見出し画像

【AI格闘記69】「キモい。それだけはいらない」。渾身の力作は、家族全員から満場一致でボツにされた


「ちょっとね。それだけはいらない」

愛する妻から放たれた、非情な一言だ。

64歳のコンサルタントが、著作権の壁を乗り越え、ポンコツAIと格闘し、魂を込めて作り上げた渾身の力作に対する、正直すぎる評価である。


歓喜の瞬間と、見事なフラグ

少し時間を戻そう。

LINE審査局から「承認(販売開始)」の通知が届いた瞬間、私は思わず声を上げた。前回の記事で書いた、アンパンマン著作権事件を乗り越えた末の勝利の知らせだ。

やっとクリアできました!

意気揚々と、家族のグループLINEへ自作スタンプを連打した。

「さあ、父の力作に驚くがいい!」

これが盛大なフラグだったと、この時の私はまだ知らない。


次女の気遣いと、長女の塩対応

次女からは、こう返ってきた。

「ありがとうの顔がかわいい。でもお母さんはもっと可愛い(こんなに老けてない)

……お母さんはもう還暦だけどね? (ノーコメントで行こう)

さらにダメ押しは、今日がちょうど32歳の誕生日である長女からだ。

「汚〜い。なんか昔(子供の頃)の方がかわいいみたい」

そりゃそうだけど!(えっ。今の方がかわいいと思ってるのか)

さらに長女から「これって販売されるの?」と警戒される。
「個人用だから売らないよ」と答えると「それなら良いけど…」
と安堵された。

いや、イラストになってるし、誰も分からないないだろ!
(むしろ誰が買うんだ)

似てないそうです

最大の悲劇「力作のちょんまげ」

そんな中、一番喜んでくれたのは妻だった。「欲しい」と言ってくれたので、スタンプをプレゼントとして送った。

しかし妻は、こう言い放った。

「全部嬉しいけど一つだけいらないのがある

嫌な予感がした。

「どれ?」

ちょんまげの(了解)

……。

私が最も時間をかけ、最も自信を持って仕上げた「侍スタイルの自分(ちょんまげ・了解)」スタンプが、妻からも、娘たちからも、満場一致で「キモい」の烙印を押されたのだ。

渾身の力作



AIには描けない「家族のリアル」

完璧にプロンプトを操り、AIで理想の画像を作ることができた。著作権の壁も、技術的なバグも、すべて乗り越えた。

しかし、家族の「感情(リアルな反応)」だけは、どんなに精緻なプロンプトでもコントロールできない。

塩対応。遠慮のないダメ出し。そして「キモい」の一言。

これが家族という最強の現場のリアルであり、何よりも愛おしいコミュニケーションだと、渾身のちょんまげスタンプを見つめながら気づいた。

ちなみに「ちょんまげ(了解)」は、今も私のスマホの中で、ひっそりと出番を待っている。


一つ、あなたに聞いてもいいですか。

完璧な準備をしたはずなのに、家族や部下の「リアルな反応」に盛大にズッコケた経験は、ありませんか?


最後までお読みいただき、ありがとうございます。 「役に立った」「面白かった」と思ったら、ぜひハートとフォローをお願いします。あなたの反応が、次の記事を書く力になります。


📎 あわせて読みたい

昨日の重い組織論から一転、本日は息抜き回です。昨日の記事はこちら👇
『【ケーススタディ第2弾・後編】「昭和のOS」が組織を殺す。管理職拒否編。』

AIとの別のドタバタ、そして感動のエピソード👇
『【AI格闘記54】孤独な作業が「共闘」に変わった日。AIと交わした、…』

家族のリアルなエピソード。自己紹介の第2弾です👇
『【自己紹介②】「ドンキー(間抜け)」と呼ばれた日。40歳、家族4人の…』



いいなと思ったら応援しよう!

現場知工房 いただいたチップはクリエイターとしての学びに使わせていただきます!