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【五人娘の日常】防災備蓄のご飯が、まさかの夕食になった夜

賞味期限が切れていた。

「マジか」とママが言って、防災備蓄のアルファ米を温めた。それがその日の夕食になった。

2026年4月19日、わが家の食卓には白旗感のあるトマトご飯と、子供たちが焼いたちびパンが並んでいた。

ちびパン屋、開店

その日、みんなでパンを焼いた。

こねて、発酵させて、オーブンへ。出来上がったパンを並べると、五女(3歳)が焼いたパンだけが、ひとつだけ妙にちっこかった。

「これパパにあげる」

五女がそれをパパに差し出した。食べた。おいしかった。

世界一小さいパンは、世界一おいしかった。

「いっぱい作ったら売れるんじゃない、ちびパン屋さん」とママが言った。五女は真顔でうなずいていた。

一番ちっちゃな、ちびパンはおいしかった

ママが見つけてきた「誕生日占い」

食後、ママがスマホを持ってきた。

「これやってみよう」——誕生月と誕生日の組み合わせで今年の運勢がわかる、というウェブの占いだった。

順番に見ていく。

次女(小5)「すごく幸せ」——歓声。

三女(小1)「笑うほど金欠」——「お金ない!」「笑うほど大成功もあるよ!」混乱。

ママ「去年より臭くなる」——どよめき。

長女(小6)「圧倒的に臭くなる」——爆笑。

ここで爆笑になったのには理由がある。

つい最近、長女の靴が蒸れて臭い問題が勃発していた。靴乾燥機を導入してどうにか解決したばかり。

「圧倒的に臭くなる」は笑えない未来予測だった。いや、笑った。めちゃくちゃ笑った。

占いの精度は不明だが、タイミングの精度は完璧だった。

備えあれば憂いなし。でも備えはちゃんと食べないと意味がない。

ちびパンと防災ご飯、今年一番ほっこりした夕食かもしれない。

800年後の子孫へ。

2026年4月19日、わが家の夕食は防災備蓄のご飯だった。五女が焼いたちびパンは小さかったけど、おいしかった。長女の運勢は「圧倒的に臭くなる」だった。靴乾燥機はある。大丈夫だ。

▼ この記事は【五人娘の日常】シリーズの一部です。 60㎡7人のカオスな日常——限界ギリギリ、でも毎日笑ってる。

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