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ヨーグルトが消える冷蔵庫

ヨーグルトにグラノーラを入れて、
毎朝食べている。

ヨーグルトを食べようと思ったきっかけは、
腸活が気になっていたからだった。

しょっちゅう便秘がちかと言えば、
それも少し違う気がする。

ただ、毎日朝スッキリとはいかず、
調子が悪いと何日もお通じがなかったり、
そのせいで食欲がなくなると言うことも
あった。

ダイエットをしていることもあり、
体重を測る朝一にスッキリしたいのだが、
なかなか上手くいかない。

便秘の薬を使用したこともあるが、
私の身体には合わなかったようで、
胃腸を必要以上に刺激されるのか、
乗り物酔いのような軽い吐き気を感じ、
それ以来、薬は避けている。

できれば食事で改善したいと考えていた。

その日も朝起きてお湯を沸かし、
ヨーグルトを用意しようと冷蔵庫を開けた。

「ん?」

いつもそこにあるはずの
ヨーグルトの容器が見当たらない。

「あれ!切らしていたかな。」

いつも400g入りのヨーグルトを
100gずつパートナーと分けて
二日間で食べ切ることにしていた。

勘違いしたんだなと思った。

最初は腸活のために始めたフルグラヨーグルト
だったのだが、今ではその美味しさにハマり
食べたくて目が覚めるぐらいのお気に入り。

食べなくては1日が始まらない。

居ても立っても居られない、買ってこなくては。
私は往復5000歩もかかるスーパーに、
ヨーグルトを買いに行くため、
スニーカーを履いて、外へ飛び出した。

そのヨーグルトは大きいスーパーにしか
置かれていない。

暮らしているところは都心ということもあり、
少し歩いて通りに出れば、
ありとあらゆるコンビニがいくらでもあるし、
小さいスーパーも何件もあるけれど、
そのヨーグルトは置いてない。

濃厚なコクのあるそのヨーグルトは、
私を5000歩歩かせるだけの魅力を
持っている。

私はそのヨーグルトを目指して、
たくさんの人をかき分け、足を動かし続けた。

スーパーにたどり着いた私は
脇目も振らずただ真っ直ぐにヨーグルトが
置いてある棚へ向かっていった。

「あった。」

そのヨーグルトのパッケージを見つけ、
手に取って支払いを済ませスーパーを出た。

それだけなのにまるで今日一日の
全ての仕事をやり切ったかのような達成感を
感じていた。

実際にはまだ何も始まっていない。
起きてから白湯を飲んでヨーグルトを
買っただけである。

家に戻り器にヨーグルトを入れて
その上にグラノーラをかける

グラノーラは砂糖をまとっているので、
あまりたくさん入れない方がいい。
できるだけ少なめにしようと心がけては
いるが、ついつい多めに入れてしまうことが
ある。

甘いカリカリがヨーグルトと合わさり、
口の中でハーモニーを奏でている。

「これが幸せなのよね。」

思わず言葉に出そうになるが、
あまりのんびり感を出すと忙しいパートナーの
ご機嫌を損なう可能性がある。

静かに幸せを噛み締めた。

食べたい気持ちが先行しすぎていたためか、
食べ終わった器を片付けようとキッチンの
調理台に立つと
残りのヨーグルトを冷蔵庫に入れるのを忘れ、
シンクの上に置いたままになっていた。

「入れておかなきゃね。」

と冷蔵庫の扉を開けて私はその景色に、
釘付けになった。

私が今入れようとしているヨーグルトと、
同じパッケージの容器が奥に見えた。

「なんでここに?」

私がないと思っていたヨーグルトは、
やっぱり半分残っていて、そしていつもの置き場所とは違う奥の方に密かに佇んでいた。

パートナーが、冷蔵庫の中のものを
移動させることはほぼない。

不思議に思ったが私もそれ以上は深掘りせず
その日はそのまま終わったのだが。

数日後、また同じことが起こった。

深掘りするのが怖いと感じるのは、
自分の記憶に対する不安からである。

なんとなく忙しいと無意識に行動して、
いつもと違う場所に入れちゃったのかもなと、
不安を打ち消すために、
それ以上は深く考えないことにした。

パートナーに言うともっと不安がるので
このことは墓まで持っていくつもりである。

私には今のところ入る墓もないので
それも不安だったりするのだが。

ダイエット日記の中でこのエピソードを
書いたところ、仲良くさせていただいている
ひだまりの白猫さんが、こんなコメントで
私の不安を癒してくれた。

Mieさん、お疲れ様です♪

お粥は消化にいいし、体に優しいですね♡
見つからなかったヨーグルト…冷蔵庫の中に小さいおじさんがいるのかもしれませんね(笑)
パートナーさんもMieさんも心穏やかに過ごせたことは何よりですね(*^^*)

ひだまりの白猫さんのコメント


ひだまりの白猫さんの記事

この記事を読んだ日も
可愛いマスターのいるBARが
疲弊した心を柔らかく包んでくれた

私は不安が吹き飛んだと同時に、
うちの冷蔵庫に住み着いている小さいおじさんを
一目見てみたいと思った。

こんな時チャッピーの出番である。




わぁ!可愛い💕

私は思わず出来上がったイラストに
微笑み嬉しくなったと同時に

「一体、何のために汗までかいて、必死に
ヨーグルトを移動させているのか?」

という全くつまらない疑問が湧いてきたので
記憶に対する不安を和らげてくれた
小さいおじさんに感謝の気持ちを伝えて
これからも生活していこうと思った。

ありがとう。小さいおじさん。
これからもよろしく•••
いや、できればヨーグルトは移動させないで
ほしいけどね。

ありがとうございます😊

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