卒業制作完成!文化服装学院デジタルファッションプログラム 講義レポート【第3回】
みなさんお久しぶりです!Haruです!
タイトルの通り、ついに文化服装学院のデジタルファッションコースの学生さんたちの卒業制作が完成しました!
そしてコースを受講した21名が無事に修了を迎えまして、最終の卒業制作発表を見学してきました!
卒業制作は学生さんそれぞれが研究のテーマを決め、リアルとデジタルでのファッション、加えてデジタル上での空間デザインや、ブランドのプロモーション動画なども制作していました。(すごいボリューム…!発表はなんと5時間!)
デジタルファッションアイテムは、Roblox上に特設展示バーチャル空間として、一般公開を開始しています(^^)/
今回は展示作品の中から、いくつかのコレクションを紹介しつつ、現物のお洋服もお見せしていきます!(本来は21人全員分を紹介したいのですが、かなりのボリュームになってしまうため、私の独断で気になったものを選びました)
これまでの授業の様子をレポートしたものはこちら↓
さっそくバーチャル空間にイン!
ちなみにこの空間は、GeekOut Studioに所属するクリエイターが制作してくれました!

国立美術館のような洗練された空間になっていて、全員のブースが左右にならんでいます。学生さんたちはこのブース内を「私のブランド」というテーマで自由にアセットや画像を用いて飾り付けを行っています。

ここから、いくつかの作品を紹介していきたいと思います。発表会場でリアルのファッションの展示もありましたので、合わせてご覧ください!

Vlogを見ることが好きだというこの学生さんは、Vlogの仕組みとバーチャル空間の共通点を研究し、「バーチャル空間内でVlogを撮る生活」をコンセプトにファッションをデザイン。
バーチャル空間しかできない、現実の概念を覆すデザインで、ときめきと驚きを与えたいという思いが詰まった作品です。展示物に合わせた空間の提案。淡いカラーは3月ごろのまだ寒い時期に咲くお花をイメージしているそう。空間はモデリングツールを使い制作したあと、Robloxでも実装したということで、ぜひ公開してほしいですね…!


「自分の想像を信じて人々の自尊心をたかめることを目指すブランド」というコンセプトで「TAETAY(テーテイ)」というブランドを作り上げた学生さん。7つのルックの中からRobloxのデジタルファッションにコンバートされています。未知の砂漠を空間イメージとして表現したといい、プロモーションビデオもこだわっていました。
卒業研究としてブランドを実際に立ち上げるための費用やマーケティングの設計・シミュレーションを含めて考えられており、既にそこまで考えられているところに感服です・・・!


自身が暮らしてきた25年間の東京をテーマにした作品です。記憶の中の東京をイメージし、東京で暮らすための服を制作。社会に出るときの期待や不安の二面性と東京生活を表現しています。

また二面性というところだけでなく、Robloxでは三人称視点で遊ぶことが多いというところに着目し、自分のアバターを背中から見たときにも楽しめるように表と裏でカラーや質感が異なり、背中側に模様が入っていてかっこいいアイテムになっていますね。



誰かのお守りとなれるような服作りをしたいという気持ちで制作されたこの作品は、学生さんが自分の感情をご友人に絵本にしてもらい、そこから着想を得てデザインしたそうです。絵本の中のストーリーの章立てに沿って合計で6つのルックをリアルで制作、Robloxにはその中の1つのルックを持ってきてくれました。

3Dとリアルの間を追求し、手作り感や温かみを表現しています。
ブースにもこだわったとのことで、「みんなが集まれる秘密基地」のイメージで、全体がデザインされています。
こういう感覚でデザインができるの、本当にすごいなと感じました。


こちらは、「デジタルの世界で生活する人」をイメージし、その人が着用するための服をデザインしています。デジタル、と聞くと電子的な冷たい印象を抱いたことをきっかけに、デジタルの世界で生活するために、精神的な安息が必要なのではないかと考え、現実の自然や、古くからあるお守りの文化といったリアルを拡張するデザインに仕上げました。

一方、リアルのファッションの方は、伸縮性のある生地を使用し、裾に骨組みをいれることでデジタル世界を拡張したドレスとして制作されています。葉脈のような模様がとても美しく、バーチャル空間から飛び出してきたようなドレスで素敵ですね。

「月光に捧げる深海美」というキャッチコピーで作られた作品です。AIをパートナーのように活用してきた学生さんで、研究対象としてAIを選択しています。「海の静けさ」をどう表現するかを追求した結果、リアルのドレスの方は全長50mのカスケードでスカート部分を制作。
Robloxのアイテムを作成する際は、3Dファッションデザインソフト「CLO」で作成した3Dデータを使用しています。しかし、元データはなんと150万ポリゴン! そこから、Roblox UGCの規定である4000ポリゴンまで軽量化を行っています。


近未来の生物学研究室での実験で生まれたカメレオンという、独特なコンセプトで制作されたファッションです。実物と仮想空間の融合を意識していて、ビビッドなグリーンが素敵なアイテムですね。カメレオンが暮らしている島を3D空間でも制作し、ブースのデザインもその島にあわせて制作されています。空間とファッションを上手に使って、カメレオンが体の色を変える特性がよく表現されているように感じました!

いかがでしたでしょうか!
これ以外にもみなさんとても素敵な作品を作られているので、ぜひ一度足を運んでみてください。
また、株式会社DeNA様のご協力により、DeNA様とGeekOutが共同で運営しているバーチャル空間「[Outfit]Tokyo Fashion Mall Hangout」においても、期間限定の特設展示を実施中です!
展示期間:2025年3月4日~2025年5月31日
次回は、講師を務めたすしパさんと、3人の学生さんをお呼びして座談会の様子を掲載します!このプログラムを経験してどのように感じられたのかいろいろと伺っていきます。
次回がラストのレポートです!お楽しみに!
