
→ フラメンコ風コード進行が特徴。
7. 4 Daisy
→ ピアノのインスト。寝る前に聴きたい。
8. malibU
→ “あの夏”を思い出すビーチトラップ。
9. LIAR?
(ft. Kevin Abstract)
→ ストリングスが劇的に盛り上がる。
10. (ecco)
→ 8bit風アンビエント短編。
11. sukkKK!!
(ft. La Zowi)
→ デジタルレゲトン+挑発的な歌詞。
12. project tu culo
→ セルフアイロニー全開のバンガー。
13. 99 %
→ 「それでもいいよ」と終わる不完全の肯定。
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3-2『DAISY』の歌詞とそのテーマ
『DAISY』は、rusowskyの内省的な世界観が色濃く反映されたアルバムです。彼の歌詞は、スペイン語をベースにしながらも、英語のフレーズやスラングを自然に織り交ぜ、現代の若者の感情や日常を描いています。
3-3代表曲のテーマ
• 「SOPHIA」:テレビ越しの仮想の恋人に恋してしまう切ないバラード。シンセの音が柔らかく、夢の中のような雰囲気を醸し出しています。
• 「BBY ROMEO」:Y2K的なビートとボーカルのエフェクトが効いており、甘くて不安定な恋愛感情を描いています。タイトルの「ベイビーロメオ」は、甘い嘘つきへの皮肉が込められています。
・ 「ALTAGAMA」: 高級ブランドより中身が大事”というメッセージを込めた楽曲。
見た目やステータスではなく、本当の魅力はどこにあるのかを、スペイン語と英語でシンプルに歌い上げています。
これらの楽曲は、rusowskyの感情の起伏や内面の葛藤を繊細に表現しており、リスナーに深い共感を呼び起こします。
4.海外での評価とこれからの展望
『DAISY』は、海外の音楽メディアでも高く評価されています。例えば、Album of The Yearでは、ユーザー評価で平均スコア84を獲得しています。
また、Rolling Stone en Españolでは、「ハイパーポップとロマンチシズムの眩しい融合」と評され、rusowskyの音楽性が称賛されています。
今後、rusowskyは北米ツアーを予定しており、さらに多くのリスナーに彼の音楽を届けることが期待されています。
