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データを信じすぎた私が、年商200億の経営者に論破されるまで。所詮、数値は数値。私はお客様と現場のことを何1つ理解していなかった。

割引あり

皆さん、こんにちは。北陸のツイ鳥です。

私がかつて仕えた「年商4.5億円の会社を10年で200億円にした会長」とのエピソード集。おかげさまで多くの方から反響をいただき、今回で第四弾となります。

これまでの話では、彼の「目標設定の高さ」「戦略眼」といった、経営者としての凄みについてお話ししてきました。しかし、彼の本当の強さは、そうした華々しい部分だけにあったのではありません。

彼の強さの核心。それは、誰よりも「現場」を理解し、データだけでは決して見えてこない「顧客のリアル」を捉える、驚くべき「解像度の高さ」にありました。

今日は、私が若かりし頃、データ分析に自信を持ち、少し天狗になっていた鼻を、見事にへし折られた、忘れられない出来事についてお話しします。

これは、こんな疑問を持つ方にとって、極めて重要な話になるはずです。


【読者からの質問】

ツイ鳥さん、こんにちは。私はWebマーケティングの仕事をしており、データ分析には自信があります。しかし、データに基づいて完璧な戦略を立てたはずなのに、なぜか現場でうまくいかないことが多々あります。

データと現実のギャップに悩んでいるのですが、何が足りないのでしょうか?


ご質問ありがとうございます。その悩み、痛いほど分かりますよ。データは嘘をつきません。しかし、データが「全てを語っている」わけでもない。この違いを理解することが、ビジネスで成功するための鍵じゃないかと考えています。

結論から先に申し上げましょう。

データ分析が完璧でも失敗する理由。それは、あなたの頭の中にある「理想の顧客像」と、現実に存在する「生身の顧客の行動」との間に、決定的な「ズレ」があるパターンがあります。

そして、このズレは、会議室のモニターを眺めているだけでは、決して気づくことができません。現場に立ち、顧客と同じ空気を吸い、同じ目線で世界を見た時に初めて、そのズレは姿を現すのです。

今日は、私がまだデータ至上主義に陥っていた頃、会長から叩き込まれた「現場視点の重要性」について、私自身の恥ずかしい失敗談を交えながら、徹底的に深掘りしていきます。

もし、あなたがデータ分析やマーケティングに関わっているなら。あるいは、組織の中で意思決定を行う立場にあるなら。今日の話は、あなたのビジネスの成功確率を飛躍的に高める、劇薬となるはずです。

今回も非常に長くなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。

第1章:完璧なデータと、慢心する若手マーケッター

あれは、私が人材派遣会社に入社して数年経ち、店舗マーケッターとしての仕事にも慣れてきた頃の話です。

1-1. 北関東進出プロジェクトと、若き野心

当時、会社は北陸での成功を足がかりに、次なる一手として「北関東」(群馬県と栃木県)への進出を計画していました。

私は、その先遣隊として、新規営業所の立ち上げ場所を選定する、極めて重要なミッションを任されていました。

正直に言って、当時の私は、少し調子に乗っていました。

今までの成功体験もありましたし、データ分析のスキルにも自信がありました。「市場分析と立地選定なら、誰にも負けない」。そんな自負があったのです。

私は、来る日も来る日も、パソコンのモニターと睨めっこしていました。

人口動態、産業構造、競合他社の出店状況、求人倍率。あらゆるデータを収集し、独自のアルゴリズムで分析し、最適な出店候補地を絞り込んでいきました。

1-2. 群馬県、そして「理想の物件」との出会い

その中でも、特に有力な候補地として浮上したのが、群馬県某市でした。北関東の交通の要衝であり、製造業も盛ん。データ上は、私たちのビジネスモデルと完璧に合致していました。

私は、現地視察の手配を進めました。そして、ついに「その物件」に出会ったのです。

それは、駅から少し離れた場所にある、比較的新しいオフィスビルでした(これを物件Aとしましょう)。

データ上は完璧。そして、実際に見てみると、さらに素晴らしい物件でした。内装は綺麗で、広さも十分。何より、家賃が相場よりもかなり安かったのです。

「これは決まりだ」

私は確信しました。

1-3. 自信満々のプレゼンテーション

視察には、会長と、そのエリアを統括するエリアマネージャーも同行していました。

私は、自信満々に物件Aを案内しました。

「会長、ここが私の一押しの物件です。データ的に見ても、人口比率、そして営業マンが動きやすい立地。どれをとっても完璧です。しかも、この綺麗さで、この家賃。これ以上の物件はありません」

