第二外国語(二外)は何が良い?やっぱりドイツ語?中国語?フランス語?
入学する前に決めなければならないのが「第二外国語」です。
中にはかっこいいから、楽そうだからと言う理由で選ぶ人もいます。
しかし、実際には少なくとも1年間は勉強することにはなりますし、人によっては2年3年と勉強することになります。
そのため、言語選びはそれなりに慎重に選択しなければなりません。
ここでは、それぞれの言語の特性を見ながら、自分にあった言語が何かを考えていきましょう。
私は中国語を履修しましたが、他言語の友人への聞き取りや授業内容も参考にしています。
第二外国語選びで重要なポイント
選ぶ際に重要になるのは以下の5つです。
① 単位は取りやすいか
これを第一に持ってくるのはいかがなものかと悩みましたが、まずこれを考えるのが大学生というもの。
実際の授業では、単位のことが脳内にちらつきます。特に言語はできれば落としたくない。そのため、成績評価がどうなっているかも選ぶポイントです。
テスト
課題
出席
再試(あれば)
一般にはこのような点で成績がつきます。言語系は基本的に出席や課題も成績に反映されることが多いです。
② 文法の難しさ
言語によって大きく異なるのが文法です。
活用
格変化
語順
活用の男性名詞・女性名詞、男性名詞女性名詞の区別がある言語も。
ラテン系の言語であれば似通っていたりしますが、アラビア語や朝鮮語であれば英語とは全然違ったりします。
③ 発音
声調(音の高低)があったり、巻き舌があると、人によっては苦戦するかもしれません。
先生がめちゃくちゃ話すのが早かったり発音にクセがあって聞き取れない場合もあります。もちろん選ぶ段階では知る由もないですが…
発音ができるかどうかも言語選びのポイント。
④ 将来役立つか
旅行
研究
仕事
など、どこで言語を使うかも選ぶ際のポイント。言語は手段なのだから使ってこそ。
使わない言語を学んでも虚しくなります。
⑤ 興味が続きそうか
ここは意外と重要なポイントです。結局「スキ」が一番続くわけで、有用だけど学びたくない言語は絶対に身につきません。
各言語を徹底紹介
京大の第二外国語8言語を徹底比較
🇩🇪 ドイツ語
「論理的な文法をじっくり学びたい人向け」
昔ほどの勢いはないですが、今でも理系では当然ドイツ語を選ぶ人が多いです。
使える国が少ないのは注意点ですが、ヨーロッパに行く人には是非オススメしたい言語です。
医学部医学科であればドイツ語とフランス語の2択しか選べず、大半がドイツ語を選ぶそうです。
基本情報
話者数:約1.3億人
使用文字:ラテン文字(アルファベット)
主な使用国:ドイツ、オーストリア、スイスの6割
言語の特徴
名詞に性(男性・女性・中性)がある
格変化が多く、論理的な文法体系
英語と似た単語も多い
メリット
理工系・哲学分野の文献が豊富
英語との共通点が比較的多い
ヨーロッパ旅行でも役立つ
デメリット
名詞の性や格変化が非常に多い
語順が独特で慣れるまで時間がかかる
難しさ
発音:★★★☆☆
文法:★★★★★
使う機会
ドイツ・オーストリア旅行
理系研究
留学・海外就職
こんな人におすすめ
理系学生
論理的なことが好き
文法をしっかり学びたい人
🇨🇳 中国語
「実用性トップクラス。世界最大の話者数を誇る言語」
近年人気が高い言語で、ドイツ語と双璧をなします。最近では論文数も多く、今後も優位は続きそう。
意外と世界各国で通じる言語でもあります。
日本でも聞く機会が多い(?)ので使う場面はたくさんあります。
基本情報
話者数:約14億人
使用文字:漢字(簡体字)
主な使用国:中国、台湾、シンガポールなど
言語の特徴
漢字を使うため意味を推測しやすい
声調(イントネーション)が非常に重要
文法は比較的シンプル
メリット
世界最大級の母語話者数
日本企業でも需要が高い
漢字のおかげで単語を覚えやすい
デメリット
声調を習得するのが難しい
同じ発音でも意味が大きく変わる
難しさ
