【イラン情勢・石油問題】日本のエチレン減産で4月に棚が空く?20日分のナフサと22兆円の王あなたの冷蔵庫の危機 #エチレン #ナフサ #三井化学 #三菱ケミカル #出光興産 #ホルムズ海峡 #化学産業 #石油
📨 【読者からの質問】
ポス鳥さん、こんにちは。
三井化学がエチレンの減産を始めたというニュースを見ました。
正直、「エチレン」って何のことか全然わかりません。
石油の話はポス鳥さんの記事でだいたい分かってきたんですが、エチレンが止まると私たちの生活に何か影響あるんですか?
……3月も半ばに差しかかった朝です。
窓を薄く開けると、雨上がりの湿った空気がすうっと入ってきました。
まだ肌寒い。
私の手元には、湯気の立つほうじ茶。
器の底が、指先をじんわり温めています。
さて、このDMに結論から申し上げましょう。
「プラスチックの袋が値上がりするくらい」ではありません。
あなたの台所から、クローゼットから、車のタイヤから、家の断熱材から、病院の注射器まで。
エチレンが止まると、 あなたの生活そのものが大きく揺らぐ のです。
レジ袋どころの話ではない。
ペットボトル、ラップ、食品トレー、シャンプーのボトル、配管パイプ、自動車の内装材、合成繊維の服。
ほぼすべてがエチレンの子どもたち です。
そしてその子どもたちの「お母さん」であるエチレンの原料が、中東から来るナフサなのですが。
単に石油の輸入だけでなく、日本はそのナフサの 輸入の7割以上を中東に依存 しています。
ホルムズ海峡が塞がった今、お母さんのごはんが届かなくなった。
覚悟して聞いてください。
これは「遠い国の戦争の話」ではなく、 来月のあなたの冷蔵庫の中身の話 です。
✍️ 筆者コメント
今回の記事は、「エチレン」という聞き慣れない化学物質が、実はあなたの生活の隅々にまで入り込んでいるという話です。
三井化学、三菱ケミカル、出光興産。
名前を聞いたことがあっても、何を作っているか知らない方が多いでしょう。
その3社が立て続けに「減産」「停止の可能性」と言い始めた。
ニュースでは「エチレン減産」と4文字で片づけられていますが、あなたが明日スーパーで手に取るあの商品が、 棚から消えるかもしれない 話なのです。
今月もソースを丁寧に当たりました。
生活に直結する構造を、噛み砕いてお届けします。
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🧭 こんな人におすすめ
「エチレン」が何なのか、なぜ 世界で最も重要な化学物質 と呼ばれるのか、ゼロから知りたい方
ホルムズ海峡封鎖の影響が 原油だけでなく化学産業 にまで広がっている全体像を掴みたい方
来月以降、 プラスチック製品や食品包装の値上がり がどの程度になるか備えたい方
日本の化学メーカー3社が減産を始めた「本当の理由」と、 ナフサ在庫20日分 という構造的弱点を理解したい方
🗺️ 本文予告
第2章 では、エチレンから生まれる4つの化合物が、あなたの家の中のどこに潜んでいるかを「台所ツアー」で暴きます。世界市場 約20兆円超 の正体。
第3章 では、なぜ日本だけが特に脆いのか。ナフサ在庫 約20日分 という薄氷の構造と、原油備蓄254日分なのにナフサが先に枯渇するという「盲点」に踏み込みます。
第4章 では、三井化学・三菱ケミカル・出光興産の3社が立て続けに動いた裏にある「もう一つの危機」――中国の石化大増産という構造問題が、今回の減産を一層深刻にしている理由を掘ります。
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