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上の子ファーストのその先で|「じゃあ、下の子は?」と聞かれて立ち止まった日


上の子ファーストの話をすると、
必ず聞こえてくる言葉があります。

「じゃあ、下の子は?」

その問いに、私はしばらく答えられませんでした。
なぜなら、その問いは、
過去の私自身を突きつけてくるものだったからです。


「下の子は気を遣わなくていい」という思い込み


上の子ファーストを意識し始めた頃、
私はどこかで、こんなふうに思っていました。

・下の子は甘え上手
・下の子は要領がいい
・下の子は強い

だからきっと、大丈夫。

でも、それは本当でしょうか。

私は、幼い頃から「いい子」でした。
父を亡くし、女手ひとつで育ててくれた母を、
これ以上困らせてはいけないと思っていました。

おとなしく、空気を読み、
「迷惑をかけない子」でいることが、
私なりの生きる術でした。

そして気づけば、
「いい子でいること」が癖になっていたのです。

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その私が、母になって、
「下の子は自由でいい」
そう簡単に割り切れるはずがありませんでした。



下の子だって、ちゃんと見ている


娘は、よく見ています。

ママが誰を優先するのか。
誰に厳しくて、誰に甘いのか。
誰の気持ちが、大切にされているのか。

下の子は、
上の子よりも観察者であることが多いです。

上の子が我慢している姿も、
ママが悩んでいる背中も、
ちゃんと見て、感じ取っています。

だからこそ私は思います。

下の子を
「何も考えていない存在」
「放っておいても平気な存在」
にしてはいけない、と。

下の子にも、
その子自身の心と人生があります。




娘には「いい子」を背負わせたくない


私は、娘に、
私と同じ道を歩いてほしくありません。

・空気を読むことが当たり前
・自分の気持ちは後回し
・誰かを守るために我慢する

そんなふうに、
「いい子」で生きることを、
当たり前にしてほしくないのです。

泣いていい。
怒っていい。
納得できないと言っていい。

「私はこう思う」
「私は嫌だ」

そう言えることは、
わがままではありません。

生きる力

です。

だから私は、娘には、
早くから正しさを教えすぎないようにしています。

それよりも、
「どう思った?」
「嫌だった?」
と、気持ちを聞くようにしています。


ちなみに今のところ娘は
ありのまま気持ちをぶつけてきます。
よし、それでいいんだよ。


上の子ファーストは、下の子を犠牲にすることじゃない


ここで、大切なことがあります。

上の子ファーストは、
下の子を後回しにすることではありません。

上の子が安心することで、
家の空気が落ち着く。
すると、下の子も自然と安心する。

これは、土台の話です。

不安定な土台の上では、
誰も安心して育ちません。

だから私は、
上の子の心を整えながら、
下の子の気持ちにも、同じように目を向けていきたい。

どちらかを選ぶのではなく、
それぞれの心を見る。

それが、私なりの答えです。



まとめ


「じゃあ、下の子は?」

その問いの答えは、
とてもシンプルなのかもしれません。

下の子も、
いい子じゃなくていい。

自分の気持ちを大切にして、
ちゃんと怒って、ちゃんと泣いて、
ちゃんと甘えていい。

それは、
過去の私が、一番欲しかったものでもあります。

子どもを育てながら、
私は今日も、自分の人生を学び直しています。

上の子と一緒に。
下の子と一緒に。
そして、「いい子」をやめた私自身と一緒に。

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