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学芸員に博士号は必要?不要?

みなさんはどっちだと思いますか?

日本国内の美術館に限っての話ですが、結論から言えば、不要です。

いや、「不要」と言い切ってしまうと少しニュアンスが違うかな。「特に必要はない」ぐらいが本当のところです。

前回の記事に書いた通り、学芸員になるために修士号は必要不可欠です。
そして、学芸員就職の理想的なコースは修士号を取得してすぐに就職することです。新人だったらなるべく若い方が現場で経験値がためられますからね。

美術館側が経験者を募集している場合は、30代でも全然構わないのですが、明らかに新人を募集しているような場合は年齢が若い方が有利です。

なので、「博士号を取得してから学芸員になろう」「修士号より博士号の方が採用されやすいだろう」という考えだと苦戦するでしょう。まぁそのあたりは先生や先輩がアドバイスしてくれると思いますが。

もちろん学芸員の中に、博士号をもっている人はいます。パターンは様々ですが、主に考えられるものとしては

①修士課程を修了した後、博士課程に進み、大学院に籍を置きながら自分にマッチする学芸員の募集を待っていて、なかなかいい就職口が無く、その間に博士論文を書き上げた人。

②学芸員として働き始めた後に、不屈の闘志で業務時間外に博士論文を書き上げた人。

このいずかが考えられます。①のパターンは、結果的に博士号を取得したという感じですね。まぁこれはこれでOK。

逆に②のパターンは、かなりのモチベーションが必要です。
実際に学芸員として働いていて、博士号が必要とされる場面、有利になる場面はほぼ無いので、それでも忙しい合間を縫って博士論文を書くからには何かしら強い動機がなくてはいけません。
「持っていたらかっこいいなぁ」「箔が付くなぁ」ぐらいのほんわかした気持ちでは無理でしょう。

あり得る動機としてまずひとつは、純粋なる学問的探究心です。
学芸員として展覧会を行う中で、出会った研究テーマをどうしても深掘りして、成果にしたいという人ですね。正統派のアカデミック型学芸員です。

それから、学芸員の後のステップとして大学教員を考えている人。そのために博士号を取っておきたい、これも動機としては理解できます。

学芸員の学位に関する実状はこんな感じです。より研究者色が強い海外の美術館だとそれこそ博士が当たり前なのかもしれませんが。

おっと、今回は本当に学芸員志望者ぐらいしか興味が無い話を書いてしまいました(笑)。

あ、ちなみに私は博士じゃありません。でも、そろそろ考えようかな、と考えてます(及び腰だな)。

何か質問があればコメントでどうぞ。