発音:★★★★★
文法:★★☆☆☆
使う機会
中国旅行
ビジネス
観光
こんな人におすすめ
実用性を重視する人
中国文化に興味がある人
就職を意識している人
🇫🇷 フランス語
「芸術・文学・国際機関で存在感のある人気言語」
植民地の影響でアフ男性名詞・女性名詞。男性名詞女性名詞があるのは注意。
パン屋の名前が分かるという意外なメリットもあるらしいです。
基本情報
話者数:約3.2億人
使用文字:ラテン文字
主な使用国:フランス、ベルギー、カナダ、アフリカ諸国など
言語の特徴
響きが美しいと言われる
発音規則が複雑
名詞に男性・女性がある
メリット
芸術・文学との相性が良い
国際機関でもよく使われる
世界各地で話されている
デメリット
発音が難しい
文法も複雑
綴りと発音が一致しないことが多い
難しさ
発音:★★★★★
文法:★★★★☆
使う機会
フランス旅行
留学
外交・国際関係
こんな人におすすめ
芸術や文学が好き
おしゃれな文化に興味がある
国際関係を学びたい人
🇪🇸 スペイン語
「旅行好きに特におすすめ。世界中で通じる人気言語」
南米で通じる言語。発音・綴りが近いと言うメリットもあいまって、人気はうなぎ登り。
人気すぎて抽選があったこともあります。
基本情報
話者数:約6億人
使用文字:ラテン文字
主な使用国:スペイン、中南米の多くの国
言語の特徴
発音と綴りがほぼ一致
読み方を覚えやすい
動詞活用はやや多い
メリット
多くの国で使える
発音が比較的簡単
留学や旅行で役立つ
デメリット
動詞活用が多い
名詞に男性・女性がある
難しさ
発音:★★☆☆☆
文法:★★★☆☆
使う機会
スペイン旅行
中南米旅行
海外留学
こんな人におすすめ
海外旅行が好き
将来留学したい
実用的な言語を学びたい
🇮🇹 イタリア語
「音楽や芸術が好きな人に人気の言語」
こちらもスペイン語と同様に意外と簡単な言語として知られています。ただし使える地域が少ないのもあって、受講している生徒は少なめです。
基本情報
話者数:約8,500万人
使用文字:ラテン文字
主な使用国:イタリア、スイス南部
言語の特徴
母音が多く発音しやすい
スペイン語と似た部分が多い
音楽的でリズム感がある
メリット
発音が比較的簡単
芸術や料理との相性が良い
イタリア旅行がより楽しくなる
デメリット
使用地域はやや限定的
動詞活用が多い
難しさ
発音:★★☆☆☆
文法:★★★☆☆
使う機会
イタリア旅行
音楽
美術・料理
こんな人におすすめ
芸術や音楽が好き
イタリア文化に興味がある
発音しやすい言語を学びたい
🇰🇷 朝鮮語
「日本人に比較的学びやすいと言われる言語」
日本語と最も近いと言われる朝鮮語、ハングルも慣れればすぐに読めるようになる(らしい)。
K-pop人気もあって、女子率が高めです。
基本情報
話者数:約8,000万人
使用文字:ハングル
主な使用国:韓国、北朝鮮
言語の特徴
ハングルは規則性が高い
日本語と語順がよく似ている
敬語表現が発達している
メリット
日本人には文法が理解しやすい
K-POPやドラマを楽しめる
韓国旅行で役立つ
デメリット
発音に日本語にない音がある
パッチムに慣れる必要がある
難しさ
発音:★★★☆☆
文法:★★☆☆☆
使う機会
韓国旅行
ドラマ・音楽
日韓交流
こんな人におすすめ
K-POPが好き
韓国文化に興味がある
比較的学びやすい言語がよい
🇷🇺 ロシア語
「非常に難しいが、学びがいのある言語」
私の周りにロシア語を取っている人がいないので分からないのですが、噂では難しいみたいです。
それでも国連公用語であり、話者数は日本語の倍以上ある、世界でも強い言語の一つです。ロシア文学好きにはいい選択肢かも。
基本情報
話者数:約2.6億人
使用文字:キリル文字
主な使用国:ロシアなど
言語の特徴
キリル文字を使用
格変化が非常に多い
文法はかなり複雑
メリット
数学・物理・文学との関わりが深い
他の人と差別化できる
