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気づきの種#01_『古書店主の静かなる勝利』~投資とは心理ゲーム、勝つべくして勝てるし、負けるべくして負ける、ただそれだけのこと~

2025/04/13


人生を楽しく生きるための『気づきの種』を“短い物語”にしてみました。
「投資」「習慣」「幸福」「考え方」などが中心ですので楽しんでもらえましたら何よりです!




『古書店主の静かなる勝利』
~投資とは心理ゲーム、勝つべくして勝てるし、負けるべくして負ける、ただそれだけのこと~

古い書物がひしめく小さな古書店「積ん読堂」。

店主の悟は、物静かで商売上手とは言えない男だったが、なぜか近所の住人からは一目置かれていた。

その理由は、彼がひっそりと続けている投資で、着実に資産を増やしているという噂があったからだ。

ある日、常連客の大学生、福助(ふくすけ)が悟に尋ねた。

「おじさん、投資って難しいですよね。僕も少しやってみたんですけど、損ばかりで…」

悟はいつもの穏やかな口調で答えた。

「投資は、確かに難しい面もあるじゃろうな。じゃが、わしは心理ゲームだと思っとるんじゃ。」

福助は疑わしそうに眉をひそめた。

「心理ゲーム、ですか?」

「そうじゃ。人間の脳は、損をすることに過剰に反応するようにできとる。ちょっと株価が下がっただけで不安になって売ってしまう。逆に、上がり始めると『もっと上がるはずだ』と欲が出て、天井で掴んでしまう。みんな同じような心理で動くから、相場は時に大きく揺れるんじゃ。」

悟は書棚から一冊の本を取り出した。

「これを見てみい。『行動経済学』という学問の本じゃ。人間の非合理的な行動パターンを研究しとる。投資で成功するためのヒントもたくさん書かれとるんじゃよ。」

福助はパラパラとページをめくった。

「損失回避バイアス…確証バイアス…色々なバイアスがあるんですね。」

「そうじゃ。自分の感情に流されず、客観的に状況を判断することが肝心なんじゃ。みんなが右往左往している時こそ、冷静に、論理的に考える。勝ちたければ勝つべくして考え、行動する。負ける人は、負けるべくして感情に振り回される。ただそれだけのことじゃ。」

福助は感銘を受けた。

「なんだか、少し分かってきた気がします。」

数ヶ月後、福助は再び「積ん読堂」を訪れた。以前とは違い、彼の表情は明るかった。

「おじさん、おかげさまで少しずつ利益が出るようになってきました!教えてもらった行動経済学の本、何度も読み返しました。」

悟はにこやかにうなずいた。「そうか、それは良かったな。」

その時、店の奥から悟の妻、静香が顔を出した。

「あら、福助さん。悟さんがいつも言ってるんですよ。『投資は、まるで将棋みたいだって。相手の指し手を読んで、先回りするんだ』って。」

福助はハッとした。

「将棋…確かに、相手の心理を読むって点では似ているかもしれませんね。」

悟は少し照れながら言った。

「まあ、そんなところじゃな。」

そして、静香が微笑みながら付け加えた。

「でもね、悟さんが一番得意なのは、私が『もうその株、手放したら?』って心配になった時でも、絶対に動じないことなんですよ。周りが騒いでも、自分の判断を信じ抜く強さ。あれが、一番すごいなって思うんです。」

福助は悟の顔を改めて見た。

物静かで控えめな男だと思っていたが、その奥には揺るぎない自信と冷静さがあった。

「なるほどな」と、福助は呟いた。

「投資で勝つために必要なのは、知識や情報だけじゃない。自分の感情をコントロールし、周りに流されない強い心を持つこと。そして、何よりも、静香さんのような冷静なパートナーの存在なのかもしれない。」

悟は少し驚いた顔をして、静香に目をやった。静香はいたずらっぽく微笑んだ。投資という心理ゲームにおいて、最も重要な要素は、案外、身近なところにあったのかもしれない。

【あとがき】

あとがき

 ↓単なる私の感想などなど…↓

FX、株、スキャルピング、デイトレ、スイング、中長期、投資信託の積み立てと私自身色々やって来ました。

だいぶ昔の話ですが、パチスロで生計を立てていた時代もありました。

現在は、株の中長期投資をメインに行いながら、人並みに増やすことが出来ていますが、振り返ると勝ったり負けたりを繰り返し、様々なテクニックを勉強したり試したりと四苦八苦してきたことを思い出します…。

勝てていなかった時代を思い出すと、テクニックや投資情報などの勉強に偏っていた傾向があったように思います。

徐々に勝てるようになったきっかけはいくつかありますが、「行動経済学」を学び始めたことが大きかったと思います。

2024年1月に亡くなられた大江英樹さんの書かれた『投資賢者の心理学』もわかりやすく学びに繋がりました。

「行動経済学」のことを知ってから、どちらかというと投資に関する心理や脳科学的な本を多く読むようになりました。

おかげさまで、みんなが含み益で喜んでいる内に利益を確定し、みんなが含み損を抱えて悲しんでいる内に仕込める(買える)ような、冷静な心理状態をつくり上げることが出来ました。

お会いしたことが、あった訳ではありませんが大江さんには様々な学びを頂きました!

ほんとうにありがとうございました。


余談ですが・・・、私が投資で最も大切にしている計算式は
『株価=PER×EPS』です。


知らない方は勉強のために色々細かく調べて頂いた方が良いと思いますが、教科書的に書くと

PER = [株価収益率]
   = 時価総額/当期純利益
   = 株価/1株利益(EPS)

EPS = [1株利益]
   = 当期純利益/発行済株式数

となります。

ですが、私が一番重視している目線は、

PER = “人気”

※時価総額(株価×発行済株式数)が、実際に稼いだ額(当期純利益)の何倍に評価されているか(期待されているか)

EPE = “実力”

※投資した1株がどれだけ利益を上げているかとなります。

従って、

『株価=人気×実力』だと思っています。

戦略的には…黒字転換!

①上場後数年の赤字企業がそろそろ黒字転換しそうな場面を探し、実力が発揮されそうな企業を探し出す
 (売上高の伸び率など含めてスクリーニングすると良いかもしれません)

②みんなが注目する前に実力を信じて買う
 (年単位で待つのでけっこう心が疲れます)

となります。

単純な戦略ではありますが、実力がある企業を選ぶと地合いが悪くなっても耐えられます(特に心が・・・)。

2024年に大ブレイクしたパランティアテクノロジーズ(PLTR)の株を2022年~2023年にかけて買いましたが、実力を信じて買っていたので上がったり下がったりの中でも心が壊れることなく2025年4月現在でも多くを保有し続けられています。
(投資元本以上は利確したので収益状況を見ながら長期で保有を予定しています)

意外と思われるかもしれませんが、ローリスク株の方がなんだかんだでハイリターンを生み出している気がします。
(私の場合、ハイリスク=ノーリターンの印象が強いだけかもしれませんが…)

以上、余談でした…。


ゼロよりイチ!
今日の一歩が幸福を複利で増やす原動力です!
みんなで幸せになりましょう!

ではまたっ!!


#創作大賞2025 #ビジネス部門
全投稿(2話目以降)


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