【まとめ】文学フリマ東京39にブース参加して気づいたこと全部書く

今回、はじめて文学フリマにブース参加しました。いろいろと気づいたことや教訓があったので、備忘録として残しておきます。

スペック:1ブース(長机の半分、椅子2つ)で参加、同人誌はA5版のもの20部を当日に持参、店番は4人でローテーション、売り子を3時間やって、残りの時間で買い物にいった
売り子をやっていたブース↓ 
https://c.bunfree.net/c/tokyo39/w/M/59

同人誌を作るまでの準備編は以下の記事に書いてます。


当日気付いたこと

断片的ですが全部書いていきます。

設営について

・冊子の部数や、設営にどれだけ凝るかによるけど、2人体制なら30分もあれば設営はすむ

・ブースに貼っておく紙(下の写真)に「〇〇を作っているサークルです!」みたいなサークルの説明を書いている方がいて、次回は真似したいと思った

・設営完了したときの姿も備忘として残しておきます

店番について

・12時台前半はまだ待機列が解消していないのであんまりお客さんが来ない。設営が終わってないブースも多く見られた

・13:30~くらいから人がかなり増えてきたと感じた。今回、自分たちのブース(ノンフィクション・エッセイ)は会場の入口や見本誌コーナーからかなり遠いエリアだったので、人が流れてくるまでに時間がかかっていそうだった

・机の下のスペースは意外に狭くて、店番2人分の荷物と本の在庫を置いたらすぐにいっぱいになってしまった

・余裕をもって釣り銭をたくさん用意しておいたけど、5千円や1万円札を出してくる人はほとんどいなかった。今回出した本の値段設定は迷ったすえ「500円」にした。これが適切な値段かはまだわからないけど、少なくとも釣り銭の管理は500円単位だとかなり楽だった。よそで「880円」みたいな値札を見かけたときは「お釣りの準備が大変そう」と感じた

・接客をどのくらいすればいいのかは難しかった。通りがかってこちらのブースを見てくれた人に挨拶して、見本誌を見てもらうよう声がけするのは毎回やったが、その後「これはこういう本で~」という紹介をすべきかどうか迷った。あんまりいっぱい話しかけても押し売りみたいになってしまうし、逆に何も紹介しないと本のざっくりした全体像をつかんでもらえないし……この点は結論が出なかった

・店番の人手は多いほどいい。1~2人でやろうとすると、売り子だけで終わってしまって自分がブースを見て回る時間がなくなってしまう。離席して不在の時間を作ってるブースもあったので、釣り銭や荷物の管理ができるならそれもありだと思った

・16:30~くらいから人がかなり減って、片付けをはじめるブースも多くみられた。16:30から入場料無料で入れる時間になるらしいが、それを狙って来る人はほとんどいない模様。見本誌コーナーも16:30で閉まってしまうし、ある程度人気のあるブースは売り切れもあるから、16:30に入場してもまともな買い物はほとんどできないと思う

(ちょっとした)トラブルについて

・お隣のブースの立ち読みをしている人が、こちらのブースの前を塞いでしまうことがちょくちょくあった。「これは言わないと」と判断して、隣のブースの売り子の方に伝えて、立ち読みの人にはブースの前のエリアに寄ってもらった。

↓文フリ公式も注意喚起しているけれど、なかなか全体まで行き渡っていないのかもしれない

https://bunfree.net/rules/general/#problems

・某ブースの売り子さんが、椅子が1つしかない状態で、1人は椅子、もう一人はキャリーバッグの上に座って2人体制で売り子をやっていた。椅子を1つ追加するには追加料金を払って手続きする必要があるはずなので、運営スタッフさんに伝えた。「あーそれは駄目ですね、注意します」とのことだった(こう書くと通報大好きな人みたいですが、ここには書きにくい事情もあり目に余ったのでスタッフさんにお伝えしました)

・出店者案内をよく読んでいなかった自分が悪いんですが、当日トラブル用の連絡フォームがあったらしい。あとあと確認したら「どこのブースで」「何が起こっていて」「今すぐ対応が必要かどうか」を簡単に入力できる良くできた連絡フォームでした。次回もしトラブルがあったら使おうと思います

同人誌を売ることについて

・2000もブースがあると、自分たちのブースに割いてもらう時間はほんの少ししかない。「文フリはたくさん人がいるから、とりあえず出店すれば売れるやろ」みたいな甘えた考えはまったく通じない(そんな舐めた思考で行ったわけではないけど、届けたい人に本を届ける工夫はぜんぜん足りないと感じた)

・12時台に、ほんとに1冊も売れない時間帯があって「これ1冊も売れないんじゃ?」って不安になった。昔読んだ漫画の1コマが脳裏をよぎった

きづきあきら「ヨイコノミライ」第2巻より

・最初の1冊が売れたときは痺れるような嬉しさがあった。身内が義理で買ってくれたのではなく、知らない人が立ち読みして「この本は買う価値がある」と判断して買ってくれたことが嬉しかった