東欧地域でも役立つ
デメリット
キリル文字から覚える必要がある
文法が非常に難しい
難しさ
発音:★★★★☆
文法:★★★★★
使う機会
留学
文学・歴史研究
東欧旅行
こんな人におすすめ
難しい言語に挑戦したい
ロシア文化に興味がある
数学・物理・文学が好き
🇸🇦 アラビア語
「世界でもトップクラスに難しいと言われる言語」
知りません。アラビア系に強い関心がある人を除いて手を出さないのが良いと思います。
基本情報
話者数:約4.5億人
使用文字:アラビア文字
主な使用国:中東・北アフリカ諸国
言語の特徴
右から左へ書く
独特の文字体系
地域ごとの方言差が大きい
メリット
国際政治・宗教研究で重要
中東地域で需要がある
希少性が高い
デメリット
文字・発音・文法すべて難しい
方言が多く地域差も大きい
難しさ
発音:★★★★★
文法:★★★★★
使う機会
中東旅行
国際関係
研究・外交
こんな人におすすめ
国際政治に興味がある
中東文化やイスラム文化を学びたい
とにかく難しい言語に挑戦したい
タイプ別おすすめランキング
単位重視の人
「とにかく無理なく単位を取りたい」という人向け。
1位 朝鮮語 🇰🇷
日本語と語順が似ており、文法も比較的理解しやすい言語です。ハングルも規則性が高く、一度覚えてしまえば読み書きはそれほど難しくありません。京大でも「比較的学びやすい」と言われることが多い言語です。
2位 中国語 🇨🇳
発音(声調)は難しいものの、文法は非常にシンプルです。日本人にとっては漢字のおかげで単語の意味を推測しやすく、勉強を進めやすいというメリットがあります。
3位 スペイン語 🇪🇸
発音が素直で、読み方もほぼローマ字通り。動詞活用はあるものの、全体としては比較的取り組みやすい言語です。
海外旅行が好きな人
「旅行先で実際に使いたい」という人向け。
1位 スペイン語 🇪🇸
スペインだけでなく、中南米のほとんどの国で通じます。英語があまり通じない地域でも役立つ場面が多く、旅行好きには非常におすすめです。
2位 フランス語 🇫🇷
フランスはもちろん、ベルギー、スイス、カナダ、アフリカなど多くの国や地域で使われています。旅行先の選択肢が広がる言語です。
3位 中国語 🇨🇳
中国本土だけでなく、台湾やシンガポールなどでも使われています。訪日外国人との交流にも役立つ場面があります。
将来海外勤務したい人
「仕事で役立つ言語を学びたい」という人向け。
1位 中国語 🇨🇳
中国は日本にとって非常に重要な貿易相手国です。製造業、商社、IT企業など、多くの企業で中国語が評価される場面があります。
2位 スペイン語 🇪🇸
話者数が非常に多く、中南米市場でも活躍できます。世界中に活躍の場を広げたい人におすすめです。
3位 ドイツ語 🇩🇪
ドイツはヨーロッパ最大級の経済大国であり、自動車・機械・化学など理工系分野との相性が抜群です。理系学生なら大きな武器になることもあります。
文学・芸術が好きな人
「文化や芸術を深く楽しみたい」という人向け。
1位 フランス語 🇫🇷
文学、哲学、美術、映画、ファッションなど、世界的な文化が数多く生まれた言語です。原文で作品に触れられる魅力は非常に大きいでしょう。
2位 イタリア語 🇮🇹
オペラ、音楽、美術、建築、料理など、イタリア文化との相性は抜群です。ルネサンス文化に興味がある人にもおすすめです。
3位 ドイツ語 🇩🇪
哲学、クラシック音楽、文学など、世界的な名作が数多く生まれています。ゲーテやカフカ、カントなどに興味がある人には特におすすめです。
最後に
当たり前ですが、どの言語にも魅力があります。
「楽だから」だけではなく、「少なくとも1年は学んでみたい」と思える言語を選ぶことが、一番後悔しない選び方だと思います。
皆様の学ぶ言語が、あなたの人生にとって有意義なものでありますように。
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