私の熱のこもったプレゼンテーションを聞きながら、エリアマネージャーも興奮気味に同意しました。

「いいですね!綺麗だし、広いし、何より安い!ここにしましょう!」

今思えば、私たちは完全に浮き足立っていましたね。データという「神のお告げ」を手に入れ、勝利を確信した探検隊のような気分でした。

しかし、そんな私たちとは対照的に、会長の反応は、私が期待していたものとは少し違っていました。

第2章:沈黙する会長と、見落としていた「何か」

私の完璧なプレゼンテーションに対して、会長はこう言いました。

「確かに、悪くはないな」

2-1. 窓の外を見つめる会長

「悪くはない」。それは、肯定でも否定でもない、曖昧な反応でした。私は少し拍子抜けしました。「最高だ!」という言葉が返ってくると思っていたからです。

そして、会長は、私の用意した資料に目を通した後、ゆっくりと窓際に歩み寄り、黙って外の景色を眺め始めました。

その背中からは、何かを深く考えている様子が伝わってきましたが、彼が何を見ているのか、私には分かりませんでした。

物件Aはビルの上層階にあり、見晴らしは良かったのですが、特に変わった景色が広がっているわけではありませんでした。

数分間の沈黙が流れました。私は、自分のプレゼンテーションに何か不備があったのかと、不安になり始めていました。

2-2. 次点の物件B ー スペックの劣後

「よし、次に行こう」。会長はそう言って、次の物件に向かいました。

次に向かったのは、私が「次点」としてリストアップしていた物件(物件B)でした。

物件Bも、同じ市内にありましたが、物件Aと比べると、明らかにスペックは劣っていました。家賃は物件Aよりも2割ほど高く、広さも少し狭い。築年数も少し古い。決して悪い物件ではありませんでしたが、物件Aを見た後では、どうしても見劣りしてしまいました。

正直、「一応、比較のために見ておこう」くらいの気持ちでした。私の中では、既に勝負はついていたのですから。

2-3. 予想外の評価

物件Bの内見も終わり、私は形式的に尋ねました。「会長、いかがでしょうか」。

すると、会長は、私の予想を完全に裏切る言葉を口にしたのです。

「うん。さっきの(物件A)より、

こっち(物件B)の方が良いな」


「……え?」

私は、自分の耳を疑いました。エリアマネージャーも、驚いた表情で私と会長を交互に見ています。

(なぜだ? 家賃も高いし、狭いし、古いのに。データ上は、どう考えても物件Aの方が優れているはずだ

私は、納得がいきませんでした。そして、若さゆえの衝動を抑えきれず、会長に問い返してしまったのです。

「なぜですか? データでは、圧倒的に先ほどの物件の方が優れていますが」

私のその問いに対する会長の答えが、私のマーケッターとしてのキャリア、そしてその後のビジネス人生における「視点」を、根底から変えることになりました。

会長は私にこう聞いてきたのです。それは、

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第3章:視点の断絶 ー 「〇〇で〇〇できるか?」

  • 3-1. 見落としていた「顧客の〇〇〇〇〇〇」

  • 3-2. 物件Aと物件Bの決定的な〇〇

  • 3-3. 「〇〇があるから大丈夫」という〇〇〇〇

第4章:機会損失の経済学 ー 「分からなかったから帰った」の〇〇

  • 4-1. 「〇〇が分からない」という隠れた〇〇〇〇

  • 4-2. 一人の離脱がもたらす「〇〇」の計算

  • 4-3. コスト削減(家賃) vs 〇〇〇〇(売上)

第5章:机上の空論が組織を〇〇〇時

  • 5-1. データ至上主義という〇

  • 5-2. 「あいつらは何も分かっていない」という〇〇〇

  • 5-3. 経営者に求められる「〇〇〇〇」

第6章:データと現場を繋ぐ「〇〇〇」という知性

  • 6-1. データ分析の限界と、それを〇〇るもの

  • 6-2. 行動変容 ー 必ず「〇〇」に足を運ぶ

  • 6-3. 「鳥の目」と「虫の目」の〇〇〇〇

第7章:この話を私たちの〇〇に置き換えると?

  • 7-1. あなたのビジネスにおける「〇〇」はどこか?

  • 7-2. Webビジネスにおける「〇〇〇〇〇」の重要性

  • 7-3. 「説明しなくても分かるだろう」という〇〇〇を捨てる

第8章:未来のための羅針盤としての〇〇観

  • 8-1. 「顧客理解」は最もリターンの高い〇〇である

  • 8-2. AI時代のデータ分析の進化と「〇〇」

  • 8-3. 人間に残された最後の武器 ー「現場観察」と「〇〇〇」

おわりに:あなたの「地図」は、〇〇と一致しているか?

次回もお楽しみに!

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