・読書会を主催している方が冊子を買ってくれたときは「今回の本、こういう人に買ってほしい」と思っていた人に買ってもらえたので、これもまた嬉しかった

・同人誌の中に、読書会の公式ページや自分のTwitterのQRコードを載せることを失念していた……次回つくるときは絶対に載せるようにしたい

・せこいテクニックっぽいやり方になるけど、Webカタログのカテゴリはもう少しニッチなもので登録すれば良かったかも。今回「ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記」という、300以上のブースが登録している巨大なカテゴリに登録していたので、なんとなくカタログを見ていた人が自分たちのブースを見つけてくれる可能性は低かったように思う。まぁそれ以前にSNSなどでの宣伝をもっと頑張るべきという話はあるんだけれど…

・当たり前すぎる話だけど、本の内容が一目でわかる(自分向きの本か一瞬で判別できる)ように、タイトルと表紙は工夫しないといけないことがわかった。他のブースを見ていると「誰に向けた本か」「何の本か」が一目瞭然な本が多くあった。

・表紙とタイトルだけでなく、POPで補足説明するとか、フリーペーパーや名刺を配って宣伝の補助にするとか、もう少し準備すればよかった

・文フリが終わってから↓の記事を読んだらめちゃくちゃ参考になりました

片付け、撤収について

・片付けは2人体制で20分くらいで終わった。ブースで使った長机やパイプ椅子は、場内のアナウンスに従って片付けた

・段ボールを捨てる大きいゴミ箱が会場にあるのがありがたかった

・持ってきた本が売れて減ったけど、会場でたくさん本を買ったので荷物はむしろ増えていた

文学フリマで買った本たち

打ち上げについて

・参加メンバーの帰る方向がバラバラだったので、国際展示場駅の近くでお店を探した(過去の文フリでは最寄りの流通センター駅にお店がほぼなく、浜松町駅まで出てお店を探すしかなかった記憶がある)

・ビッグサイト近くの「有明パークビル」に飲食店がたくさん入っていて、そこの中華料理屋が運良く空いていたので打ち上げ会場に使った

販売の収支について

・持ち込んだ20部のうち、8部が売れた。これは売り上げとしては、印刷代をギリギリまかなえる(利益はプラスマイナスゼロ)くらい。ちなみに完売したら、制作陣にランチをおごれる計算だった

・見本誌を読んでくれた方は高確率で買ってくれたので、内容はそんなに悪いものではなく、どちらかというと表紙やタイトル、宣伝の方法に問題があると思った

その他細かい気づき

・文フリの当日朝に告知したっきりだったんだけど、文フリ開場後もちょくちょくTwitterなどで告知したほうがいい(自分自身も会場をぶらついているとき、フォローしている方の告知を見て買いにいくことがあったので)

・フリーペーパーだけ置いて「無料でご自由にお取りください」と書いてある、誰もいないブースがあった。出店料は入場料より高いので「新刊が間に合わなかったのかな……」なんて想像した

・売り子のヘルプに入ってくれた方にはなにかしらお礼をすると吉(入場料を払ってボランティアをしてくれたことを忘れずに)

・見本誌コーナーに置いた見本誌は、16:30頃に文フリ運営が回収するため、もし手元に戻しておきたい場合は16:30までに回収しておく必要がある

・文フリはオフ会の役割も果たしていると思った。Twitterやnoteでなんとなくつながっていた人と実際に会って挨拶できる空間だった

・会場で、マッチ箱くらいの容器に入った飴ちゃんをもらうことがあった。箱にはサークルの宣伝が書かれていた。「食べ物は配っていいの?」と思って調べたら、基本的に食べ物は販売禁止だけど、工業的に作られた、個包装で常温保存できるものは例外的にOKだそう。

https://bunfree.net/rules/terms/#rule05

・会場の自販機で飲み物を買える保証はない

全体を通して

・同人誌つくりから文フリ出店まで通してやってみて、文フリは「出版社」「作家」「書店員」を同時に体験できる1粒で3度おいしいイベントだと感じた。もちろんどれもプロの方のクオリティには及ばないけれど、色んな人に協力してもらって本をつくり、自分も頭をひねって原稿を書き、ブースで接客して読者の生の声を聞きながら本を売れるのは本当に楽しい。百聞は一見にしかずと言うけれど、今回はじめてやってみてその楽しさがよくわかった。文フリに人が集まるのにも納得がいった

・年に1~2回の限られたイベントだというのも、人が集まる理由だと思った。ありえない仮定だけど、もし毎週末に文フリが開催されていたら、今回のような人出や熱量はなかったんじゃないだろうか

・これだけの集客ができる文フリは、ある種のプラットフォームになりつつあると思う。出店料と参加料だけで、ビッグサイトを貸りるお金は十分にまかなえているだろうし、他の地域の文フリ開催にまわす余力も生まれていそう(文フリは不当に儲けている!みたいなことを言いたいわけじゃありません、念のため)

・ごく少人数でもいいから、「本を届けたい人」を明確にしてその人に向けて狭く深く本をつくることが大事だと思った。ジャンルが狭くて「5000部は売れないけど、50部なら売れるしとても喜んでもらえる本」はたくさんあるはず

長々と書いてきましたがいったんここでおしまい。文フリに参加された方はぜひ感想を書いてください。読みに行きます

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shikada 最後までお読み頂きありがとうございました!

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