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高市政権で円安「160円」は突破するか? サナエノミクス2.0の生存戦略 暴走する株価と物価。金利ある世界で「資産」を守る方法は?アクセル全開の「高市トレード」と、自民党の食料品税ゼロの影響は? #衆院選2026 #円安対策 #高市早苗 #株価 #新NISA

割引あり

富山の冬にしては珍しく、重たい牡丹雪が窓にへばりついています。

暖房の効いたオフィスで、私は淹れたてのコーヒーから立ち上る湯気をぼんやりと眺めていました。

手元のスマートフォンには、明日、2026年2月8日に投開票を迎える衆議院選挙の情勢調査が表示されています。

『与党・高市総裁、単独過半数の勢い。維新との連立で300議席超も視野』

画面をスクロールすると、経済ニュースのヘッドラインが踊る。

『日経平均、史上最高値更新を試す展開。海外勢は「サナエノミクス2.0」を好感』

『ドル円、158円台後半へ。投機筋は160円突破を試す動き』

熱狂、と言っていいでしょう。

兜町(日本のウォール街)は、明日にも始まるであろう「異次元の積極財政」と「減税祭り」に沸き立っているのかもしれません。

けれど。

私のX(旧Twitter)のタイムラインやDM欄に届くのは、そんな祝祭の空気とは真逆の、悲鳴のような声ばかりなのです。

「ポス鳥さん、来月から息子の留学費用を送金しなきゃいけないんです。でも、円安が続けば……もう無理かもしれません」

「ガソリンが怖いです。地方で車必須の生活なのに、これ以上上がったらパート代が飛びます」

「スーパーでお菓子を戻しました。高すぎます。株が上がったって、私たちは何もいいことがない」

コーヒーを一口、啜る。

苦い。

私たちは明日、投票所に行きます。(期日前投票の方もいるでしょうが)

そこで問われているのは、実は「憲法」でも「裏金」でもないのかもしれません。

私たちが突きつけられている究極の問い。

それは、

「あなたは、自分のお金(円)の価値が減って、株価が伸びることをどの範囲まで許容するか?」

という、踏み絵のような選択なのです。

こんにちは、ポス鳥です。

貿易商として世界中と取引をし、時には為替の荒波で船酔いしそうになりながら、それでも富山という地方都市で商売を続けている一羽の鳥です。

今回の記事は、いつになくシリアスかもしれません。

なぜなら、明日の選挙結果によって起動する「サナエノミクス2.0」という経済プログラムは、どのように進むのか冷静に見ていく必要があります。

先に言っておきますが、これは政権批判でも何でもありません。

まず、どの政党が与党につこうが、誰が総理大臣になっても経済政策という物はありますし、

何より「完璧な経済政策などありえません。」


それは高市総理でも、他の野党政党でもです。何か優れている物があれば、何か短所があるもの。そういうものです。

簡単に言えば、経済政策などアクセルをベタ踏みしながら、時々サイドブレーキ(介入)を引いてドリフトする、狂ったバスのようなものです。

そして肝心なのが、日本にいる限り、乗客である私たちは、このバスから降りることはできません。

日本という島国に住んでいる限り、好むと好まざるとにかかわらず、この「経済」の道連れになります。

だからこそ、知っておいてほしいのです。

このバスがどこへ向かうのか。

何より、一番揺れの少ない席はどこかを見極める必要があるのです。

これは、政治の話ではありません。

あなたの「財布」と「未来」を守るための、生存マニュアル(サバイバルガイド)です。

コーヒーのおかわりは持ちましたか?

話は少し長くなりますが、これから始まる「熱狂と悲鳴が入り混じる世界」の話をしましょう。

🗳️ 第1章:私たちは明日、「円安」に投票するのか?

1-1. 「高市トレード」の正体

まず、現状を整理しましょう。

なぜ、高市さんが勝つと「円安・株高」になると言われるのか?

