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雑談|(実話)ちょっとホラー|前世の記憶を持つ男(第3話)|出張先から投稿しています。

こんばんは。
fuwamaru-studioです🤗

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あの日以来、上司はまるで別人になってしまいました。

以前のような笑顔は消え、職場でクスリと笑うことさえなくなったのです。

そんな日々が、何か月も続きました


ある日の昼休み明け。
突然、私の職場に一人の男性が現れました。


近所で一緒に育った幼なじみです。
私は思わず驚きました。
「えっ、なんでここに?」
会社とはまったく関係のない人物です。

私に会いに来たのかと思い、慌てて声を掛けました。
「どうしたの?」

しかし、幼なじみは私の問いかけには一切答えません。

私の横を通り過ぎ、そのまま真っすぐ歩いて行きました。

その先にいたのは――
私の上司でした。


当時20代だった幼なじみ。
そして、定年を間近に控えた上司。

年齢も立場もまったく違う二人です。
どう考えても接点があるとは思えません。

それなのに二人は、お互いの姿を見つけた瞬間、まるで長い年月を経て再会した旧友のように、自然と引き寄せられていきました。

そのまま二人は上司の部屋へ入り、ドアが静かに閉まりました。

私は驚きのあまり、その場で立ち尽くすことしかできませんでした。


職場の若い女性社員たちは、
「イケメンだ!」
と別の意味で盛り上がっていました。

でも私だけは、そんな気分にはなれませんでした。

「この二人は、一体どういう関係なんだろう……。」

私がたまたま幼なじみに
先日の植物園での不思議な出来事を話した……。
それ以外に2人には接点が全く無い。
そして、後から聞いた話では、
幼なじみの方から、たまたま飛び込み営業で電話を掛けたそうですが、
違和感しかありませんでした。

そのことばかり考えているうちに。
気が付けば、3時間近くが過ぎていました。

ようやく部屋から出てきた二人は、とても穏やかな笑顔でした。

上司の笑顔を見たのは、本当に久しぶりでした。

小石川植物園での出来事以来、一度も笑わなくなっていた上司が、心から笑っていたのです。
私だけ過去の記憶がなくなっている……?


当時はまだ、「タイムリープ」や「パラレルワールド」「人生2周目」といった言葉を耳にする時代ではありませんでした。

だから私は、この出来事をどう受け止めればいいのか分かりませんでした。

初対面のはずの二人が、三時間近く話し込み、まるで昔からの知り合いのように笑い合っている。

部屋の中で、何を話していたのか。
私はその後も知ることはありませんでした。

そして、その約1年後。
上司は定年退職を迎えました。
それ以来、会うことはありませんでした。

続く……。

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