狂えるときに狂っておくのが正解
先日、参加している66日ライラン企画の共同運営マガジンに投稿された記事を読み進めていると、一つの記事に目が留まりました。
百名山を2年かけて完登したというみやこびとさん。
わたしも、かつて日本に住んでいた頃は、山登りが好きだったんです。百名山は、登山好きには憧れの名山リストですから、「いつか全部登れたらいいな」という思いが心をよぎったことは、わたしにもあります。
でも、山登りにそこまでストイックになれなかったわたしは、時々週末に、東京近郊の低山へ日帰りで出かけるのが常でした。
1000メートル前後の山です。朝から登って、山頂で簡単なランチを食べて、下山してからどこかでひとっ風呂浴びて、地元の美味しいものを食べて、東京に帰るというコースです。登山というより、ハイキングといった方がいいかもしれません。
ちなみに、百名山とは、文筆家で登山家だった深田久弥(きゅうや)が、独自に定めた基準で選んだ100山を指します。深田久弥は、この100山を主題として、山岳随筆集『日本百名山』を発表しています。(参考:ウィキペディア)
どんな山が含まれているかというと、富士山をはじめ、槍ヶ岳や奥穂高岳、富山の立山など、有名な山が勢ぞろいしています。ほとんどが、1500メートル以上の山々です。
こんな日本を代表する山々を完登されたとは!ただ、「おおぉぉ」と低く唸りながら、拍手を送りたい気持ちになりました。おめでとうございます。
みやこびとさんの記事には、完登を目指す過程が記録されていて、それが興味深い。

2022年の2月から、突如ペースが上がっています。ご自身でも、「2022年2月から様子がおかしくなっていた」とおっしゃっています。どうしたんですか。あの頃、なにがあったんですか。気になります。
2023年の287日間を単純に46で割ると、6.2日に1度のペースで山に登っていたらしい。1週間に1度以上や。狂気。
なにがみやこびとさんを山へ走らせたのでしょう。
1週間に1度以上、山に登るってすごい頻度です。しかも、わたしが週末にハイキング気分で登っていた山とは、標高が全然違います。2000メートル、3000メートル級の山々がぞろぞろ含まれています。
本当、狂気ですね。
この記事を読みながら、わたしが思ったことは、なにかに狂えるほどのめりこめるってすごくいいなということです。そもそも、狂えるほどのなにかがあること自体が素晴らしいと思いませんか。
記録を読ませてもらっているだけで、こっちまで心が躍動してきます。みやこびとさんの熱情の余韻が、文字からだけでも感じられるんです。わたしですらそうなんだから、当時のご本人の心の熱は、いかほどのものだったのでしょうね。
きっと、完登を目指して「狂っていた」期間は、後から振り返ったときに、輝きを放った記憶になっているんじゃないかな。
人生、いろんなことが起きます。いつだってその気になればなんでもできると信じたいけれど、どうしても条件がそろわないときだってあります。
だから、狂えるときに狂っておくのが正解です。どうせなら、思いっきり狂っちゃうのがいい。手を抜いたりせずに。

