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🏚 【副業×不動産】はじめての内見。現地で知った“リアルな理由”(第8話)〜安い物件には、必ずワケがある〜

写真で見たときは「掘り出し物」だと思った。
でも、現地に立つとすぐに分かる――安い物件には、必ず理由がある。
その日、150万円の戸建てが“数字では見えない学び”を教えてくれた。



週末の朝。
不動産会社の営業・ウエダさんと現地で待ち合わせた。


「これが、例の150万円の戸建てです。」

写真で見たときよりも、ずっと古びて見えた。

玄関前には雑草が腰の高さまで伸び、
外壁はところどころ塗装がはがれている。


「えっと……想像以上ですね。」
「まぁ、築45年ですから。
 雨漏りもありますし、相続で持て余したまま放置なんですよ。」


――なるほど。だから安いのか。

中に入ると、畳がふかふかに沈み、壁紙にはカビ。
でも、日当たりは悪くない。
風通しも意外といい。


「このまま住める感じではないですね。」
「そうですね。リフォームに300万円くらいは見ておいたほうがいいです。」

ウエダさんは淡々と説明してくれた。
ぼくはうなずきながら、メモ帳に書き込んだ。


その後も、毎週のように内見を重ねた。

古家、再建不可、接道なし、水道未接続……。
どの物件にも“安さの理由”があった。

十数件を見たころ、だんだんと見えてきた。
「築年数」より「立地」、
「外観」より「基礎」。
安い=買い得ではない


そしてある夜、最初に見た150万円の家の写真をもう一度開いた。

「駅から徒歩15分、接道4m、日当たり良好。」

何件も見た後だからこそ分かる。
これは、“悪くない安さ” だった。


さらに調べると、
土地の固定資産税評価額だけで150万円ほどある。
つまり、土地値で見れば、ほぼ下値リスクはない。
失敗しても大損はしない。


夕方、ウエダさんから電話が入った。

「にゃんこさん、あの物件、他にも検討してる方がいまして。
 もし前向きなら、早めにお返事ください。」

電話を切って、深呼吸した。
「……そっか、決断のときか。」


夜、恵子に話した。
「迷ってるけど、これを逃したらまた何年も動けなくなる気がする。」

恵子は少し考えて言った。
「にゃんこが本気でやるなら、応援する。
 でも、ちゃんと“お金の筋”は考えてね。」

ぼくはうなずいた。
「うん。まずは銀行に話をしてみる。」


そして、ノートに書いた。
“学びだけでは人生は変わらない。動くことでしか前に進めない。”


🧭 にゃんこメモ

  • 安さの裏には理由がある。でも、“地力”のある物件も存在する。

  • 十数件見て初めて、「相場観」と「見る目」が育つ。

  • 土地値でリスクを見極めると、“怖さ”が現実に変わる。

  • 行動しないリスクこそ、いちばん大きい。


🔜 次回予告
👉 第9話:はじめての銀行訪問。数字の壁にぶつかる日
初めての融資面談。
求められる“信用”と“数字の根拠”――その重さを知る。


✍️ にゃんこ大家でした🐾

今日の話で、印象に残ったポイントはどこでしたか?📖
ちょっと共感した!という方、コメントで教えてください✨
待ってるニャ😺

👉 前回の記事はこちら → 第7話:「不動産サイトの海で迷子になる」
👉 次回の記事はこちら → 第9話:「はじめての銀行訪問。数字の壁にぶつかる日」
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