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気づきの種#14_『増えた足跡』 ~成功の反対とは?~


人生を楽しく生きるための『気づきの種』を“短い物語”にしてみました。
「投資」「習慣」「幸福」「考え方」などが中心ですので楽しんでもらえましたら何よりです!



『増えた足跡』~成功の反対とは?~


古びた木造アパートの一室で、福助(ふくすけ)は天井の染みをぼんやりと見つめていた。

三十路を過ぎ、周りの友人たちが着実にキャリアを築き上げている中、彼はといえば、何度も転職を繰り返し、今では小さなデザイン事務所で細々と働く日々だ。
  
先日、たまたま目にしたビジネス書に、「成功の反対とは何でしょうか?」という問題があった。

普通なら「失敗」と答えたくなるが、そこに書かれていた答えは、彼の心に深く突き刺さるものだった。
 
これまで、新しいことに挑戦するたびに、失敗を恐れる気持ちが先に立ち、結局いつもの安全圏に留まってきた。その結果が、今の停滞した自分なのだと思うと、胸の奥が重苦しくなった。
 
ある日、福助はインターネットで見かけた、地方の伝統工芸を再生させるプロジェクトに目が留まった。

過疎化が進む村で、後継者不足に悩む陶芸家を支援し、新しい販路を開拓するという内容だった。

デザインの知識を持つ自分にも何かできるかもしれない。

そう思った瞬間、これまで感じたことのない熱が彼の全身を駆け巡った。
 
不安がないわけではなかった。

見知らぬ土地での生活、本当に自分のスキルが役に立つのか、そもそもプロジェクト自体がうまくいく保証もない。

しかし、あの本の一節が背中を押した。

「やらない後悔よりも、やった後悔を笑って話したい。」
 
福助は、貯金をはたいて村へと移住した。

そこで出会ったのは、頑固だが温かい陶芸家の老人と、同じように村の活性化に情熱を燃やす数人の若者たちだった。

昼間は土と格闘し、夜はパソコンに向かってデザイン案を練る。

慣れない作業に戸惑い、意見の衝突もあったが、皆で知恵を絞り、少しずつプロジェクトは形になっていった。
 
数ヶ月後、彼らが手がけた新しいデザインの陶器は、インターネットを通じて少しずつ売れ始めた。

メディアにも取り上げられ、村には活気が戻りつつあった。

福助は、自分のデザインが誰かの役に立っていることを実感し、大きな喜びに包まれた。
 
プロジェクトが一段落し、福助は再び東京に戻った。

以前と変わらないアパートの一室。

しかし、彼の心には確かな変化があった。

それは、地方創生という目に見える成功体験だけではない。
 
数週間後、福助は以前の職場の上司に呼び出された。

新しいプロジェクトの立ち上げメンバーに、ぜひ彼の経験とデザインセンスを借りたいというのだ。

驚きながらも、福助は二つ返事で了承した。
 
打ち合わせの帰り道、福助はふと空を見上げた。

あの時、失敗を恐れて挑戦しなかったら、今の自分はなかっただろう。

地方での経験は、彼の視野を広げ、自信を与えてくれた。
 
以前、たまたま目にしたビジネス書に書かれていた問題の答え。

「成功の反対は”挑戦しない”」を改めて思い出した。

あの時は、確かにその通りだと思い行動することができたが、そこには、もっと深い意味があるのではないか…?

挑戦した結果、たとえ当初の目標を達成できなかったとしても、そこで得た経験や学びは、決して無駄にはならない。

むしろ、それこそが「成功」へと繋がる、かけがえのない足跡になるのではないかと…。
 

【あとがき】

↓単なる私の感想などなど…↓

 
トーマス・エジソンの名言
「私は決して、失望などしない。どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。」
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」
 
イチローの名言
「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だと思っています。」

マイケル・ジョーダンの名言
「シュートを100%決められないのは、打たないからだ」
 
偉人達は、言い方こそ違いますが「成功の反対は挑戦しない」に近しい名言を残しています。

私自身はというと、大きな挑戦が目の前にあると恐怖心からか、なかなか大きく1歩を踏み出せないのですが、小さな挑戦でしたら怪我が少ないからなのか何度も挑戦ができるような人間です。

様々な事を学んで分かったのですが、小さな挑戦から始めることは利に適っているようで、作業興奮が発生したり、成功体験により自己効力感高まるなど成功に近づくための習慣が身に付き易いようです。

 作業興奮:最初は嫌々だった作業も、継続することでやる気が出る現象
 (例:嫌々やっていた片付けも、やり始めるとやめられない)

 自己効力感:小さな成功体験が自分は出来るという自信に繋がる
 (例:4月生まれの学生は3月生まれなどの遅く生まれた学生より生きている期間が長いく入学時点での体格が優れている傾向にあり、幼少期から成功体験を多く積める為、特にスポーツにおいては生涯に渡って好成績を残しやすい)
 
私は株式投資(トレード)を行っているのですが、小さな挑戦から始めたので今現在も継続出来ているのだと思います。

インフレが加速する中、物の値段は上昇し相対的に現金(日本円)の価値が年々下がっているのに投資をしていない日本人が6~7割もいる現状ですが、自分の資産を減らさないためにも、適正な知識を学び少なくともインフレに負けないような資産形成を誰もが行っている日本になれば良いなと思う今日この頃です…。
 

余談ですが・・・

みなさんは、『72の法則』をご存じでしょうか?

投資信託やETF(上場投資信託)にて資産形成されている方なら知っている人も多いと思いますが、何%の利回りで運用すると、何年で2倍になるかを簡易的に計算することが気できる法則です。
 
・毎年2%の利回りだと  72÷2=36
  [約36年運用すると元本が2倍

・毎年5%の利回りだと  72÷5=14.4 
  [約14年運用すると元本が2倍

・毎年8%の利回りだと  72÷8=9
  [約9年運用すると元本が2倍

・毎年10%の利回りだと  72÷10=7.2
  [約7年運用すると元本が2倍

株式会社が自己資本を活用し利益を出す際の利回り目標として8%というライン(ROE8%)がありますが、投資信託やETFへ投資する際は5~8%を目安に資産運用を考えると良いかと思います。

よって、年利20%以上のおいしい話をする人が近寄って来たら、その時点で詐欺かもしれないと警戒してください。

投資の神様であるウォーレンバフェットですら20%程度ですので…。
 
日銀(日本銀行)の物価上昇目標は年2%に設定されており、近年はそれ以上に作用しているのをご存じでしょうか?
『72の法則』は利回り計算で使用する以外にも、物価上昇でも使用できますので考えてみましょう。
上記計算の2%を見て頂くと、元本が約36年で2倍になっています。
これを物価上昇2%で考えると、36年で物の値段が2倍になります…。
つまり、今100万円あったとしても36年後には半分の物しか買えないということになります。
言い換えると、現金(日本円)の価値は36年で半分になるということです。
仮に、年3%物価上昇したら24年で現金の価値は半分になります…。
 
投資を、まだされていない方に質問です。
この現状を理解しても、株式や債券などでの資産運用を行わず、いずれ価値が半分になる予定の現金(日本円)への100%投資を継続しますか?
(預金や貯金は現金への100%投資です)

 
『成功の反対は挑戦しない』です。
毎月少額からでもNISAの積み立て投資はできますので、小さな1歩を進めてみてはいかがでしょうか…。
(但し、投資は自己責任でお願い致します)
 


ゼロよりイチ!
今日の一歩が幸福を複利で増やす原動力です!
みんなで幸せになりましょう!

ではまたっ!!


#創作大賞2025 #ビジネス部門

#01-#20(全20話)

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