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なぜ赤本より青本を買うべきなのか? - 過去問といえば赤本とは言い切れないワケ

決して駿台の回し者ではありません。あしからず。

受験生のバイブル、「赤本」。

実際、本屋へ行けば赤本がずらりと並んでいますし、学校でも勧められることが少なくありません。

でも、難関大学に関して言えば、これは必ずしも正しくありません

今は赤本よりも青本です。

青本は駿台文庫から出ている入試解説書で、現在は旧帝大を含む難関国立大学に限って発売されています。

もちろん赤本にも良いところはあります。ただ、特に難関大学を目指す人ほど、青本を選ぶメリットはかなり大きいと感じています。

この記事では、その理由を私なりの使い方も交えながら紹介します。

青本と赤本の違い

どちらも過去問集。でも目的が少し違っていて…

一見すると、どちらも「大学の過去問集」です。

掲載されている問題も同じですし、価格も大きくは変わりません。

しかし、中身を見るとかなり違います。

  • 赤本

    • 多数の大学を扱っている

    • 簡素な解説

  • 青本

    • 解説がかなり詳しい

    • 問題の書式が実際の入試に近い

ここで私が気になるのが赤本の「簡素な解説」という性質です。

普通の問題集では簡素な解説でも良いのですが、過去問はそうはいきません。

なぜか。
それは過去問は最も本試に近い問題集だからです。


最大の違いは「解説」

本試に近いのですから、できるだけたくさんの学びをインプットしたいですよね。
ただ問題の解説をするだけでなく、そこから、これから受ける未来の試験についての情報も欲しい。

これが優れているのが青本なんです。
どういうことか。

過去問で一番大切なのは、解いた後です。

  • 間違えた原因は何だったのか。

  • なぜその発想になるのか。

  • 別解はあるのか。

こうした疑問を解決できるかどうかで、過去問演習の価値は大きく変わります。

赤本であればその問題についての答えだけが書かれていることが多いです。

一方、青本であればその問題に関連した別の問題の情報や、基本的な法則のおさらい、別解や講評など、情報がふんだんに入っています。

もう一度言いますが、過去問は本試に一番近い問題集です。青本はその1問1問を徹底して分析・解説してくれます。

これが受験生にとっていかにありがたいかは想像に難くないと思います。

駿台が誇るプロの講師陣

赤本の解説は一般的にあまり著名でない先生が書くことが多いです。
赤本は誰が書くかに関係なく売れるからです。「赤本」というブランドがありますから。

一方で、青本は塾の威信をかけて作成します。

それの品質次第では入塾者が減ってしまうかもしれない…

そんなプレッシャーを感じながら執筆されています。

よって、名を連ねる講師陣も超一流。
化学科の石川先生、数学科の杉山先生などは名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。


難関大学ほど青本の価値は高い

難関大学の問題は、「答え」よりも「考え方」が重要です。

そのため、

  • 発想

  • 採点基準

  • 解法選択

などまで書いてある教材の価値が高くなります。

東大、京大、阪大等の難関大学でも、数年前の問題から少しひねっただけの問題が出るなんてことも頻繁に。

京大でも物理や化学の出題形式はかなりクセのある空欄補充です。
そのため、その傾向に特化した考え方が求められます。


赤本にもメリットはある

ただ、青本だけを褒めたいわけではありません。
当然、赤本にも強みがあります。

例えば、

  • 多くの大学(の過去問)が出版されている

  • 掲載年数が長い

  • 地方国公立でも入手しやすい

  • 学校でも採用されやすい

受験校によっては赤本しか存在しないこともあります。
というか、日本の大学の大半は赤本しかありません。

(旺文社の入試問題正解もあるけど…あれを買う受験生がいる?)

つまり、

赤本が悪いのではなく、「解説重視なら青本」という話です。


青本が向いている人

次のような人には特におすすめです。

  • 難関大学を第一志望にしている

  • 一文一文を深く理解したい

  • 解説を読んで理解したい

  • 独学が多い

  • 「なぜ?」を大切にしたい人

逆に、赤本が向いている人は、

  • 青本が出ていない大学

  • 赤本チャンネルのファン

ぐらいでしょうか。青本と赤本が出ている大学で赤本を選ぶ理由はほぼありません。


まとめ

受験勉強では、「何冊解いたか」よりも、「1問からどれだけ学べたか」の方が重要です。

だから私は、過去問を選ぶなら青本をおすすめします。

もちろん赤本にも良さはあります。ただ、特に第一志望の大学については、解説の充実した教材を選ぶことが、合格への近道になると感じています。

過去問は、実力を測るためだけのものではありません

最高の参考書として使えるかどうか。

その視点で選ぶなら、私は青本の方が間違いなく良い。

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