経済学の教科書を開く必要はありません。

仕組みは、驚くほどシンプルです。

想像してみてください。

あなたが近所のパン屋さんの常連客だとします。

そのパン屋の店主(政府)が、突然こう宣言しました。

「景気を良くするために、店の商品券(日本円)を大量に印刷して、町中にばら撒きます! さらに、パンを買う時の消費税もゼロにします!」

町の人たちは大喜びです。

「やった! お金が増えた! パンが安く買える!」

みんながパン屋に殺到します。

商品は飛ぶように売れ、パン屋の売上(企業の利益)は過去最高を記録するでしょう。

これが「株高」の正体です。

しかし、店の外にいる「隣町の人(海外投資家)」は、冷ややかな目でこうつぶやきます。

「あんなに大量に商品券を配ったら、あの券の価値、暴落するんじゃない?」

これが「円安」の正体です。

世の中にモノ(円)が溢れれば、

その価値が下がる。


これは、引力と同じくらい逆らえない自然の法則です。

高市首相が掲げる「積極財政」とは、要するに「国の借金(国債)を増やしてでも、市場にお金を流し込む」という政策です。

市場には円がジャブジャブに溢れます。

さらに、「日銀には金融緩和を続けてもらう(利上げをさせない)」というプレッシャーもかけます。

海外の投資家(ヘッジファンド)から見れば、これほどわかりやすい「カモ」はいません。

「日本はこれからも、円を垂れ流し続けるらしいぞ」

「金利も上がらないから、円を持っていても利息がつかない」

「じゃあ、円を売ってドルを買おう。

そして、円安で儲かる

日本株(輸出企業)を買おう」


これが、今起きている「高市トレード」の全貌です。

彼らにとって、日本の選挙は「ボーナス確定イベント」でしかありません。

私たちが「どの候補者がまともか?」と悩んでいる間に、彼らは秒速で「円売り・日本株買い」の注文ボタンを連打しているのです。

1-2. スーパーのレジと、証券会社の画面

ここで、残酷なパラドックス(逆説)が生まれます。

1つ例え話をしましょう。私の手元には、2つの画面があります。

まずスマホの証券アプリ。

私の保有している「商社株」や「半導体株」は、円安の追い風を受けて、驚異的な上昇を見せています。

資産評価額は増え、数字だけ見れば私は「お金持ち」になりつつあります。

「よしよし、このまま行け!」

投資家としては、高市政権の誕生を諸手を挙げて歓迎しています。

しかし、もう一つの画面。

それは、スーパーの買い物リストと、家計簿アプリの通知です。

  • オリーブオイル:800円 → 1,200円(昨年比)

  • 輸入牛肉:100g 398円 → 598円

  • 電気代:月25,000円突破(燃料調整費が高騰)

「ねえ、また値上げしてるんだけど。給料上がってもこれじゃ意味ないよ」

家族からメッセージから、怒りと諦めが滲み出ています。

そうなんです。

株価」は、未来への期待値で動きます。

物価」は、現実のコストで動きます。

円安になれば、輸出企業(トヨタやソニーなど)は儲かり、株価は上がります。

しかし、資源のほとんどを輸入に頼っている日本にとって、円安は「国全体の仕入れ値が上がる」ことを意味します。

エネルギー、食料、原材料。

ありとあらゆるものの値段が上がり、私たちの生活コストを蝕んでいく。

投資家としての「歓喜」と、生活者としての「悲鳴」

この2つが同時に進行し、社会が真っ二つに引き裂かれていく。

これこそが、「分断」の正体です。しかし、問題なのがここからです。


【筆者コメント】

明日が衆議院選挙ですね。与党が圧倒的に有利というメディアが増えていますが、実際のところどこまで野党が食い下がれるのか。

今回はその予想が順当にいけばというシナリオで書いてあります。何にしても政治と経済は密接ですし、大統領制じゃなくとも、日本の場合は首相が変わるだけで大きく経済は変わりがちです。

選挙は「誰が議員になっても同じ」と世間では言う方もいますが、実際は大きく変わる。事業や経済を学んでいるとよくわかることです。では続きに入ります。



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本文予告

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