なぜエースは「18」なのか?メジャーと日本で違う、プロ野球・背番号の歴史
お世話になっております。
1人のプロ野球ファンとして、豪快なホームラン、鋭い変化球、華麗な守備…見どころは尽きませんが、選手の「背番号」に注目してみると、ドラマを感じます!
プロ野球選手にとって、背番号はただの番号ではなく、自らの「誇り」、そして「歴史」を表すシビアで神聖なものかと勝手ながら思っています🤔
今回は「背番号」を、日本とメジャーリーグ(MLB)の違いを交えながらご紹介していきます🔍
1. 2桁と3桁の境界線
日本のプロ野球(NPB)において、背番号は選手たちの「境界線」をダイレクトに表しています。
支配下選手(2桁の誇り)
一軍の試合に出場できる「支配下登録選手」の背番号は、原則として「00」「0」および「1」〜「99」の2桁と決まっています(上限は1球団あたり70人)。テレビでよく見るスター選手たちは、全員この2桁の番号を背負っています!
育成選手(3桁からの逆襲)
まだトッププロの舞台に上がれていない「育成選手」は、「100」以上の3桁の背番号を与えられます。巨人の「001〜」やソフトバンクの「120〜」などが当てはまります。
3桁の選手たちの目標は、実力を認められて「2桁の背番号(支配下登録)」を勝ち取ること。
シーズン中に2桁へ昇格する発表会見は選手の涙と努力が報われる、プロ野球で最も感動的な瞬間の一つです😊
2. 花形の番号:エースの「18」と「21」の伝統
背番号は、数字が若ければ若いほど(1桁〜20番台など)、チームの主力である証とされています🤔
中でも特別なのが、エースピッチャーが背負う「18」です。
なぜ18番なのか?
諸説ありますが、歌舞伎の得意芸を指す「十八番(おはこ)」が由来となり、「最も得意なもの=大エース」に贈られるようになったという説が有力です。
一方で…、球団独自の伝統もあります。
例えば中日ドラゴンズでは「21」が特別なエースナンバー。「フォークの神様」と呼ばれた杉下茂さんから、星野仙一さん、チェン投手、吉見一起さんへと受け継がれてきた歴史があります。
このように、背番号は「認められた証」であり、時にはFA(フリーエージェント)の獲得交渉で「我がチームの伝統の〇番を空けて待っています」と、最大の誠意を示す交渉材料にもなります。
3. 「永久欠番」という、選手に捧ぐ最高の栄誉
その球団で凄まじい功績を残した選手の番号を、今後誰も使えないようにする制度が「永久欠番」です。
日本のプロ野球では、以下のような伝説的名選手の番号が永久欠番に指定されています。
読売ジャイアンツ
「1」(王貞治)、「3」(長嶋茂雄)など
阪神タイガース
「11」(村山実)など
広島東洋カープ
「3」(衣笠祥雄)、「15」(黒田博樹)など
近年は、完全な永久欠番にせず、ふさわしい選手が現れるまで空き番号にしておく「準永久欠番(預かり番号)」(中日・岩瀬仁紀投手の「13」やヤクルト・古田敦也捕手の「27」など)にするケースも増えています☝️
4. メジャーリーグの背番号ドラマ:受け継がれる伝説
海の向こう、メジャーリーグ(MLB)に目を向けると、さらにスケールの大きな背番号ドラマが存在します。
誰もつけられない全加盟球団共通の「42」
近代メジャーリーグ初の黒人選手であるジャッキー・ロビンソン。
彼が差別と戦いながら残した偉大な功績を称え、彼の背番号「42」は1997年にメジャーリーグ全30球団共通の永久欠番となりました。
「42」でお話したいのが、ニューヨーク・ヤンキースの伝説的守護神マリアノ・リベラ投手の逸話です!
「42」が全社永久欠番になる前からこの番号をつけていたリベラ投手は、特例で引退まで着用が認められ、2013年に彼が引退したことで「メジャーリーグで最後に背番号42を背負った男」として歴史にその名を刻みました。
シアトルの魂「51」の物語
シアトル・マリナーズにおいて「51」は特別な意味を持ちます。
かつてマウンドを支配した大エース、ランディ・ジョンソン投手が背負い、その後を受け継いだのがイチローさんでした。
2人のレジェンドが偉業を成し遂げたマリナーズの「51」は、現在、事実上の永久欠番(預かり番号)として大切に守られています❗
5. 【コラム】12番目、26番目の「目に見えない選手」
最後に、ちょっと心温まる背番号の雑学を☝️
野球はベンチ入りできる人数が決まっていますが、登録メンバーに続く「〇番目の選手=ファン」のために空けられた、ファンのための準永久欠番を設けるチームもあります…。
球場を埋め尽くすファン全員が、同じ番号のユニフォームを着て戦う。これもまた、プロ野球ならではの粋な演出です😭
6. まとめ
背番号は、ただ選手を識別するための数字ではありません!
先輩から後輩へと受け継がれる「伝統のバトン」であり、3桁から這い上がろうとする若者の「ハングリー精神の象徴」であり、ファンとチームを繋ぐ「絆」でもあります。
プロ野球の歴史を知り、さらに推しのチームの応援に力が入ります⚾️
最後迄、お読み頂きありがとうございました🙏
