“かかと”をつけようとしないでください──土踏まずを下ろすだけで、身体は変わります
このnoteは、月間シリーズ『場所の誤解』の第1話です。
5月16日の記事(“そこ”じゃなかった──場所のズレが感覚を歪める)は“前日譚”でした。ここからいよいよ本編が始まります。
「できない」の本当の理由を、根本から見直す“再教育の入口”としてお届けします。
「かかとをつけよう」とがんばっていませんか?
ダウンドッグで多くの方が抱える悩みのひとつに、
「かかとがつかない」というものがあります。
レッスンでも、よくご相談いただきます。
そのたびに、僕はこうお伝えしています。
「かかとをつけようとしないでください」
……?
と、最初は戸惑われるかもしれません。
でも、この“逆説”こそが、身体の動きを変える鍵になるのです。
❌ よくある誤解:「かかとをつける=ふくらはぎを伸ばす」
多くの人は、かかとをつけようとして、ふくらはぎをぐっと伸ばそうとします。
ですが、そのアプローチでは──
・アキレス腱や膝裏に無理なテンションがかかる
・足首を“L字”に固めてしまう
・結果として、かえって動きが詰まってしまう
「つけよう」「伸ばそう」とする意志が強すぎると、
本来の動きが妨げられてしまうこともあるのです。
✅ 見直したいのは、「足首の構造」と「重心の流れ」
足首は、実は「L字」ではなく「T字」に動く関節です。
そして──
かかとは脛の真下ではなく、やや“後ろ”にある
だから、「かかとを下ろす」のではなく
“土踏まずを下ろす”意識が、かかとを自然と導く
つまり、“意識する場所”を変えるだけで、ポーズ全体の感覚が変わるのです。
柔軟性の問題ではなく、「場所の誤解」だった可能性もあるのではないでしょうか。


📺 YouTube本編|かかとがつかない人へ
今週のYouTubeでは、以下の技術的な内容を解説しています:
1|足首の構造について
2|足首の動きをつかむ練習
3|足首を動きやすくさせる準備ワーク
4|足首の動きを意識したダウンドッグ
👉【動画はこちら】▶︎ https://youtu.be/eAmT0i0tlYA
🦶「土踏まずを意識しても動かない」そんな時は…
土踏まずを意識しても、うまくいかない方もいます。
その原因のひとつが──足の甲の硬さです。
足の甲は、実は“指の一部”。
でも、足の指を「根元から」動かす習慣は、ほとんどの人にありません。

🔸 簡単にできる実践ワーク|足の甲ほぐし
足の指を1本ずつ、根元から引っ張って回す(順/逆 各5回)
足の甲を“ひとかたまり”から、“動けるパーツ”へと変える意識で
指の可動と足首の可動がつながっていく感覚を、ゆっくり確かめてみてください

💡ポーズが変わるのは、努力ではなく“場所”だった
意識する場所がかかとだった場合…
足首は動かないし、重心は不安定になり、ふくらはぎは過度に緊張してしまいます。
──練習をがんばっているのに、中々かかとは床につきません。
でも、それが土踏まずになっただけで…
足首は楽に動き、重心は安定し、ふくらはぎは心地よく伸びます。
──そして、結果としてかかとが床につくようになります。
「かかとがつく・つかない」は、能力の差ではありません。
ただ、「場所が違っていた」──それだけのことなのかもしれません。
🔄 次回予告|6月13日(金)公開
鎖骨・肩甲骨がうまく動かない人へ──“脇から”というだけで、動きが変わる理由
鎖骨って、どこからどこまで?
肩甲骨って、どう動いてるの?
それって本当に「動いてる」って言えるの?
考えれば考えるほど、動きが詰まってしまう。
──そう悩んでいる人、必見です。
来週は、この“肩の場所”の誤解を紐解いていきます。
🧭『場所の誤解』シリーズ全体はこちら
「できない」には、理由がある。
それは意志や努力ではなく、「場所のズレ」かもしれません。
📚シリーズ全体をまとめて読みたい方はこちら
▶ 身体の使い方を、誤解から再教育する。──年間noteシリーズのご案内
▼この感覚、面白いと思った方へ
“動かない”のではなく、“動かす場所が違っていただけ”。
そう気づけたとき、身体とのつきあい方は、静かに変わり始めます。
📌 フォローしていただくと、次の『整い方』が毎週金曜に届きます。
💬 よろしければ、あなたが「かかとがついた瞬間」の感覚も、コメントで聞かせてください。
