【余命 第5話】絶望の底からどうやって立ち直ったか──僕が実践した回復のルール
余命告知からの3年半。
何とか遥(はるか)のガンを治せないかと
僕は本気で考え、行動し、本やネットで
目を皿のようにしてあらゆる情報を集めた。
そんな中で、
自分自身にも大きな気づきがあった。
「うつ状態」は、半分は
「甘え」や「まだ本気で考えていない証拠」、
つまり「本当の崖っぷち」に立っていない
状態なのだと。
そこに自分の2本の足で立てたとき、
新しい景色が見えてきた。
それは、当初
おぼろげな実態のないものだったが、
次第に輪郭をあわらにしていった。
遥(はるか)が、
僕にくれたもののひとつは時間。
当初、6ヶ月と言われた
余命が3年半。
実に3年プラスの時間を
もらったことになる。
その時間があったからこそ、
僕は生まれ変わることができた。
もし、本当に6ヶ月だったら、
僕は、潰れてしまっていた。
生まれ変わった、といっても、
精神的に無理にポジティブに
持っていったわけではない。
よくあるポジティブに考えると、
いつの間にかポジティブな体質になる。
そんな根性論や精神論ではない。
自己の根源から湧き出る発想や、
日々のシンプルな生活を続けていくこと。
そんな中から、じんわりと
うつ的な考え方から離れていくことができた。
がんの療法にも、
化学療法と自然療法(漢方)が
ありますが、遥(はるか)を看病しながら
情報収集していると、
化学療法の危うさを指摘するものが
いくつかあった。
やはり「化学療法(西洋医学)万能主義」と
いうのは、どこか身体をいじめてしまう
印象がある。
本来、人間が持っている
自らを浄化していく生命力や免疫力を
軽く考えているように思えるのだ。
そういえば、
うつ症状のときには薬を処方された。
睡眠薬や精神安定剤のたぐいだ。
しかし、それを数年飲み続けても、
身体と心はザワザワしたままで、
一向に回復に向かうことはなかった。
「人生リセットしたい」とまで
心療内科の先生に言い
「 そんなことできるわけないだろう!」
と突き返され、病院を変えた。
その後の立ち直りは奇跡でも、
根性でも、きれいな自己啓発でもない。
「リセットできない」と
突きつけられたところから、
自分で這い上がるしかなかった。
僕は、直感的に
「根本から自らの心を回復させる思考、
もしくは訓練が」が必要だと感じたのだ。
それを、妻からもらった3年半で
じっくりと模索した。
あるとき、これだと「ひらめいた」。
ひとつはその考え方。
そしてもうひとつは生活の基本とも
いうべきこと。
それを実践できたからこそ、
心と身体がかみ合い、
以前の自分らしさを
取り戻すことができたのだと思う。
固定された考え方。
職場と家を往復するなかで、
次第に固定された考え方しか
できなくなる。
その状態から、少しずつ抜け出す。
それはあたかも精神的に「自由」に
なった自分を手に入れたようでした。
「ああ、こんなことか」
「こんなことから、人は変われるんだ」
鬱々としていた自分から
爽快な自分へ。
その精神的に「自由」になれた方法、
最も大切なことを、ここで伝えます。
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僕が3年半かけて探し続けた
「回復のルール」を具体的に書きます。
これは、誰にでも効く方法だ
と言うつもりはありません。
ただ、僕自身はこれを実践して、
絶望の底から少しずつ戻ってきました。
もし今、あなたが
自分を見失いかけているなら、
僕が何をして、何を考え、何をやめたのかを
ぜひ、読んでみてください。
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